新幹線に乗って「チケット」を紛失！ 売り場で事情を話せば「追加料金なし」で出ることはできる？ あとでチケットが見つかったら「払い戻し」は受けられるの？ 対処法を解説

新幹線に乗るにはチケットが必要ですが、場合によっては「紛失」してしまうケースもあるかもしれません。チケットがない状態では、正式な手続きで乗車したかが分からないといえます。
 
また、新幹線に乗っている間はチケットをなくしたと思っていても、家に帰って荷物整理をすると荷物の中から見つかる可能性も考えられます。
 
本記事では、新幹線でチケットをなくしたときの対処法などについて解説するので、気になる人は参考にしてください。

新幹線のチケットをなくしたときの対処法は？

新幹線のチケットをなくしたときは、駅のチケット売り場や列車の係員に相談してチケットの再発行を受けます。再発行を受けるチケットは、なくしたものと同じ区間・列車・設備の無割引と同じです。つまり、再度チケットを購入するということになります。
 
また、盗難被害にあったときにも同様の取り扱いになるので、盗難による保障はされません。
 
なお、定期券や一部のおトクなチケットは、この取り扱いがされないため、紛失しないように注意しましょう。
 
買い直したチケットは、下車駅で「再収受証明」を受けて持ち帰り、途中で捨てたりなくしたりしないようにしてください。再収受証明は、後からチケットが見つかった場合に払い戻しを受けるために必要です。
 

家に帰ってからチケットが見つかった場合はどうする？

新幹線内でチケットをなくしたと思っていたが、家について荷物整理をして見つかるケースがあるかもしれません。再発行を受けたチケットは、「再度運賃・料金を支払った日の翌日から1年以内」の間は、運賃・料金の払い戻しが受けられます。
 
払い戻しを受けるためには、下車駅で受け取った再収受証明が必要で、紛失したと思っていたチケットと、再収受証明のあるチケットの両方を駅に持参してください。駅で提出すると手数料220円（指定券340円）の手数料を差し引いて、運賃・料金が払い戻しされます。
 
ただし、なくしたチケットがおトクなチケットの場合、あとから購入したチケットの利用状況によって払い戻しができないケースがあるので注意してください。詳しい内容は、駅の窓口などで直接駅係員に聞いて確認してください。
 
再購入したチケットがなくしたチケットと同じ区間・列車・設備ではない場合、払い戻しがされない可能性があります。また、なくしたチケットと同じ利用条件で使っていないと判断されたときにも、払い戻しがされないかもしれません。
 
そのため、再購入するチケットについて、しっかり確認して、間違えないようにしましょう。
 

会社によってチケットの払い戻し内容が違う可能性がある

同じJRでも、会社によってチケットの払い戻し内容が違う可能性があります。例えば、JR東海では、東海道・山陽新幹線（東京から博多間）の指定席をクレジットカードで購入しているなら、JR東海指定の方法で申請すると、可能な範囲で紛失したチケットの使用状況を確認可能です。
 
クレジットカードでチケットを購入したのか、現金で購入したのかなどが払い戻しに影響します。具体的な内容を各会社に確認して、決められている期限までに決められている手続きをしてください。
 

まとめ

新幹線に乗っていてチケットをなくしたとしても、焦らずに駅のチケット売り場や駅員に相談することが大切です。後からチケットが見つかった場合に払い戻しを受けるためには、再購入するチケットが、同じ区間・列車・設備などいくつかのポイントを抑えなければなりません。自分で判断すると間違いが起きるリスクが考えられるので、きちんと駅員に説明を受けましょう。
 
また、再収受証明は払い戻しの際に必要なので、必ず下車駅で受け、なくさないようにしましょう。
 

出典

東日本旅客鉄道株式会社 きっぷをなくした場合
東海旅客鉄道株式会社 きっぷをなくした場合
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー