新幹線で「特大荷物スペース」を予約していたところ、子連れの乗客から「ベビーカーを置かせてほしい」とお願いされました。自分の荷物を置きたい場合、断っても問題ないでしょうか…?
自分も荷物を置くために予約している場合、断っても問題ないのか気になるところです。本記事では、特大荷物スペースの利用方法や、ベビーカーを持ち込む場合の新幹線のルールについて解説します。
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「特大荷物スペース」は予約した人が利用できるため、無理に譲る必要はない
東海道・山陽・九州・西九州新幹線には、「特大荷物スペースつき座席」が設定されています。一部の指定席車両の最後部座席が対象で、予約すると座席後ろの「特大荷物スペース」を利用できます。
このスペースは、誰でも自由に使える荷物置き場ではありません。JR東海は、「特大荷物スペースつき座席」の予約がない場合は利用できないと案内しています。
そのため、自分が対象座席を予約し、持参した荷物を置く必要があるなら、予約していない乗客からベビーカーを置かせてほしいと頼まれても、無理に譲る必要はないと考えられます。
ただし、対象座席を予約すれば、座席後ろのスペースを1人で独占できるわけではありません。特大荷物スペースは、そのスペースに対応する座席を予約した人同士で共用します。
例えば、自分だけでなく子連れの乗客も対象座席を予約している場合は、お互いの荷物が収まるように譲り合って利用する必要があります。「自分が予約したから、ほかの人は置けない」という仕組みではない点には注意しましょう。
ベビーカーは事前予約なしで持ち込めるが、特大荷物スペースの利用には予約が必要
東海道・山陽・九州・西九州新幹線では、縦・横・高さの3辺の合計が160cmを超え250cm以内の荷物を「特大荷物」としています。こうした荷物を持ち込む場合、原則として「特大荷物スペースつき座席」などの予約が必要です。
一方、ベビーカーは特大荷物のルールの対象外です。サイズが大きくても、ベビーカーを新幹線へ持ち込むこと自体に「特大荷物スペースつき座席」の予約は必要ありません。
ただし、「車内にベビーカーを持ち込めること」と「特大荷物スペースを使えること」は別です。JR東海やJR西日本は、ベビーカーなどを持ち込む人が特大荷物スペースを利用したい場合、対応する座席を予約するよう案内しています。
つまり、ベビーカーだからといって、予約なしで特大荷物スペースを優先的に利用できるわけではありません。ベビーカーを後方のスペースに置きたい場合は、あらかじめ「特大荷物スペースつき座席」を予約しておくと安心です。
困ったときは乗客同士で解決しようとせず、乗務員に相談する
実際の車内では、相手が特大荷物スペースの仕組みを知らないことも考えられます。その場合は、まず「こちらも荷物を置くために、この座席を予約しています」と事情を伝えるとよいでしょう。
それでも話がまとまらない場合は、乗客同士だけで解決しようとせず、乗務員に相談する方法があります。
また、ベビーカーは状況によって、折りたたんで座席の足元などに置ける場合もあります。どこに置けばよいか分からない場合も、乗務員に確認すると安心です。
子ども連れの乗客からお願いされた場合でも、自分が荷物を置くために予約したスペースであれば、無理に譲る必要はないでしょう。一方、自分の荷物を置いてもスペースに余裕があり、ルールの範囲内で共用できる場合には、状況に応じて譲り合うことも選択肢のひとつです。
特大荷物スペースの予約状況を確認して対応しよう
特大荷物スペースは、基本的に「特大荷物スペースつき座席」を予約した人が利用する場所です。自分が対象座席を予約して荷物を置く必要があり、予約していない乗客からベビーカーを置かせてほしいと頼まれた場合、応じなければならないというルールではありません。
ただし、同じスペースに対応する座席を相手も予約している場合は共用となります。まずは予約状況を確認し、判断に迷った場合やトラブルになりそうな場合は乗務員に相談しましょう。
特大荷物スペースとベビーカーのルールを事前に把握しておけば、車内で突然お願いされたときにも、相手に配慮しながら落ち着いて対応できるでしょう。
出典
東海旅客鉄道株式会社
西日本旅客鉄道株式会社 JRおでかけネット
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
