外壁塗装などのリフォーム工事に「20万円の補助金」が出る可能性がある？工事前に知っておきたい「補助金制度」を解説
補助金を利用する場合、自治体や補助金の内容によって申請方法が異なります。申請時には、抜けや漏れがないよう確認しましょう。今回は、外壁塗装で利用できる可能性がある補助金制度や、自治体を例にした申請の流れなどについてご紹介します。
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外壁塗装で利用できるかもしれない補助金とは？
住宅の外壁塗装を始めとするリフォームを行う際、内容によっては補助金や助成金を国や自治体から受け取れる可能性があります。国土交通省によると、令和6年5月2日時点で申請可能なリフォームに関する国の補助金制度の一例は以下の通りです。
・長期優良住宅化リフォーム推進事業
・子育て支援型共同住宅推進事業
・住宅 建築物安全ストック形成事業
・次世代省エネ建材の実証支援事業
・既存住宅における断熱リフォーム支援事業
・介護保険法にもとづく住宅改修費の支給
なかでも、省エネ対策ができるような事業に対して配られる補助金は、持ち家のリフォームにも対応している可能性があるでしょう。例えば、長期優良住宅化リフォーム推進事業では、耐震性や劣化対策などのほかに、省エネルギー対策も性能向上リフォーム工事の項目として挙げられています。
外壁塗装には、省エネルギー対策として、断熱塗料や遮熱塗料が含まれているものがあるため、補助金の対象として認められやすいでしょう。
また、既存住宅の断熱リフォーム支援事業も省エネルギー対策を目的とした断熱改修支援が目的の補助金です。外壁塗装で省エネルギー効果が認められるなら、補助金を受け取れる可能性があります。ほかにも自治体独自の補助金制度もあるので、チェックしておきましょう。
補助金の申請方法
補助金の申請方法は事業内容や自治体によって異なります。今回は、埼玉県吉川市の住宅改修費補助事業と、埼玉県川口市の川口市住宅リフォーム補助金を例に、流れを解説します。
省エネに対応している外壁塗装が適用範囲に含まれるかは、自治体に問い合わせて確認しましょう。また、今回ご紹介する補助金は令和6年度のものです。令和7年度に同じ内容の補助金が募集されるかは未定となっているため、注意が必要です。
埼玉県吉川市
埼玉県吉川市の住宅改修費補助事業は、最大10万円を限度額として、抽選で20万円以上の工事費用の10％を補助してもらえます。条件は以下の通りです。
・埼玉県吉川市に1年以上住民登録をしている
・交付申請時に市税を滞納せずすべて支払っている
・リフォームする住宅の持ち主であり、かつ、その住宅に住んでいる
・過去に同じ補助金を受け取っていない
なお、工事に関しても市内に本店のあるリフォーム業者が行うといった条件があるため、詳しくは吉川市の公式サイトから確認しましょう。
申込書を提出するときは、吉川市住宅改修補助金交付申請事前申込書と改修工事見積書の写しを用意します。抽選に当選したあとは、吉川市住宅改修費補助金交付申請書と住宅の所有者である証明書を提出しましょう。
埼玉県川口市
埼玉県川口市でも、リフォーム費用の補助金を受け取れる可能性があります。最大10万円を限度とし、税込み20万円以上のリフォーム工事で5％の金額が補助金額です。埼玉県川口市内にある住宅かつ埼玉県川口市の業者が行う工事が対象になります。
申請をする際は、先に工事業者から見積もりを取ったあとに交付申請を行い、交付決定後に工事へ着手、完了後に報告することで、補助金が確定します。
外壁塗装の内容によっては補助金制度が適用される可能性がある
国や自治体では、条件を満たしたうえで住宅工事を行ったりリフォームしたりすると、補助金の対象になる可能性があります。外壁塗装が必ずしも補助金の対象になるとは限りませんが、工事を始める前に補助金を利用できないか自治体に問い合わせたほうがいいでしょう。
自治体独自でリフォーム工事の補助金を出している場合、工事業者の所在地も指定される場合があります。契約を結ぶ前に、補助金制度の条件に当てはまっているかもよく確認しておきましょう。
埼玉県吉川市のように、抽選制で補助金の申請を受け付けている自治体も存在します。抽選制の場合は、外れると工事に着手しても受け取れません。
出典
国土交通省 住宅リフォームの支援制度 ※令和6年5月2日時点
埼玉県吉川市 住宅改修費補助事業抽選結果（令和6年度募集分）と申請書類について
埼玉県川口市 令和6年度（2024年度）川口市住宅リフォーム補助金は終了しました。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
