同僚の“出産祝い”に「3000円のカタログギフト」を贈ったら、内祝いが「500円のお菓子」でガッカリ…夫は「値段が分からなかったのかも」と言いますが、マナー違反ですよね? 最近はこれが普通なんですか?

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同僚の“出産祝い”に「3000円のカタログギフト」を贈ったら、内祝いが「500円のお菓子」でガッカリ…夫は「値段が分からなかったのかも」と言いますが、マナー違反ですよね? 最近はこれが普通なんですか?
同僚への出産祝いとして3000円のカタログギフトを贈ったところ、返ってきた内祝いが500円程度のお菓子だったら、少し複雑な気持ちになってしまうかもしれません。夫からは「カタログギフトだから額面が伝わらなかったのでは?」と言われたものの、不景気な現代ではこれが普通なのでしょうか?
 
本記事では、現代の内祝い事情について解説します。
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内祝いの基本マナーをおさらい! 3000円に対する「500円」は少な過ぎる?

まずは出産内祝いの相場について、マナーの普及活動を行う特定非営利活動法人日本サービスマナー協会の資料を見てみましょう。一般的には「いただいた費用の2分の1程度」、つまり、金額にもよりますが半額程度を目安にするのが礼儀とされています。
 
今回のケースである3000円のカタログギフトを基準にして計算すると、内祝いの相場は900円から1500円程度が妥当な金額だと考えられます。返礼品が500円のお菓子だった場合、相場の約半分~3分の1の数字であることが分かるでしょう。
 
お祝いの気持ちを込めて、相手の好みに合うようにとカタログギフトを選んだ側としては、この金額差を目の当たりにした際に「失礼ではないか」「マナー違反なのでは?」と疑問に思うのは自然な心理であり、決して器が狭いわけではありません。一般的な慶事のルールに照らし合わせれば、疑問が残る結果であることは事実です。
 

なぜ起きた? カタログギフトならではの「金額のすれ違い」と不景気の影

金額のすれ違いが起きた背景には、相手側の悪意ではなく「カタログギフト特有の仕組み」による誤解が関係している可能性があります。夫の言う「値段が分からなかった」という指摘は、あながち的外れではないでしょう。
 
カタログギフトには、表示価格と実際の商品価格との間に「システム料」と呼ばれる費用が発生します。このシステム料には、カタログを贈り先へ届ける配送コストや受注、発送業務に伴う手数料などが含まれています。
 
3000円のカタログギフトも、実際に選べる商品の価格帯はシステム料を差し引いた額となるのが一般的です。そのため、受け取った同僚が冊子の商品を見て、贈った側の金額よりも低めの価格帯だと判断してしまったのかもしれません。
 
また、初めての育児で忙しいため、内祝いの一般的な相場を調べる余裕がなく、手近な金額のもので済ませてしまった、あるいは、ほかの同僚たちからの連名祝いと勘違いしているケースも考えられます。
 
加えて、近年の物価高や不景気の影響により、今後の育児費用の確保を優先せざるを得ず、内祝いの予算を極限まで削らざるを得なかったという、現代ならではの切実な家庭の経済事情が影を落としている可能性も否定できません。
 

令和の内祝い事情はどう変化している? モヤモヤを解消する大人の心構え

現代の若年層や職場の人間関係においては、内祝いの文化そのものがカジュアル化し、変化しつつあるのも事実です。
 
最近では、相手に余計な気を遣わせないために、友人や同僚間であらかじめ「お返しは不要」とするルールを敷くケースも増えています。こうした新しい価値観の中で育った世代の場合、伝統的なマナーの重要性をそもそも把握していないこともあるでしょう。
 
冠婚葬祭の古いマナーに縛られ過ぎて、「損をした」「常識がない」と相手を責める気持ちをふくらませてしまうと、今後の職場での付き合いやチームワークに影響が出てしまうリスクがあります。特に出産後の復職を控えている同僚との間で、仕事上のやり取りにやりにくさが生じてしまうのは避けたほうが賢明です。
 
大人の対応としては、「見返りを求めず、無事に赤ちゃんが生まれたことをお祝いできた」という最初の目的にフォーカスを当て、そこで完結させる割り切り方を持つことが大切です。
 
相手の常識を正そうとするのではなく、「お祝いの気持ちはしっかり届いた」と受け止め、今後は少しライトな距離感で付き合っていくことが、自身の心の平穏を保つための方法といえるでしょう。
 

まとめ

従来のマナーに照らし合わせると、3000円のお祝いに対して500円の内祝いは確かに少ないかもしれません。しかし、そこにはカタログギフト特有の仕組みのからくる誤解や、現代の不景気、産後の多忙といったさまざまな背景が隠れている可能性があります。
 
疑問に思う気持ちはいったん横に置いて、「無事に出産をお祝いできた」という事実を大切にし、今後は少し気楽な距離感で同僚と付き合っていくのが大人の選択です。今回の事例を機に、今後の身内への贈り物や職場でのお祝いの際には、お返しの負担を考慮した金額設定にするなど、新しい自衛策を取り入れてみるのもよいかもしれません。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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