【注意】SNS「17年近くプリクラの有料会員だった…」投稿に「7万~14万円くらい?」「私は20年くらい払ってた」「懐かしい」の声が! なぜ人は“解約忘れ”に気付けない? 心理的な背景とは

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【注意】SNS「17年近くプリクラの有料会員だった…」投稿に「7万~14万円くらい?」「私は20年くらい払ってた」「懐かしい」の声が! なぜ人は“解約忘れ”に気付けない? 心理的な背景とは
最近、「ひさしぶりにプリクラを撮ったら、高校生の頃から17年近く有料会員だったことに気づいた」というSNSへの書き込みが話題になりました。「プリクラ」という言葉に懐かしさを感じた人も多かったのではないでしょうか。
 
「毎月数百円の会費」とはいえ、17年分ともなれば数万~十数万円という出費になります。このような「少額サブスクリプション(定額サービス)の解約忘れ」は、国民生活センターでも注意喚起されている、現代の家計における落とし穴の1つです。
 
なぜ「使わないサブスクサービス」に加入したまま忘れてしまう人がいるのか、その心理的な背景と契約上のルール、そしてムダな出費を防ぐための対策を考えてみましょう。
山田圭佑

FP2級・AFP、国家資格キャリアコンサルタント、琉球古典音楽野村流 歌三線 師範

SNSで話題の投稿……17年間の支払総額はいくらに?

きっかけは、SNSのX(旧Twitter)における、あるユーザーの投稿でした。「久しぶりにプリクラを撮ったら、高校生の頃から17年近く有料会員だったことに気付いた」という体験談です。
 
当時高校生だった人が、フィーチャーフォン(ガラケー)時代に画像を保存するために月額300~500円程度の会員になり、スマートフォンへ移行した後も解約手続きを行わず、そのまま継続課金されていたというケースが、今になって発覚していると考えられます。
 
この投稿に対して、ほかのユーザーからは「総額いくらになるの?」「7万~14万円くらい?」「自分も20年くらい払っていたかもしれない…急いで確認した!」といった驚きと共感の声が多数寄せられました。このような場合、実際の支払総額はいくらになるのでしょうか。
 
プリクラの画像取得サービスとして知られる「ピクトリンク」を例に見ると、現在は月額550円または年額5400円(アプリ版)のプランが存在します(※料金は変更される場合があります)。
 
これら料金を17年間(204ヶ月)払い続けていたとして、シミュレーションしてみましょう。


・月額550円×204ヶ月=11万2200円
・年額5400円×17年間=9万1800円

月額会費は少額とはいえ、長期間積み重なるとかなりまとまった金額になることがわかります。
 

なぜ17年間も「解約忘れ」に気付かないのか?

「毎月お金が引かれているのに、何年も気づかないことがあるのか」と不思議に思うかもしれませんが、これにはサブスクリプション特有の仕組みと、契約に関するルールが関係しています。
 

1.「キャリア決済」による請求の同化

特に大きな理由は、支払い方法が「携帯電話料金との合算(キャリア決済)」になっているケースが多いことです。
 
NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの通信料金と一緒に引き落とされるため、月々のスマホ代が1万円前後あると、その中に数百円のコンテンツ料金が含まれていても、明細の細部まで毎月チェックしなければ見過ごしてしまいがちです。
 
また、機種変更を行っても、同じ通信会社で契約を継続している場合は課金が引き継がれることが一般的です。
 

2.月額数百円という心理的なハードルの低さ

月額数百円という金額では負担感が少ないため、仮に気付いたとしても「後で手続きしよう」と後回しにしてしまい、結果として長期間放置してしまう傾向があります。
 

3.使わなくても「自動更新」される契約になっている

「何年もログインしていないのだから、自動的に解約されているだろう」という認識は誤りです。
 
民法第540条(解除権の行使)では、「(解除権の行使は、)相手方に対する意思表示によってする」と規定されています。サブスクリプションのような継続的契約においては、利用規約に沿って利用者が自ら「退会・解約の意思表示」を行わない限り、自動的に契約が更新される仕組みになっています。
 
サービスの利用実態にかかわらず、契約が存続している以上は支払い義務が発生し続ける点に注意が必要です。
 
このSNSの投稿は、決して一部の人だけの問題ではありません。家族がいる場合は、自身のスマホ代だけでなく、配偶者や子どものスマホ代も家計からまとめて支払っていることが多いでしょう。
 
もし、家族4人がそれぞれ「月額500円」の使っていないサブスク(動画配信サービス、昔登録した音楽アプリ、有料の学習・レシピサイトなど)を解約し忘れていた場合、家計への影響は以下のようになります。


・月額の負担:500円×4人=2000円
・年間の負担:2000円×12ヶ月=2万4000円
・10年間の負担:2万4000円×10年=24万円

物価高が続く現在の環境下において、家計のゆとりを生み出すには、「見えない固定費」の削減が効果的です。今度の休日にでも、各家庭で以下のステップを実践してみてください。


1.各携帯キャリアのマイページ(Webサイトやアプリ)にログインする

2.「料金明細」の中にある「決済サービス代金」や「継続課金」の項目を確認する

3.身に覚えのない、または現在利用していない月額課金があれば、各サービスの規定に従い解約手続きを行う

 

まとめ

「たかが数百円」と放置せず、利用していないサービスをきっちりと解約・整理することは、家計管理の基本です。
 
過去の不要な契約を見直すことで浮いた数千円のお金を、将来の教育費の積立や、NISAなどを活用した資産形成に振り向けることで、より安心できる家計を目指していきましょう。
 

出典

フリュー株式会社 ピクトリンク ピクトリンク有料会員コースのサービス提供内容と価格の改定について
 
執筆者 : 山田圭佑
FP2級・AFP、国家資格キャリアコンサルタント、琉球古典音楽野村流 歌三線 師範

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