高校に入学した甥っ子に、入学祝いとして「1万円」を渡したいのですが、高すぎるでしょうか？相場を知りたいです。

親戚が高校に入学する前後のタイミングで、入学祝いを渡す方は多いかもしれません。
 
しかし、甥っ子や姪っ子の場合、どのくらいの金額にすればよいか悩むこともあるでしょう。
 
そこで今回は、高校の入学祝いの相場について、関係性ごとにご紹介します。あわせて、現金以外にも喜ばれる可能性のあるアイテムも解説します。

高校の入学祝いの相場はいくら？

ビッグローブ株式会社が運営するサイト「オクルヨ（ocruyo）」が実施したアンケート調査によると、姪っ子・甥っ子への卒入学祝いであげる金額の平均は1万3046円でした。
 
最も多かったのが「5000～1万円」の36.7％、次いで、29.1％の方が「1～3万円未満」と回答しており、半数以上が5000～3万円の範囲で包んでいるようです。なお、「3000円～5000円未満」と回答した方も19.7%おり、相場としては3万円以内が目安といえるでしょう。
 
また同調査によると、祖父母から孫に贈る高校の入学祝いの金額についても公表されており、平均は2万2094円でした。小学校の平均は1万4346円、中学校の平均は1万6886円となっているため、中学校や小学校のときの入学祝いより多めに渡す傾向があると考えられるでしょう。
 
しかし、具体的に「〇〇円渡さないといけない」という明確な決まりはありません。そのため、付き合いの多さや親戚同士話し合って金額を決めるという方法も1つの手だと考えられます。さらに兄弟姉妹がいる場合は、それぞれの入学祝い時に金額の差が出ないような配慮も大切です。
 
関係性や立場、甥や姪の人数によっても包む金額は異なるため、相場を参考にしながら入学祝いの金額を決めるとよいでしょう。
 

高校の入学祝いの包み方

高校の入学祝いを渡す際の包み方は以下の通りです。
 

・適切な水引を選ぶ（紅白の蝶結びが使用されることが多い）
・包む金額によって祝儀袋のスタイルを変える（例）1万円以内：印刷型の水引
・表書きには「御入学祝」や「合格御祝」などと書く
・表書きの下に贈り主の名前を書く
・外袋（外包・上包）は、上を先に折って下を折る

 
のし袋は、金額にあわせて選ぶようにしましょう。場合によっては目安の包み額が記載されている場合もあるため、参考にすると選びやすくなる可能性があります。
 
また、お祝いごとのため、水引の種類や外袋を折る手順なども気をつけるようにしましょう。
 

現金以外に高校の入学祝いで喜ばれるものはある？

高校の入学祝いは、現金以外にも喜ばれる可能性のあるアイテムが多数あります。
 

・商品券やギフトカード
・腕時計
・カードケース
・電子辞書
・文房具

 
高校の入学祝いは、日常生活で使用できるものや、高校生活で新たに必要になるものが喜ばれる傾向があるでしょう。例えば、腕時計は共通テストなどでも使用できるようなので、高校入学時から持っておくと便利かもしれません。
 
入学祝いは必ずしも現金である必要はないため、事前に欲しいものが分かっている場合や親戚で金額を統一した場合は、ちょっとしたアイテムを準備する方法もよいでしょう。
 

甥っ子への高校の入学祝い相場は3万円以内が目安。現金以外も候補に入れることを検討しよう

甥っ子への高校の入学祝いは約40％の方が5000～1万円包んでいるようです。また、半数以上が5000～3万円の範囲で渡しているようです。ただし、関係性や立場、甥や姪の人数などによっても包む金額は異なる可能性があります
 
また、入学祝いは必ずしも現金で渡す必要はありません。例えば、商品券や電子辞書など、高校生活で使用できるようなアイテムも喜ばれる可能性があります。
 
ぜひ、関係性や甥の欲しいものにあわせて、贈り物の予算や入学祝いの金額を考えてみてください。
 

出典

ビッグローブ株式会社　オクルヨ（ocruyo）　【1956人に聞いた】入学祝いの相場・金額は？孫や甥っ子・姪っ子への平均予算はいくら？
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー