家族4人の“大阪帰省”で、新幹線代が「往復9万円」ほどで痛い出費に…妻に「車なら3万円で済むのに」と言われましたが“高速・ガソリン代”を足しても節約になりますか?「東京-大阪」の費用を比較
2026年のシルバーウィークは、9月19日から23日までの5連休です。家族4人(大人2人、小学生2人)で東京から大阪へ帰省し、新幹線の往復に9万680円かかるケースを考えます。ここでは高速道路の通行料とガソリン代を計算式で出して、車ならいくらで行けるのかを確かめましょう。
2級ファイナンシャルプランナー技能士
新幹線は人数が増えるほど高くなる
新幹線の運賃と特急料金は、乗る人の数だけかかるお金です。東海旅客鉄道(JR東海)によると、こども(6歳~12歳未満)の乗車券と特急券はおとなの半額で、5円の端数は切り捨てます。半額とはいえ、ゼロではありません。
小学校に入る前の幼児は無料です。ただし、おとな1人に付き添われる幼児が2人を超えると、3人目からはこどもの運賃と料金がかかります。
シルバーウィークは最繁忙期にあたり、のぞみは全席指定席です。
大人1人片道1万5120円、小学生は7550円ですから、
1万5120円×2人+7550円×2人=4万5340円(片道)
4万5340円×2=9万680円(往復)
一方、車は人数が増えても費用が変わりません。差が開く理由はここにあります。
高速道路の通行料は往復で2万1680円になる
中日本高速道路の料金・ルート検索で、2026年9月19日に東京インターチェンジから吹田インターチェンジまで普通車で走る場合を調べました。通常料金は片道1万840円、距離は468.5キロメートル、所要時間は4時間40分でした。
・1万840円×2=2万1680円(往復の通行料)
4人で乗っても1台分ですから、人数によって金額が増えることはありません。
ガソリン代を足しても車のほうが6万円以上安い
資源エネルギー庁は、緊急的激変緩和措置でガソリンの全国平均の小売価格を1リットル170円程度に抑えていると案内しています。1リットルで15キロメートル走る車として計算しましょう。
・468.5キロメートル×2=937キロメートル(往復の距離)
・937÷15×170円=1万619円(往復のガソリン代)
・2万1680円+1万619円=3万2299円(車で行った場合の合計)
・9万680円-3万2299円=5万8381円(新幹線との差)
妻が言った3万円は、おおよそ当たっていることになります。ただし、どちらも自宅から駅やインターチェンジまでの交通費や、大阪での移動にかかるお金は入れていません。渋滞で燃費が落ちれば差は縮みます。
なお、この計算は4人で乗るから成り立つものです。帰省するのが1人なら、3万2299円を1人で負担するなら、新幹線のほうが安く済むでしょう。
シルバーウィークは休日割引が使えない
高速道路には、土日祝日に地方部の区間の料金が約30%安くなる休日割引があります。ところが中日本高速道路は、2026年9月19日から23日までは渋滞の激化を避けるため休日割引を適用しないと案内しています。5連休のあいだは通常料金のままです。
首都圏と京阪神圏の大都市部の区間は、そもそも休日割引の対象に入りません。連休を外して走っても、東京と大阪の出入口の付近は安くならないわけです。使えるのは深夜割引です。0時から4時のあいだに走れば、同じ区間が7590円になります。
・1万840円-7590円=3250円(深夜割引で減る片道の額)
出発を深夜にずらせるかどうかは、同乗する家族の年齢や体調にもよります。難しいなら通常料金で行くと決めて、その分の予算を先に見ておくほうが気は楽でしょう。
まとめ
新幹線は乗る人の数だけ運賃と特急料金がかかります。こどもも半額が必要です。車は人数が増えても、通行料やガソリン代は変わりません。
東京から大阪までを家族4人で往復すると、新幹線は9万6800円でした。車は3万2299円です。差は5万8381円あります。シルバーウィークは高速道路の休日割引が使えないので、通行料を下げたい人は、深夜の時間帯を検討してみてください。
執筆者 : 高橋祐太
2級ファイナンシャルプランナー技能士
