妻が「ベビーカーは毎日使うから」と7万円の“サイベックス”を希望! 姉から「お下がりのアップリカ」をもらえる予定ですし、数年しか使わないのに“7万円”は高いですよね? ベビーカーにお金をかける価値とは
無料で使えるものがある中で、7万円の新品を購入するのはもったいないのでしょうか。本記事では、7万円のベビーカーを数年間使用した場合の1年・1日あたりの費用を試算し、お下がりを利用する場合と比較しながら、ベビーカーにお金をかける考え方を整理します。
FP2級
7万円のベビーカーを3年間使うと1日あたり約64円
ベビーカーは、商品によって使用できる月齢や体重などが異なります。そのため、購入時には対象年齢や使用期間などを個別に確認する必要があります。ここでは、タイトルのケースに沿って、7万円の新品のベビーカーを3年間使用すると仮定して購入費を試算します。
仮に7万円の新品のベビーカーを購入して3年間使用すると、1年あたりの購入費は約2万3300円です。さらに365日×3年間=1095日として単純計算すると、1日あたりでは約64円となります。
ただし、これは3年間ほぼ毎日使ったと仮定した場合です。週末しか利用しない、子どもがベビーカーを嫌がるなど、実際の使用回数が少なければ1回あたりの負担は大きくなります。
無料のお下がりを使用できれば、購入費を抑えられるが「状態」の確認も必要
新品を購入せず、無料のお下がりを使用できれば、単純計算では7万円の購入費を抑えられます。出産時には、ベビーカー以外にもさまざまな育児用品が必要になるため、浮いた7万円を別の支出に充てるという考え方もできます。
ただし、「無料だからお下がりのほうがお得」と金額だけで判断することもできません。
製品安全協会は、中古品やお下がり品を使用する場合、製品が健全な状態であることを確認するよう案内しています。部品の欠落やガタ、部材の劣化がないかに加え、取扱説明書やリコール情報も確認しましょう。
また、ベビーカーは毎日の移動を支える道具でもあります。階段で持ち運ぶ機会が多ければ重さ、公共交通機関を利用するなら折りたたみやすさなど、生活環境によって重視するポイントは変わります。お下がりが安全に使える状態であっても、現在の生活スタイルに合うとは限りません。
ベビーカーに7万円かける価値は「何回使うか」で考える
新品を購入するか迷ったら、「何年間使えるか」だけでなく「実際に何回使いそうか」を考える方法があります。
例えば、3年間ほぼ毎日使う家庭と、月に数回しか使わない家庭では、同じ7万円でも1回あたりの負担は大きく異なります。毎日の保育園送迎や買い物などで頻繁に使うなら、押しやすさや重さ、折りたたみやすさなどに費用をかける考え方もあるでしょう。
一方、お下がりが使用上問題なく、生活スタイルにも合っているのであれば、まず使ってみてから新品購入の必要性を判断する方法もあります。
「数年しか使わないから安く済ませる」「毎日使うからお金をかける」のどちらかが正解なのではなく、使用頻度と金額の負担を照らし合わせることがポイントです。
まとめ
7万円のベビーカーを3年間毎日使うと仮定すると、購入費は1年あたり約2万3300円、1日あたり約64円です。使用頻度が高ければ、毎日の使いやすさに費用をかける選択に合理性があります。
一方、安全に使えるお下がりがあれば、7万円を別の用途に回すことも可能です。使用期間だけで「高い」「安い」と判断せず、安全性や使用頻度、生活スタイルを含めて検討するとよいでしょう。
執筆者 : 今みなみ
FP2級
