40歳の記念に「120万円の高級時計」を買おうと思っています。「高級時計は資産にもなる」と聞いたのですが本当でしょうか？
そこで本記事では、高級腕時計の“資産価値”について、基本的な考え方や見極めるポイントを解説します。
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高級腕時計が資産になる理由
よく「高級腕時計は資産になる」「高級腕時計には資産価値がある」などといわれますが、それにはいくつかの理由があります。
換金率が高い
高級腕時計に資産価値があるといわれる理由のひとつは、「換金率」にあるとされています。高級腕時計を売却した際に、どれくらいの価格で売れるのかを表す指標が換金率です。換金率が100％を超える場合、つまり購入時よりも売却時のほうが価格が高ければ、その分だけ利益になるでしょう。
高級腕時計のなかには、一部の人気ブランドや希少モデルが、定価を超える価格で取引されることもあります。これが「高級腕時計は資産になる」「高級腕時計には資産価値がある」などといわれている理由のひとつです。
とはいえ、すべての腕時計がこれに当てはまるわけではなく、販売から月日が経過し、市場価格が当時の定価よりも下がっていることもあります。
長く使える
高級腕時計は構造にもよりますが、壊れた場合の修理も含めて正しいメンテナンスを施すことで、長い期間使用することが可能です。大事に扱われてきたものは、親から孫の代まで受け継がれることも少なくありません。
メンテナンスには費用がかかりますが、買い換えるよりは安価で済むケースが多いでしょう。長く利用するなら、定期的にメンテナンスを行うほうが結果的にコスパがよくなるかもしれません。
高級腕時計は、中古品であっても価値が高いものがあります。長く使えることは、中古品を購入する際の安心材料のひとつになります。
その結果、長寿命やブランド力など複数の要素で中古市場での価値が高まるのです。中古市場での価値の高さは、高級腕時計に資産価値の高さを示す要因のひとつといえるでしょう。
需要がある
高級腕時計に限らず、価値が生まれる条件のひとつに需要と供給があります。需要があれば価値が生まれ、需要があるなかで供給が少なければ希少性が上がるため、その価値は高まります。
時代や経済状況などによって上下はあるものの、一部の人気ブランドやモデルを中心に高い需要が続いています。高級腕時計は供給がそれほど多くない商品です。その状況で需要があることから、供給量とのバランスで資産価値が生まれているのです。
資産価値の高い高級腕時計の特徴
一般的に資産価値があるといわれる高級腕時計ですが、そのなかでも資産価値が高い高級腕時計の特徴をいくつか紹介します。
壊れにくい
売却や換金率を考えるうえで、壊れにくさは重要です。しかし、高級腕時計だからといってもそのすべてが壊れにくいわけではありません。高級腕時計の堅牢性をチェックするうえで、重要な点は以下の通りです。
・防水機能の有無
・ブレスレットの頑丈性
・衝撃への耐久性
腕時計は盤面に注目しがちですが、ブレスレットも重要です。ステンレス製のベルトは、湿気や摩耗などに強いとされています。
キズが少ない
売却を考える場合、キズが少なく新品に近いほど資産価値は高まります。資産価値を高めるには、できるだけ新品に近い状態を保つことが重要です。売却の際に高価値になる可能性を高めるだけでなく長く使い続けるためにも、丁寧に扱ってキズや汚れが少ない状態を保つことが大切です。
国際的に人気が高いもの
高級腕時計は日本だけでなく、世界中で人気があります。国際的に人気が高ければその分だけ市場も広がり、需要の観点でも資産価値が高くなるでしょう。
日本ではあまり知られていないブランドであっても、海外では高い人気を誇っているケースもあります。もちろん逆のケースもありますが、高級腕時計の資産価値を見極めるには国際的な人気を考慮することも重要です。
“資産になる時計”を選ぶために大切なこと
高級腕時計は換金率の高さや需要と供給、長持ちするなどの理由により、一般的に「資産価値が高い」「資産になる」といわれています。ただし、すべての高級腕時計に高い資産価値があるわけではありません。
壊れにくさやキズの少なさに加え、国際的に人気があるものは資産価値が高くなりやすいとされています。高級腕時計を“資産”として捉えるには、選び方と扱い方がポイントになります。記念の1本として長く付き合える時計を見極めて選びましょう。
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
