敬老の日に“リカバリーウェア”を贈ったら、義母が「パジャマなんて縁起が悪い、寝たきりになれというのか」と激怒! いつもの「1万円の商品券」から奮発して約3万円出したのに…“贈り物に寝具”はマナー違反でしたか?

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敬老の日に“リカバリーウェア”を贈ったら、義母が「パジャマなんて縁起が悪い、寝たきりになれというのか」と激怒! いつもの「1万円の商品券」から奮発して約3万円出したのに…“贈り物に寝具”はマナー違反でしたか?
敬老の日のプレゼントを去年より奮発したのに、なぜか喜ばれなかった。そんな経験のある人もいるのではないでしょうか。
 
2026年の敬老の日は9月21日です。毎年1万円の商品券を贈っていた義両親に、今年は2万8000円のリカバリーウェアを選んだところ、義母から「パジャマなんて縁起が悪い」と言われてしまいます。
 
金額を上げたのに外してしまう理由を、贈り物に使われているお金と、避けられやすい品の両方から見ていきましょう。
高橋祐太

2級ファイナンシャルプランナー技能士

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贈った額は、義両親の1ヶ月の交際費を上回る

去年からいくら増えたのかを先に出します。
 
・2万8000円-1万円=1万8000円(去年より増やした額)
 
敬老の日の贈り物にいくら使うかは、家庭によりさまざまでしょう。ここでは、世帯が実際に交際費として使っている額を物差しにします。
 
総務省統計局の家計調査によると、2025年に二人以上の世帯が交際費に使った額は、1ヶ月あたり1万6750円でした。交際費には、ほかの世帯へ贈る品物やサービスの代金が入ります。
 
・1万6750円×12=20万1000円(1年間の交際費)
 
2万8000円は、約1.7ヶ月分にあたります。1回の贈り物としては大きい額でしょう。
 
受け取る側の家計も見ておきます。同じ調査で、65歳以上の夫婦のみの無職世帯が交際費に使った額は1ヶ月2万3257円でした。消費支出は26万3979円で、収入だけでは足りず、毎月4万2434円を取り崩している計算になります。
 
・2万8000円-2万3257円=4743円
 
贈った額は、義両親が1ヶ月に交際費として使う額を上回ります。お返しをしようと考える人なら、その出費をどこから出すかという心配が先に立ちます。金額を上げるほど喜ばれるとは限らない理由は、ここにもあるわけです。
 

パジャマや寝具を避ける人がいるのはなぜか

寝具やパジャマ、肌着は、寝込む姿を思い浮かべさせるとして、年上の人などへの贈り物では敬遠されることがあります。リカバリーウェアは、眠る際に着るものが多く、形もパジャマに近いため、義母には同じものに見えたのでしょう。
 
ほかにも、櫛(くし)は音が「苦」や「死」に通じる、時計や靴は「もっと励みなさい」という意味に取られる、なども避けたほうがいいとされます。
 
こちらは、気にする人と気にしない人がいるだけで、どちらが正しいという話ではありません。毎年1万円の商品券が続いていたのなら、それは義両親にとって受け取りやすい形だったのでしょう。金額を上げるより、去年と同じ形を守るほうが喜ばれる場合もあるわけです。
 

次に贈るときは、金額より先に中身を確かめる

リカバリーウェアには、一般医療機器として届け出ているものと、そうでないものがあります。
 
厚生労働省の質疑応答集によると、「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として届け出た製品なら、血行促進、筋肉のこりの改善、疲労の回復といった内容を表示できます。
 
届け出ていない衣類は、見た目が似ていてもこれらを表示できません。2万8000円という値段が何に付いているのかは、ここで確かめられるわけです。
 
そのうえで、品物は先に相談してしまうほうが確実でしょう。両家に贈るなら金額はそろえておくと、あとで比べられることもありません。
 
・2万8000円×2=5万6000円(両家に同じものを贈った場合)
 

まとめ

贈り物は金額を上げても、もらう側にはお返しの心配が残ります。二人以上の世帯が1ヶ月に交際費として使う額は1万6750円、年間では20万1000円で、2万8000円は約1.7ヶ月分にあたる金額です。
 
贈り物として寝具やパジャマを避ける習慣は、気にする人と気にしない人に分かれます。相手がどちらなのかは、聞いてみないと分かりません。次の敬老の日は、金額を決める前に、何がほしいかを聞くところから始めてみてはどうでしょうか。
 

出典

総務省統計局 家計調査(家計収支編)2025年(令和7年)平均
 
執筆者 : 高橋祐太
2級ファイナンシャルプランナー技能士

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