ETCの「休日割引」を使ったつもりが適用されず……。土日はいつでも割引されると思っていたのですが、何がダメだったのでしょうか？

配信日: 2025.02.15 更新日: 2025.09.26

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ETCの「休日割引」を使ったつもりが適用されず……。土日はいつでも割引されると思っていたのですが、何がダメだったのでしょうか？

ETCの「休日割引」は、土日や祝日に高速道路をお得に利用できる便利な制度です。しかし、「土日ならいつでも割引が適用される」と思い込んでいたら、実は対象外だった…！というケースも少なくありません。

実際、都市部の一部区間は対象外だったり、ゴールデンウィークやお盆などは割引が適用されなかったりと、知らないと損をするルールがいくつかあります。

そこで本記事では、休日割引が適用される条件や、適用されなかった場合に考えられる原因、確実に割引を受けるためのポイントについて解説します。

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 ▼

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1 ETC休日割引とは？土日ならいつでも適用されるわけではない！
2 休日割引が適用されなかった4つの理由
3 休日割引を確実に適用させるためのチェックリスト
4 休日割引のルールを理解して、お得に高速道路を使おう！

ETC休日割引とは？土日ならいつでも適用されるわけではない！

ETCの「休日割引」は、高速道路をお得に利用できる便利な制度ですが、「土日なら無条件で割引される」と思っていても、適用されないケースがあります。実際に「割引されなかった！」という声も多く、事前に仕組みを正しく理解しておくことが重要です。

＜ETC休日割引の基本ルール＞
休日割引が適用されるのは、以下の条件を満たした場合です。

・対象車種：普通車・軽自動車・二輪車（中型車以上は対象外）
・適用日：土日・祝日の0時〜23時59分（特定日を除く）
・対象道路：NEXCO（東日本・中日本・西日本）が管理する地方部の高速道路と一部の有料道路（東京・大阪近郊は対象外）
・割引率：30％

つまり、「ETCを使って土日に走れば必ず割引される」というわけではなく、適用除外の道路や特定日があるため注意が必要です。

無職の息子（45歳）が私の年金に頼って暮らしています。私の死後、遺族年金は一切出ないと聞きました。生活保護は受けられるでしょうか。

「老後は年金でなんとか暮らしていける」と思っていたのに、いつの間にか成人した子どもが働かず、自分の年金に頼るようになってしまった。そんな悩みを抱える親は決して少なくありません。特に、高齢の親の年金が一家の唯一の収入源となっている場合、親の死後に残される無職の子がどう生活していけるのかは、深刻な問題です。

更新日:2025.11.28

休日割引が適用されなかった4つの理由

では、「休日割引が適用されなかった」ケースでは何が問題だったのでしょうか？ここでは、代表的な4つの原因を解説します。

1. 対象外の道路を走っていた

休日割引の対象は「NEXCOが管理する地方部の高速道路」ですが、以下のような都市部の高速道路は適用外となります。

【休日割引が適用されない区間】
（東日本高速道路株式会社 NEXCO東日本ドラぷら ETC 休日割引より）

・東京近郊
東北道（川口JCT～加須）、常磐道（三郷～谷田部）、関越道（練馬～東松山）、東関東道（湾岸市川～成田）、新空港道、東京外環道、東名高速（東京～厚木）、新東名高速（海老名南JCT～厚木南）、中央道（高井戸～八王子）、京葉道路、第三京浜道路、横浜新道、横浜横須賀道路、圏央道（茅ヶ崎JCT ～久喜白岡JCT ）、新湘南バイパス（藤沢～茅ヶ崎JCT）

・大阪近郊
名神高速（大津～西宮）、新名神高速（城陽～八幡京田辺JCT、高槻JCT～川西）、中国道（中国吹田～西宮北）、近畿道（吹田～松原）、阪和道（松原～岸和田和泉）、西名阪道（天理～松原）、京滋バイパス（瀬田東～久御山淀）、第二京阪道路（鴨川東～門真JCT）、堺泉北道路、南阪奈道路

都市部の高速道路は、そもそも休日割引の対象外なので注意が必要です。地方部へ移動する場合も、出発地や目的地によっては割引が適用されないことがあります。

2. 休日割引の適用除外日だった

実は、土日・祝日であっても「休日割引が適用されない日」があります。

【適用除外日】
・ゴールデンウィーク（GW）
・お盆（8月中旬）
・シルバーウィーク（9月中旬）
・年末年始（12月末〜1月初旬）

混雑緩和のため、長期休暇期間中は休日割引が適用されません。「祝日だから割引されるだろう」と思っていると、意外と適用外になっている可能性があるので、事前にNEXCOの公式サイトで確認することをおすすめします。

3. ETCの無線通信が正常にできていなかった

ETCの無線通信が正常に行われなかった場合、割引は適用されません。例えば、以下のようなケースです。

・ETCカードの挿し忘れ…… 挿し忘れたまま走行すると、通常料金が適用される
・ETCレーンで「一般」ゲートを利用…… ETCレーンを利用しないと割引適用されない
・ETC車載器の不具合…… 古いETC車載器だと、通信エラーが発生することがある

高速に乗る前に、ETC車載器の動作確認をし、ETCカードが正しく挿入されているかチェックしましょう。

4. 割引対象外の車種だった

休日割引が適用されるのは「普通車・軽自動車・二輪車」のみで、中型車・大型車・特大車は対象外です。

例えば、会社の社用車やレンタカーで中型車を利用していると、割引が適用されないことがあります。マイクロバスやトラックなどを利用する場合は、ETCの別の割引制度（深夜割引や大口・多頻度割引など）を確認しましょう。

休日割引を確実に適用させるためのチェックリスト

「また割引されなかった！」とならないように、以下のポイントを事前に確認しましょう。

・利用する道路が「地方部の高速道路」か確認する（都市部の高速は対象外）
・適用除外日（GW・お盆・年末年始）ではないかチェックする
・ETCカードをしっかり挿入しているか確認する
・車載器が正常に作動しているか確認する（ランプが青色で点灯しているか）
・割引対象の車種（普通車・軽自動車・二輪車）で走行する

これらを意識すれば、休日割引を逃さずに利用できます。

休日割引のルールを理解して、お得に高速道路を使おう！

ETCの休日割引は、条件を満たせば30％割引されるお得な制度ですが、「土日ならいつでも割引される」と思い込んでいると、適用されないことがあります。

特に、都市部の高速道路は適用外であることや、ゴールデンウィークやお盆などは対象外になることを知らずに利用すると、「思ったより高い料金を支払うことに……」ということになりかねません。

確実に休日割引を適用させるために、事前にルールをチェックし、スムーズに高速道路を利用しましょう。