「通いの合宿免許」ってどういうことでしょうか？ 料金はどのくらいかかりますか？

「通合宿（通いの合宿免許）」が、合宿免許と通学免許の良いところ取りだと注目されています。通合宿とは、自宅から通いながらも、合宿と同じ短期間で免許が取れるスタイルのことです。生活環境を変えずに、最短15日〜免許を取得できます。
 
本記事では、通合宿（通いの合宿免許）の具体的な内容について解説します。これから免許取得を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

車の通合宿プランとは

車の通合宿プランとは、自宅から通いながらも、まるで合宿免許のように短期間で車の免許を取得できるプランです。プラン料金はAT車もMT車も大きく変わらず、35～40万円が目安です。
 
目安ではありますが最短でAT車は16日～、MT車は18日～での取得が可能なため、できる限り早く免許を取得したい方や、まとまった期間で一気に勉強をしたい方に向いています。なお、自動車学校によっては、自身の予定に合わせて免許取得までのスケジュールをカスタマイズ可能です。
 
車の通合宿プランは現在、数多くの自動車学校で取り扱っているので、興味がある方はぜひ自宅近くの自動車学校の公式サイトを確認してみてください。

 

合宿免許との違い

合宿免許とは定められた期間、宿泊施設に滞在しながら免許取得のための学科・技能教習を受けるプランです。教習所やプラン、地域によって異なるものの、合宿免許にかかる費用の目安は20～35万円です。
 
入校日や教習所によって異なるものの、合宿免許であれば最短でAT車14日～、MT16日～で卒業できます。また、プランにもよりますが安い期間を狙って申し込みすれば20万円以下での取得も可能です。学割や早期予約割引などを行っている教習所もあるので、通合宿と迷っている方は比較検討してみましょう。

 

車の通合宿プランのメリットとデメリット

車の通合宿プランは通学免許や合宿免許とは異なり、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。それぞれについて、詳しく解説します。

 

車の通合宿プランのメリット

車の通合宿プランの主なメリットは、次のとおりです。
 

・自宅から通える
・卒業までのスケジュールが決められている
・合宿と同じ期間で卒業できる
・卒業が遅くなったとしても追加の宿泊費がかからない
・仮免に落ちても教習所で受験できる

 
車の通合宿プランの大きなメリットは、自宅から通える点です。生活環境を変えずに教習所に通えるので、学校や仕事があっても両立できるでしょう。また、最初に卒業までのスケジュールを組むため、合宿と同じ短期間での免許取得が可能となります。
 
合わせて、自身で学科や技能教習の予約を取らなくてもよいので、予約の取り忘れや取りたい日に埋まっていることもありません。合宿免許では万が一、卒業日が遅れてしまった場合は追加で宿泊費がかかりますが、通合宿は自宅から通うのでその点も安心です。
 
それ以外にも、自宅近くの教習所であれば普段使用する道で練習できるため、卒業後も安心して走れる魅力もあります。

 

車の通合宿プランのデメリット

では次に、車の通合宿プランのデメリットを見ていきましょう。
 

・自由にスケジュール管理ができない
・先着順の教習所だと早めに手続きが必要
・分割払いに対応していない場合がある

 
通合宿プランでは最短で免許取得できるように、あらかじめスケジュールが組まれているため、自身の都合でスケジュールを組みたい方には通学免許がおすすめです。また、基本的に先着順で受け付けをしている教習所が多いので、人数が埋まってしまったら予定を組み直さなくてはいけないでしょう。
 
教習所によっては一括払いのみ対応となるため、一度に数十万の用意が難しい方は事前の確認が必要です。このように、車の通合宿プランにはデメリットもあるため、メリットとよく比較して決めましょう。

 

車の免許を早く取得したい方は通合宿プランを検討しよう

通合宿プランは合宿免許のようにスケジュールが組まれており、自宅から通いながら早く車の免許を取得できます。魅力的なメリットが数多くありますが、デメリットもあるためよく考えてから契約しましょう。
 
車の通合宿プランが気になる方は、ぜひ自宅近くの教習所公式サイトを確認してみてください。

 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー