祖父の遺品整理で「大量の古い切手」を発見。母は「郵便で使えばいい」と言いますが、何十年も前の切手でも額面通り使える? 売ったほうがお得なのでしょうか?
本記事では、古い切手の取り扱い方について分かりやすく解説します。
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数十年前の切手でも消印がなければ郵便物で使える
何十年も前に購入された古い切手であっても使用期限はありません。郵政民営化より前に発行された切手であっても、郵便局の消印が押されていない未使用品であれば、現在も記載されている額面通りの価値を持ち、郵便物の発送に問題なく利用できます。
ただし、明治時代に発行された一部の古い郵便切手など、現在では使用できないものもあるため注意が必要です。
また、郵便局の窓口へ持参しても現金での払い戻しや返金を受けることはできません。
しかし、1枚につき5円程度の所定の手数料を支払うことで、新しい普通切手、郵便はがき、レターパック封筒などに交換してもらうことが可能です。普段から郵便やレターパックをよく利用する家庭であれば、郵便局で交換し、必要なものに替えて活用するのも選択肢のひとつです。
大量の古い切手はどこで売る? 売却先によって買取価格が異なる場合も
大量の切手を使い切る予定がない場合は、売却することも選択肢となります。ただし、売却先によって買取価格が異なるため、手元に残る金額にも差が生じることがあります。
まず金券ショップを利用する場合、古い切手は基本的に額面を基準として査定されます。店舗や切手の種類、状態などによって異なりますが、額面の60~70%程度で買い取られるケースもあります。また、希少性があるように見える切手でも、必ずしも高値がつくとは限らないため注意が必要です。
一方で、切手の専門知識を持つ買取専門店に依頼した場合は状況が異なります。かつての切手収集ブーム時に集められたコレクションの中には、発行枚数が少ない限定品や戦前の古い切手、あるいは海外コレクターにも高い人気を誇るプレミア切手が含まれているかもしれません。
専門知識を持つ査定担当者であれば、市場での需要や希少性、保存状態などを踏まえて査定します。そのため、希少価値の高い切手であれば、額面を大きく上回り、数万円から数十万円の買取価格がつくケースもあります。
カビや変色で査定額が下落する場合も! 放置リスクを防ぐ4つのポイント
祖父が大切にしていた切手が大量に残されている場合、そのまま保管し続けるのではなく、価値や使い道を一度確認してみることが大切です。
紙製品である切手は湿気や直射日光に極めて弱いため、高温多湿な場所に長期間放置されるとカビや黄ばみ、裏糊の劣化が発生してしまいます。たとえ希少なプレミア切手であっても、状態が悪化すると評価が下がり、査定金額が大きく落ち込んでしまうかもしれません。
切手を少しでも納得できる価格で売却するためには、保管状態や売り方について、主に4つのポイントがあります。1つ目はアルバムなどに入れ風通しの良い場所で丁寧に保管して汚れやシミを防ぐこと、2つ目はバラバラにせず種類別に分類しておくことです。
3つ目は業者の買取キャンペーンなどを活用すること、4つ目はバラ切手よりも価値がつきやすいシート切手やプレミア切手を優先して売ることが挙げられます。
遺品整理で見つかった大量の切手は、価値や用途を確認して自分に合った方法で活用しよう
祖父の遺品から見つかった大量の古い切手は、消印さえなければ現在も郵便やレターパックの発送に額面通り使用できます。郵便局で現金に換金することはできませんが、1枚5円程度の手数料で使いやすい商品に交換できるため、日常生活で利用する予定があるなら有効な選択肢となります。
一方で、使い切れない切手を現金化したい場合は、売却先を慎重に選ぶ必要があります。価値がよく分からない切手が大量にある場合は、切手を取り扱う買取専門店の無料査定や出張買取を利用し、種類や希少性、保存状態などを確認してもらうのも選択肢のひとつです。
金銭的なメリットや手間を比較し、大切な遺品を最適な方法で整理していくとよいでしょう
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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