専門学校の友人と卒業旅行へ行くためにバイトを頑張っている娘。同級生は旅費を親が出すそうなのですが、普通なのでしょうか…？

2月～3月は、一般的に卒業旅行に行く人が増えるといわれているシーズンです。学校の春休みを利用して旅行に行く人も多いでしょう。旅行にかかる費用とあわせて気になるのは、子どもと親、どちらが旅行代金を支払うのかについてです。
 
そこで、今回は卒業旅行にかかる費用相場とあわせて、親がお金を出す際の注意点について解説します。これから子どもの卒業旅行を控えているご家庭は、ぜひ参考にしてください。

卒業旅行の費用相場

卒業旅行とは、一般的に卒業間近の学生が、仲のよい友人と行く旅行をいいます。卒業旅行は2月～3月の春休みだけでなく、8月～9月の夏休みを利用して行く人もいるようです。
 
卒業旅行の費用については、目的地や日数、プランなどによって金額の幅はありますが、5万円～10万円程度が相場のようです。海外に行く場合でも、20万円以内に抑えるケースが多いでしょう。
 
卒業旅行には、宿泊費・交通費を始め、レジャー費、飲食代、お土産代などさまざまな費用が必要になります。
 
高校生の場合、予算的に海外に行くのは難しいケースもありますが、大学生では少し無理してでも、海外へ行こうと考える人も出てくるでしょう。先にご紹介した卒業旅行における予算は国内旅行と海外旅行、どちらにおいても、行き先やプランの立て方によって金額は大きく異なると考えておくとよいかもしれません。
 

卒業旅行の費用は子どもと親のどちらが支払うのか？

卒業旅行の費用を子どもと親のどちらが支払うかは、家庭ごとの価値観や状況により異なります。大切なのは、親子で十分にコミュニケーションを取りながら、お互いに納得したうえで結論を出すことです。
 
高校生の場合、卒業旅行の費用が準備できず、親が全額出すケースもあるでしょう。一方で大学生では、仕送りをもらっているから申し訳ない、親に負担をかけたくないなどの理由から、アルバイトや貯金から費用を支払ったという人も少なくないようです。
 

親が援助する場合の注意点

卒業旅行の費用を子ども自身が用意するのは、自立に向けた第一歩になります。旅行の計画を立てる、アルバイトや貯金から旅行のお金を用意するなどの経験は、責任感や自己管理能力を育てるよい機会といえます。
 
費用が足りない場合、すぐに援助するのではなく、本当にその金額が必要か検討することが大切です。具体的な計画を確認したうえで必要であれば、プランを見直すのもひとつの方法です。プランの見直しをしても追加費用が必要な場合は、子どもへの援助を検討してみましょう。
 

卒業旅行で人気の行き先

手ごろな料金で行ける海外旅行先として、韓国や台湾などのアジア圏、もう少し遠くへ行く場合には、オーストラリアやハワイなどが人気のようです。社会人になると長期休暇が取りづらくなることから、ヨーロッパ方面へ行く人もいるでしょう。
 
国内の旅行先として人気なのは、北海道や沖縄を始め、東京ディズニーリゾートやユニバーサル・スタジオ・ジャパンなどのテーマパークも人気とされています。
 

卒業旅行の費用を親が全額出すかどうかは家庭ごとの価値観や状況により異なる

卒業旅行の費用を、全額親が負担するかどうかは、家庭ごとの価値観や状況によって異なるでしょう。大切なのは、親子で話し合う時間を十分に設けて、双方が納得したうえで結論を出すことです。
 
卒業旅行の予算としては、5万円～10万円ほどが相場とされています。ただし、卒業旅行にかかる費用は、行き先やプランの立て方により大きく異なると考えておきましょう。
 
あらかじめ決めた予算をオーバーしそうな場合は、子どもの自立を促すためにも、すぐに援助をするのではなく、本当にその金額が必要なのか十分に確認することが大切です。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー