世帯年収「800万円」なのに、子2人のスイミング月謝が「月2万円」で家計を圧迫…！ほかの家庭も同じなのでしょうか？

子どもの習い事代が家計を圧迫している家庭もあるでしょう。
 
同じ習い事をしている子どもがいるほかの家庭では、月にどれくらいかかっているのか、収入に対する割合はどのくらいなのか、気になる人もいるかもしれません。
 
本記事では、子どもがスイミングを習っている場合の月謝の平均をはじめ、子どもの習い事にかける費用の平均などもご紹介します。

スイミングスクールの平均月謝はどのくらい？

今回は「子ども2人がスイミングスクールに通っている」ということなので、一般的な月謝を確認してみましょう。
 
実際のスイミングスクールを例に挙げて、回数や料金を表1にまとめました（すべて税込み）。
 
表1

　　　
　

スイミングスクールA		スイミングスクールB
レッスン回数	月謝	レッスン回数	月謝
月2回	約6800円	週1回	約6000円
月4回	約1万2000円	週2回	約7000円
月6回	約1万5000円	週3回～	約8000円～
月8回	約1万6000円	–	–

※筆者作成
 
スイミングスクールの月謝はレッスン回数によって変わります。今回は「子ども2人で月2万円」ということなので、一人あたり1万円程度の費用がかかっていると考えられます。レッスン回数によっては、そのくらいかかるスイミングスクールもあるでしょう。
 

子どもの習い事にかける費用の平均は？

株式会社イオレが2023年に実施した「子どもの習い事に関するアンケート」によると、習い事の月額総費用は「1万～1万5000円」が21.5％と最も多く、次いで「7000～1万円」の12.6％、「2万～2万5000円」の12.3％となっています。
 
今回の事例は子ども2人分の費用のため、一人分と考えると平均的な金額といえるでしょう。
 
習い事を2つ以上していたり、月5万円以上をかけていたりする家庭もあるため、特別多い方ではないかもしれません。
 

年収800万円の「家計に対する習い事費用の割合」の目安は？

今回は「年収800万円」ということなので、家計に対して占める習い事費用の割合が一般的にどのくらいなのか確認してみましょう。
 
文部科学省の「令和5年度子供の学習費調査」によると、年収800万～999万円の世帯における「その他の学校外活動費」の平均は次の通りです。

●幼稚園（公立）：7万7000円
●幼稚園（私立）：11万2000円
●小学校（公立）：13万8000円
●小学校（私立）：22万7000円

例えば、公立の小学校に通う子どもの習い事費用を1ヶ月に換算すると、1万1500円になります。
 
今回の事例では子ども一人あたり1万円かかっているため、平均よりおさえられているといえるでしょう。
 
ただし、年収600万～799万円の世帯だと小学校（公立）の習い事費用は11万7000円のため、1ヶ月に換算すると9750円です。こちらと比較すると、平均程度になります。
 

年収800万円で子ども2人あたりの習い事費用「月2万円」は平均的といえる

スイミングスクールの月謝はレッスン回数などによって変わりますが、スクールによっては子ども一人あたり1万円ほどかかることもあるでしょう。子ども2人で「月2万円」は高い方ではない可能性があります。
 
また、アンケートによると、子どもの習い事にかける費用も「1万～1万5000円」と回答している人が最も多く、年収に対する習い事費用の割合でも平均程度、もしくは平均より少ないことが分かります。
 
もし月2万円の習い事費用が家計を圧迫していると感じられるなら、通信費や保険料などの固定費の見直しをしてみるといいかもしれません。
 

出典

株式会社イオレ 子どもの習い事に関するアンケート調査（2ページ）
文部科学省 令和5年度子供の学習費調査 2 調査結果の概要 5 世帯の年間収入段階別の学習費 （3）世帯の年間収入と「その他の学校外活動費」 表10-3 世帯の年間収入別，学校種別その他の学校外活動費 （23ページ）
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー