『進撃の巨人』世界最大ダムの130倍!?人類を守る3つの壁は数十兆円の超巨額プロジェクトか

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『進撃の巨人』世界最大ダムの130倍!?人類を守る3つの壁は数十兆円の超巨額プロジェクトか
アニメ『進撃の巨人』は、2013年の第1期放送から世界中で大ヒットを記録したダークファンタジーです。作品の中で人類は、巨大な壁の中で生活しています。この巨大な壁をもし現代の技術で建設したら、総工費はいくらになるのでしょうか。
 
総工費を計算すると、日本の国家予算を遥かに超える「約217兆円」という規格外の金額が試算されました(令和7年度予算は約115兆円)。それでは、実際に進撃の巨人の中の3つの壁を詳しく分析していきましょう。
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3つの壁の総工費はいくらになる?

人類が暮らす広大な領土を囲むこの壁は、高さ5メートル、厚さ10メートル、3つの壁の総延長は約6970キロメートルという絶壁です。では、もし現代の技術でこの壁を作るとしたら一体いくらの費用がかかるのでしょうか。具体的な数字を用いて詳しくシミュレーションしていきましょう。
 

人類を100年間外の世界から隔離してきた3つの壁

人類の生存を100年間もの間巨人から守り抜いた壁は、外側から「ウォール・マリア」「ウォール・ローゼ」「ウォール・シーナ」と呼ばれ、三重構造になっています。そのうち、ウォール・マリアの南端にあるシガンシナ区という都市が、主人公エレンの生まれ故郷です。
 

どれくらいのコンクリートがいるか

外壁の直径は、約960キロメートルとかなり巨大です。それぞれの壁の総延長は、ウォール・シーナが約1570キロメートル、ウォール・ローゼが約2387キロメートル、ウォール・マリアが約3015キロメートルで、全ての壁の長さを足すと約6970キロメートルにも達します。
 
この約6970キロメートルという長さは、日本列島の端から端まで(約3200キロメートル)の2倍以上に相当する途方もない長さです。この壁を全てコンクリートで作ると仮定し、体積を計算してみましょう。
 
・計算式:長さ6970000メートル × 高さ 50メートル × 厚み 10メートル
 
必要となるコンクリートの総量は、およそ34億8500万立方メートル。もはや簡単にはイメージできないほどの数字になりました。
 

総工費は驚愕の「約217兆円超え」

それでは、気になる総工費を計算していきましょう。
 
最新の生コンクリートの相場は、1立法メートルあたり約2万5000円です。この単価で計算すると、必要な材料費(コンクリート代)だけで約87兆1250億円という巨額の費用になります。
 
一般的な日本の大規模土木工事では、「材料費が全体の約4割、人件費や施工費などの諸経費が約6割」という比率が標準的です。この割合を当てはめて計算すると、人件費・施工費が約130兆6875億円となり、総工費は約217兆8125億円と予想されます。
 
現在、世界で最も総工費が高い建造物は、7つの高層ビルから構成されるサウジアラビアのアブラージュ・アル・ベイト・タワーズ(約1兆5000億円〜1兆7500億円)と言われています。3つの壁の総工費である約217兆円という数字が、いかに規格外かわかります。
 

世界最大の「三峡ダム」と比べても体積比130倍以上

ここで、現代における世界最大のコンクリート建造物「三峡ダム」と、作中の3つの壁を比較してみましょう。
 
三峡ダムは、中国の長江中流域の湖北省にあるコンクリート重力式ダムです。総工費は約2542億元(日本円で約3〜3.7兆円)と言われています。全長は約2300メートル、高さが約181メートル、貯水量は約400億立法メートルです。
 
三峡ダムのコンクリート体積は、約2700万立法メートルと言われていますが、3つの壁の総体積と比べると、130倍以上にも達します。
 

現代で約217兆円かかる壁を、なぜ中世の技術で作れたのか?

なぜ中世ヨーロッパのような技術水準しか持たない壁内の人類に、これほどまでの巨大建造物を、作ることができたのでしょうか。ここからは、人類が巨大な壁を築かなければならなかった「本当の理由」と、そこに隠された誕生秘話について詳しく考察していきましょう。
 

どうして3重構造の壁を作る必要があったのか

かつてエルディア帝国の第145代目カール・フリッツ王は、巨人を巡る凄惨な戦争を終結させるため一部のエルディア人を引き連れ、3重の壁を築いて壁内に移住しました。
 
この壁を築いた最大の目的は、外界に対する「抑止力」です。世界に向けて「もし侵略すれば、壁に眠る幾千万の巨人が世界を平らに踏み鳴らす(地鳴らし)」という脅威を宣言することで、外敵の侵入を防ごうとしたのです。
 

幾千万もの超大型巨人の硬質化能力でつくられた

現代の最新建築技術をもってしても不可能な約217兆円の巨大壁が、なぜ中世の技術で建設できたのか。その答えは、カール・フリッツ王が発動した「始祖の巨人」の圧倒的な力にあります。
 
この3つの壁は、人間がレンガやコンクリートを積み上げて作ったものではありません。壁の内部には50メートル級の「超大型巨人」が立った状態でびっしり埋め込まれ、硬質化の能力で構成されているのです。
 

まとめ:約217兆円を超える人類の砦は何を守ったのか

現代の技術で再現すれば約217兆円という巨費がかかる「3重の壁」は、人々を外の世界から隔離する「檻」でもありました。そして、皮肉にも「檻」の中に閉じ込められていたからこそ、それぞれの自由を渇望することになります。
 
100年の平穏を経て、その檻を破壊したのが主人公のエレンです。彼は仲間たちの命と自由を守るため、壁の巨人を解放し地鳴らしによって世界の約8割を駆逐する残酷な道を選びました。
 
しかし、巨人の力が消え去った遥か未来、故郷パラディ島は人間同士の戦争によって、結局は滅び去ってしまったのではないかと考えられています。巨額の壁の考察を通じて見えてきたのは、終わりなき戦いの歴史そのものであり、「何かを守る」という行為が孕む不条理さと、真の自由への重い問いかけでした。
 

出典

揖斐川観光情報
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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