契約している月極の駐車場で「警告」の張り紙が！ 車の故障により「代車」を利用しているのですが、ルール的にダメなのでしょうか？

月極駐車場を利用している方の中には、代車を駐車しても問題ないか気になっている人もいるでしょう。本記事では、月極駐車場の基本的なマナーや代車を停める際の対処法、月額料金を節約するためのコツなどを紹介します。

月極駐車場とは

月極駐車場とは1ヶ月単位で契約を結び、定期料金を支払うことで利用できる駐車場を指します。契約期間は一般的に1～2年が多いものの、条件次第では6ヶ月など短期間の契約が可能な場合もあります。
 
月極駐車場のタイプは多岐にわたり、舗装がしっかり施された駐車場から、砂利を敷いただけのシンプルなものまでさまざまです。契約条件や利用ルールは駐車場ごとに異なるため、細かな規約を確認することが大切です。
 

代車を駐車する際は事前に連絡する

月極駐車場の契約では、通常、契約車両の情報（車種、ナンバー、色など）が登録されます。契約中の車以外を駐車することは基本的に認められていません。代車を駐車場に停める際は、必ず管理会社やオーナーに事前に連絡して許可を取る必要があります。
 

月極駐車場を利用する際の基本的なマナー

月極駐車場は、多くの利用者が共有するスペースであるため、ルールやマナーを守ることが大切です。ここでは、月極駐車場利用時に気を付けるべき基本的なマナーを紹介します。
 

契約した車以外のものを置かない

月極駐車場を利用する際、契約した車以外のものを駐車場に置くことは原則として避けるべきです。車内で出たゴミや私物を駐車場に放置しないようにしましょう。
 
ゴミを放置すると、カラスや猫などが荒らして周囲に迷惑をかける場合があります。また、私物が風で飛ばされて他車に傷を付けるリスクもあるため、駐車場内を清潔に保つよう心掛けることが大切です。
 

近隣住民とのトラブルを避ける

大声での会話やカーオーディオの音、ヘッドライトの光などは、近隣住民とトラブルを引き起こす原因になりやすいため注意しましょう。
 
エンジン音も想像以上に響くことがあるため、住宅街にある駐車場では深夜の出入りを控えめにする配慮も必要です。万が一、利用者のマナーやルール違反が原因で苦情が寄せられ、管理会社やオーナーに伝われば、月極駐車場の利用が制限されることもあります。
 

賃料は期日までに忘れずに支払う

賃料は、必ず期日までに支払いましょう。賃料支払いが遅れると信用度が低下し、管理会社やオーナーとの関係が悪化することがあります。
 
万が一、支払いに遅れが生じた場合は、早めに管理会社やオーナーに連絡を入れ、事情を説明しましょう。
 

月極駐車場の賃料を安く抑えるコツ

月極駐車場の賃料を安く抑えるためには、いくつかのポイントに注意を払うことが重要です。駐車場の設備や立地条件、周囲の需要によって賃料は大きく変動するため、事前にしっかりと調べることが節約につながります。ここでは、月極駐車場の賃料を節約するためのポイントを2つ紹介します。
 

駐車場の設備に注目する

まず、駐車場の設備に注目しましょう。シャッターや屋根がある駐車場をはじめ、コンクリートでしっかり舗装された駐車場は人気がありますが、賃料は高めの設定です。
 
一方、舗装されていない砂利の駐車場や、出入り口が狭く停めにくい場所は安価で提供されていることが多い傾向です。設備にこだわりがなく、車を停めるスペースがあればよいという方は、こうした場所を選ぶことで賃料を大きく抑えられます。
 

駐車場の立地をチェックする

駐車場の立地も、賃料に影響を与える重要な要素です。駅近やマンション密集地の駐車場は需要が高いため、賃料も上がります。
 
また、人気エリアの駐車場は常に満車状態にあることが多く、空きが出ても価格交渉に応じてもらえないことも少なくありません。一方、駅から少し離れたエリアや住宅地の一角にある駐車場は需要が低いため、賃料が安く設定されていることが多く、予算に合った駐車場を見つけやすくなります。
 
徒歩で10分程度離れるだけで賃料が大きく変わることもあるため、立地条件を考慮すれば経済的に有利な選択ができるでしょう。
 

契約している月極駐車場に代車を停めるなら事前に知らせる

月極駐車場に契約していない車両を停めることは、原則として禁止されています。代車を停める際には、必ず事前に管理会社やオーナーに連絡し、許可を得るようにしましょう。
 
また、駐車場を利用する際は、他の利用者とのトラブルを避けるため、マナーやルールを守ることが大切です。
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー