「炭酸飲料12本で12.99ドル!?」SNSに投稿された価格に海外ユーザーが悲鳴…! 1本あたり日本円でいくら? アメリカの物価を日本と比較
本記事では、米国と日本の炭酸飲料の価格を比較しながら、12.99ドルという価格をどう見るべきなのか解説します。

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「12本で12.99ドル!?」海外SNSで炭酸飲料の価格が話題に
2026年2月、海外掲示板Redditには、「米フロリダ州のドラッグストアで、スプライト12本入りが12.99ドルだった」という投稿がありました。投稿者は、ここ5~6年ほど炭酸飲料をほとんど買っていなかったものの、以前は12本で5.99ドル程度だったと投稿しています。
また太平洋岸北西部でも、炭酸飲料12本入りが12.99ドルだったという投稿がありました。こちらの投稿者は通常は9ドル程度だとして、こちらも以前より高くなったという感想を残しています。
ただし、これらはあくまで特定の店舗や地域での事例で、米国全体の平均価格ではありません。
12.99ドルを日本円に換算した場合、12本で割ると1本あたり約1.08ドルです。1ドルを150円と仮定すると、1本あたり約162円、12本では約1949円です。日本人の感覚からすると、12本で約2000円という価格は、高く感じられるかもしれません。
米国平均は12本で約7.2ドル。それでも2020年より大きく値上がり
FREDによると、米労働統計局(BLS)のデータでは、米国都市部の12オンス缶12本入りソフトドリンクは、2026年8月時点で1缶0.603ドルです。12本にすると約7.24ドルとなるため、12.99ドルは平均価格より高い水準といえるでしょう。
一方、2020年12月は1缶0.394ドル、12本で約4.73ドルでした。2026年8月は、2020年12月の0.394ドルから約53%上昇しています。つまり、12.99ドルは米国全体の平均価格ではないものの、炭酸飲料の価格水準そのものが2020年ごろより上がっていることが分かります。
なお、FREDでは平均価格について、特定月の価格水準を見るのに適しており、価格の変化を確認する場合はCPI指数が適しているとしています。そのため、今回の約53%という数字は、平均価格同士を単純に比較したものとして捉えておきましょう。
日本ではいくら? 「1本約160円」は本当に高いのか比較
では、日本で販売されている炭酸飲料と比べると、12.99ドルとはどのくらいの価格差があるのでしょうか。
日本の公的統計では、米国の12オンス缶と完全に同じ条件の商品価格を確認することは難しいため、ここでは参考値として日本の炭酸飲料価格を見てみます。
日本での販売価格を確認するには、総務省統計局の「小売物価統計調査」が参考になります。これは、毎月全国の小売店などで販売されている主な商品やサービスの価格を調べる調査で、調査対象の「炭酸水」では、2025年時点での平均価格が、東京都区部や大阪が96円、横浜では98円などとなっています。
一方、米国の12本パックを1本換算すると約162円です。しかし調査対象は、米国側が約355ミリリットルの12オンス缶、日本側が500ミリリットルのペットボトルで、容量が異なります。また、米国は12本のまとめ買い価格、日本は1本売りの価格という違いもあります。
このように、単純に価格だけを比べることはできませんが、今回の調査価格と比べると、米国の約162円は高く見える水準といえます。では、なぜこの価格が日本人には高く感じられるのでしょうか。これは、現地の物価だけでなく、日本円に換算したときの為替レートも関係しています。
「米国の物価高」+「円安」で日本人にはさらに高く見える
日本貿易振興機構(JETRO)の記事によると、米国労働省が発表した2025年12月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で2.7%上昇しました。このうち食料品も3.1%上昇しており、特に牛肉やコーヒーなどにおいては、食料品全体の割合を上回る上昇が見られています。
こうした物価上昇が続くなかでは、炭酸飲料の価格についても、単純に特定の要因だけで値上がりしたと考えることはできません。さまざまな価格変動にまつわる要因が重なり、店頭価格に反映されている可能性があります。
さらに、日本人が米国の販売品価格を見るときは、ドルを日本円に換算する必要があります。昨今の円安局面では、同じドル価格でも日本円に換算した金額が大きくなるため、日本人にとってはより高く感じられるでしょう。
今回の12本12.99ドルという価格も、米国全体の平均価格ではないものの、米国の物価上昇に加えて円安の影響も重なると、日本人にとってはより高く感じやすい価格といえそうです。
まとめ
米国の炭酸飲料12本入りが12.99ドルという価格は、特定の店舗や地域での事例であり、米国全体の平均価格ではありません。一方で、炭酸飲料の価格水準は2020年ごろより上昇傾向にあるのは事実であり、日本人には円安の影響も含めてさらに高く感じることがあります。
海外の販売品との価格差の要因はさまざまであり、ひとつの数字だけで判断せず、平均価格や日本との違い、為替なども含めて見ることが大切です。
出典
FRED Average Price: All Soft Drinks, 12 Pk, 12 Ounce, Cans (Cost per 12 Ounces/354.9 Milliliters) in U.S. City Average (APU0000FN1102)
総務省統計局 小売物価統計調査(動向編)
e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 小売物価統計調査(動向編) 年次 2025年 【12】「1902 緑茶」 ~ 「2012 チューハイ」
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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