「エミレーツ航空」の「ビジネスクラス」に乗ったという友人。東京からドバイで「約70万円」と聞いたのですが「エコノミークラス」と料金はどれくらい違うのでしょうか？また、サービスの違いはどこにあるのでしょうか？

いつかビジネスクラスで優雅な空の旅をしたい、そのように考えたことがある人もいるかもしれません。航空会社によってサービス内容に違いがみられますが、サービスの裏には、エコノミークラスとの大きな価格差が存在しているようです。
 
そこで今回は、エミレーツ航空を例に、エコノミークラスとビジネスクラスのサービス内容、料金の違いについて解説します。

何が違う？ エミレーツ航空の「エコノミー」と「ビジネス」

エミレーツ航空のエコノミークラスとビジネスクラスでは、提供されるサービスに大きな違いがあるようです。ビジネスとエコノミーの違いを見てみましょう。
 

エコノミークラスの主な特徴

エコノミークラスを利用して搭乗する場合、空港では一般的な流れでの手続きとなるようです。チェックインについては、チェックインカウンター以外に、オンラインチェックインも可能とされています。
 
機内は、標準的なリクライニングシートで、シートピッチや幅は機材によって異なり、一般的な国際線のエコノミークラスよりは若干ゆとりがあるようです。
 
機内食は、メインの食事とは別に、ソフトドリンクやビール、ワインなどが無料で提供されるとしています。アメニティーとしては、靴下・アイマスク・歯磨きキット・しおりなどの再利用可能なものが、ポーチに入れて用意されているようです。
 
また、シートに個人用モニターが用意されており、映画などの動画をフライト中に楽しむことができるとされています。
 

ビジネスクラスの主な特徴

ビジネスクラスでは、空港サービスがグレードアップされているようです。専用のチェックインカウンターが用意されているほか、優先搭乗、優先荷物受け取りなどが利用できるとされます。一部都市では無料の送迎サービスも利用可能とされているようです。
 
長距離路線のビジネスクラス機内は、フルフラットになるシートが主流のようで、プライバシーが確保された空間で、睡眠や仕事にも集中できる可能性があるでしょう。
 
機内食は、質にこだわった食事が提供されるとしています。総2階建てのエアバスA380型機では、機内にビジネスクラス乗客専用のバーラウンジが設けられていることも特徴的で、上質なワインやスピリッツなど、ドリンクの選択肢も豊富なようです。
 

気になる価格差は？ 成田発とした場合のドバイまでの往復で比較

航空券の価格は、予約時期・搭乗時期・予約クラス・空席状況、片道か往復かによって変動する可能性があります。
 
例えば、2ヶ月先の東京（成田）とドバイ間の料金では、エコノミークラスで13万190円から、ビジネスクラスでは69万3390円からです。また、4ヶ月先の場合、エコノミークラスで11万1700円から、ビジネスクラスで43万100円からといった料金になっていました。
 
ビジネスクラスはエコノミークラスの4〜5倍程度の価格となっているようです。ただし、この価格差は、セール運賃や利用する路線・時期によって、さらに開くことや、逆に縮まることもあるかもしれません。
 

航空会社によってサービスはさまざま

エコノミークラスやビジネスクラスのサービス内容は、航空会社によって異なることが一般的です。シートの種類・フロア設計・食事の質・ラウンジの設備・アメニティーの内容などは、各社が独自性を打ち出しています。
 
同じ「ビジネスクラス」といった名称でも、A社とB社のサービスが全く同じとは限りません。エミレーツ航空のビジネスクラスの提供する価値が、他社の同クラスと比較してどうかといった視点も、航空会社選びにおいては重要になるでしょう。
 

エミレーツ航空のビジネスとエコノミー、価格差は約4〜5倍

エミレーツ航空のビジネスクラスは、エコノミークラスの約4〜5倍の価格差があると分かりました。この価格差は、単に座席が広いだけでなく、機内での快適な睡眠やプライベート空間の提供、質の高い食事や飲み物の提供といったサービス内容に差があるようです。
 
最終的にその価格差に見合う価値を感じるかどうかは、記念旅行、出張、長距離移動の負担軽減など、個人の価値観や旅行の目的などによって異なるのかもしれません。
 

出典

Emirates　エコノミークラス
Emirates　ビジネスクラス
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー