日輪刀は1本いくら?「刀鍛冶の里」の秘密と日輪刀にかかるお金を徹底検証
今回は、作中の大正時代の為替を基にして製作にかかる金額を検証していきます。
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目次
現代の価値に直すといくら?「日輪刀」の見積もり額
日輪刀は、鬼殺隊が日光以外弱点のない不死身な鬼の首を斬り殺すための特殊な日本刀とされています。作中の時代は大正としか示されていませんが、セリフ内容などから大正時代前期と推察されています。大正前期の1円は、現代の価格にして約1600円の価値があったとされています。
日輪刀が高額になる3つの理由
日輪刀が一般的な刀と比較して高額な理由は、以下の3つとされています。
・材料が非常に貴重:「猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)」「猩々緋鉱石(しょうじょうひこうせき)」という一年中光が射す「陽光山」のみで採れる鋼素材
・オーダーメイド:呼吸の適正、体格、手の大きさなど各隊士に合わせた設計
・命がけ出張サービス:担当刀鍛冶が直接隊士のもとへ届ける
日輪刀の一本にかかる驚きの価格はいくら?
大正の価値は15年の間に大きく変動していますが、大正前期とした場合、当時の1円は約1600円と試算し、表1にまとめました。
表1
| 刀の種類 | 当時の価格 | 現在価格 |
|---|---|---|
| 一般的な現代刀 | 数円~数十円 | 数千円~数万円 |
| 美術刀剣・鑑賞刀 | 百円~数百円 | 16万円~50万円 |
| 日輪刀(オーダーメイド) | 数百円~千円以上 | 80万円~160万円 |
※参考資料を基に著者作成
日輪刀の試算:「猩々緋砂鉄・猩々緋鉱石」の使用や特殊製法、個別鍛造を考慮すると、一般の特注刀を遥かに超える500円~1000円超(現代価値で約80万~160万円以上)の価値と推測できます。
当時の一般的なサラリーマンの初任給が数十円程度であったことやの、1円で米3キログラム~7.5キログラムが買えたと考えれば非常に高価なことが分かるでしょう。
戦いのたびに炭治郎は日輪刀を破損(下弦の伍との戦いで刀を折られる、猗窩座に投げて紛失、遊郭の戦いで激しい刃こぼれなど)させていたことを鑑みると損失額は相当なものだったといえます。
隠れ里の維持費は莫大!?「刀鍛冶の里」の秘密
日輪刀が作られる「刀鍛冶の里」は場所が鬼に知られないように鬼殺隊にも知られていない場所です。
職人や住民たちの人件費、生活費、材料費、警備費用など現代価格になおすと里全体の年間維持費用は到底比べ物にならないものだったとされます。里の維持費は鬼殺隊を束ねるお館様がすべてまかなっているとされています。
鬼の目から隠し通す!里の場所を絶対に秘密にするための仕組み
刀鍛冶の里は、鬼殺隊にも場所が知られない仕様になっており、作中に炭治郎たちが里へ向かう間、「目隠しと耳栓(+炭治郎は鼻も良いため鼻栓)」された状態で、何人もの「隠(かくし)」や「鎹鴉(かすがいがらす)」たちによってリレー形式に運ばれています。
万が一、鬼に見つかった場合や襲撃に備えて、定期的に里ごと移転する徹底した秘匿体制が取られています。
政府非公式の組織なのに財源はどこから?お館様の圧倒的な力
産屋敷家は平安時代から続く貴族階級の家系であり、お館様と呼ばれる97代目当主「産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)」が。鬼を倒すために代々受け継がれてきた正確な「先見の明」により、築き上げた莫大な財力で鬼殺隊という政府非公認の組織や刀鍛冶の里の資金を担っています。
労働者すべての生活を保障する産屋敷家の深い愛情とサポート体制
公式ファンブックによると、鬼殺隊の階級でもっとも下の階級「癸(みずのと)」の給料でも現代価格にして20万とされ、最高位の「柱」は、上限なく欲しいだけもらえる好待遇とされていました。
産屋敷耀哉の台詞からわかる鬼殺隊への徹底した愛情や「里の暮らしや刀作りの費用はすべて負担する」と財源を惜しみなく提供するような内容からも、刀鍛冶の里はお館様との専属契約だったと推測できます。
現実の日本刀として再現した日輪刀の価格
実際に「柱」の日輪刀を実用性ある本物の日本刀として作った刀鍛冶の方が存在しています。
刀鍛冶にとって形状的に一番難しい伊黒と技術的に一番難しい甘露寺の日輪刀を作成されています。甘露寺の日輪刀は形状の再現こそ出来ても玉鋼を使った再現には至っていませんが、玉鋼を使い精密に再現した伊黒の日輪刀の試算は700万円になったとのことです。
まとめ
作中で炭治郎は4回も折ったり紛失していましたが、大正当時の価格で1本100万以上と高額な日輪刀を使えなくしていたことには驚きを隠せません。
炭治郎や柱たちの命がけな戦闘の裏にある剣士たちを支える人たちの思いや努力が込められた日輪刀を手がける職人たちやお館様のサポートなどに思いを巡らすとより一層作品を深く楽しめるかもしれません。
出典
鬼滅の刃公式ポータルサイト
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
