「クラスで脱毛してないの私だけ…」中学生の娘の相談にビックリ！ 子どもが「永久脱毛」するのは普通ですか？「脱毛=して当然」の風潮とリスクとは
とはいえ、親世代の感覚では「本当に必要？」「まだ早いのでは？」と戸惑うのももっともなことかもしれません。今回は、医療脱毛の実情や金額、そして慎重に向き合うべき理由について分かりやすく紹介します。
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女子中学生の医療脱毛、実際どれくらい増えている？
医療脱毛クリニック「リゼクリニック」の調査によると、女子中学生（14歳、15歳）の来院者数は、2017年度から2022年度の6年間で3.4倍まで増加しています（図表1）。なお、男子中学生（14歳、15歳）では7.1倍になっています。
子どもの中では、「ムダ毛の悩みを早めに解消したい」というニーズが高まっていることがうかがえます。 脱毛への関心は決して珍しいものではなくなっています。
図表1
医療法人社団風林会リゼクリニック 小・中学生の親に聞く／我が子の「美容・脱毛」に関する調査 2024年度（PR TIMES）
腕・脚・脇の脱毛、費用はどのくらい？
リゼクリニックの公式サイトによると、例えば、腕や脚の脱毛は5回で8万円台～9万円台、脇だけならさらに手頃な価格で受けられる場合もあります。かつては何十万円もかかった永久脱毛は、今では分割払いや部分プランによって、家庭の負担を抑えて通うことが可能になっています。
とはいえ、価格面だけで決めるのではなく、施術の安全性や医師の診療体制などもしっかり確認することが大切です。
「脱毛が当たり前」になる風潮に、懸念の声も
脱毛を意識し始める子どもが増える中で、子どもの施術に対応するクリニックが増えています（リゼクリニックでは親権者の同席を必須に8歳から契約が可能）。一方、「子どもの脱毛が当たり前になってほしくない」という慎重な声もあります。
実際、リゼクリニックの医師の見解では「体毛の有無が評価の基準になってしまう社会」に警鐘を鳴らし、「自分で納得したうえで施術の判断をしてほしい」とメッセージを発信しています。
体毛には本来、外的刺激から肌を守る役割もあり、成長途中の体に負担となるリスクもゼロではありません。だからこそ、親子でしっかり話し合い、「なぜ脱毛したいのか」「どんな方法が自分に合っているのか」を丁寧に考えることが大切です。
親として、子どもの気持ちに寄り添う姿勢を
SNSや同級生との話題を通じて、「脱毛しているのが普通」という風潮は今後さらに広がっていく可能性が高いでしょう。親から見れば「まだ早い」と思う年齢でも、本人にとっては深刻な悩みであることもあります。
大切なのは、「必要かどうか」を一方的に判断するのではなく、子どもの気持ちや背景を丁寧に聞くこと。そのうえで、専門家である医療機関の説明を受け、一緒に納得できる方法を探していくことが、親子双方にとって、心と体の安心につながる選択肢になるのではないでしょうか。
出典
医療脱毛専門院リゼクリニック 小・中学生の親に聞く／我が子の「美容・脱毛」に関する調査 2024年度（PR TIMES）
医療法人社団風林会リゼクリニック 未成年の方へのご案内
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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