日本の「月40万円」をドイツで使ったら、どれくらいの価値になる? スーパーの買い物や外食など、身近な価格から比較

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日本の「月40万円」をドイツで使ったら、どれくらいの価値になる? スーパーの買い物や外食など、身近な価格から比較
日本で月40万円を生活費として使っている場合、ドイツでも同じ予算で生活できるのでしょうか。
 
海外でのお金の価値を考えるときは、為替レートだけで判断しないことが大切です。同じ金額でも、食品や外食などの物価が違えば、実際に買えるものの量も変わるためです。
 
今回は、日本の「月40万円」がドイツではどの程度の価値になるのか、公的統計をもとに身近な生活費から考えてみます。
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日本の月40万円はドイツでは約2200ユーロになる

欧州中央銀行(ECB)が公表した2026年9月24日の参考レートは、1ユーロ=180.57円です。このレートで計算すると、40万円は約2215ユーロになります。
 
ただし、「日本の40万円=ドイツの約2200ユーロの生活」と単純に考えることはできません。そこで参考になるのが「購買力平価(PPP)」です。これは、同じような商品やサービスを買うために、それぞれの国でいくら必要になるかを比較する考え方です。
 
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)の「データブック国際労働比較2026」によると、2023年のGDP購買力平価は、日本が1米ドル当たり94.68円、ドイツが0.70ユーロです。この数値から単純計算すると1ユーロ約135円となり、40万円は約2960ユーロに相当します。
 
一方、実際の為替では約2200ユーロです。現在の為替で円をユーロに換えて生活する場合、日本にいるときより40万円の購買力が小さくなりやすいと考えられます。
 
なお、購買力平価は国全体の経済活動を比較するための指標です。個人の生活費をそのまま示すものではないため、あくまで目安として利用しましょう。
 

スーパー中心なら外食ほど負担は大きくなりにくい

ドイツで40万円相当のお金を使う場合、「何に使うか」も重要です。特に食費は、スーパーで食材を買う場合と外食する場合で負担が変わります。
 
ドイツ連邦統計庁(Destatis)によると、食品・ノンアルコール飲料の消費者物価指数は、2020年を100とすると2025年平均で136.2でした。2026年8月には136.7となっています。ここ数年で食品価格が上昇していることが分かります。
 
ただし、2025年のドイツでは食品価格が前年比2.0%上昇したのに対し、サービス価格は3.5%上昇しました。
 
そのため、ドイツで生活費を抑えたい場合は、スーパーを利用して自炊する機会を増やすことがひとつの方法です。同じ約2200ユーロでも、外食中心か自炊中心かによって家計の余裕は変わるでしょう。
 

外食が多いと月40万円でも負担を感じやすい

Destatisによると、ドイツのレストラン・宿泊サービスの消費者物価指数は2020年を100として、2025年平均で131.7、2026年8月には136.6となっています。また、レストランやカフェなどの飲食サービス価格は2025年に前年比4.0%上昇しました。
 
日本でも食費は家計の大きな割合を占めます。総務省統計局の家計調査によると、2025年の二人以上の世帯では消費支出が月平均31万4001円で、食料は9万4895円でした。
 
日本で月40万円を使えるなら、この平均消費支出を約8万6000円上回ります。しかし、その40万円を約2200ユーロに換えてドイツで使う場合、外食や各種サービスを頻繁に利用すると支出が増えやすくなります。
 
そのため、ドイツでの生活を考える際は、「月40万円あれば十分」と判断せず、自炊と外食の割合や住居費などに分けて予算を組むことが大切です。
 

月40万円の価値は為替とお金の使い方で変わる

日本の40万円は、2026年9月24日の為替なら約2200ユーロです。一方、2023年のGDP購買力平価を使った単純計算では約2960ユーロに相当します。円を現在の為替でユーロに換えて生活すると、購買力が目減りしやすい状況といえるでしょう。
 
ただし、実際の負担感は何にお金を使うかによって変わります。スーパーを活用して自炊する場合と、外食やサービスを頻繁に利用する場合では、同じ月40万円でも生活の余裕は異なります。
 
さらに、住居費は都市や物件によって大きく変わります。日本貿易振興機構(JETRO)ではドイツを含む主要都市の賃料などを比較できるため、移住や長期滞在を予定している人は確認しておくとよいでしょう。
 
海外でのお金の価値を考える際は、単純な為替換算だけでなく、食費や外食費、住居費なども確認することが重要です。支出項目ごとに予算を立てれば、月40万円でどのような暮らしができるのか、より現実的に判断できるでしょう。
 

出典

European Central Bank Euro foreign exchange reference rates 24 September 2026
独立行政法人労働政策研究・研修機構(JILPT)
Statistisches Bundesamt(Destatis) Consumer price index – overall index and by 12 divisions
Statistisches Bundesamt(Destatis) CORRECTION: Inflation rate at +2.2% in 2025
総務省統計局 家計調査報告 -2025年(令和7年)12月分及び2025年平均- II 2025年平均(12ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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