トヨタ「ヤリス」を“3日間”レンタル!「免責補償に3000円払った」のに、車をこすったら“別途2万円の請求”が! 補償をつけたのに、なぜ「追加費用」が発生するのでしょうか? NOCとの違いや注意点を解説
しかし、国民生活センターには、補償内容が手厚い保険を付けていたにもかかわらず、2万円を請求された相談が寄せられています。なぜ補償を付けているのに追加費用が発生するのでしょうか。
本記事では、免責補償とノンオペレーションチャージ(以下、NOC)の違いや、レンタカー利用時に注意したいポイントを解説します。
FP2級、日商簿記3級、管理栄養士
免責補償とNOCの違いって何?
レンタカーでは、基本料金に自動車保険による補償が含まれている場合でも、事故時に対物補償や車両補償などの免責額を利用者が負担することがあります。この負担を免除するために用意されているのが、免責補償制度です。
今回例に挙げるトヨタレンタカーでは、1100円/24時間を支払って免責補償制度に加入すると、対物補償と車両補償の免責額が免除されます。3日間利用する今回のケースでは、免責補償料は3300円です。
ただし、免責補償制度に加入していても、NOCが別途発生する場合があります。NOCとは、事故や盗難、故障、汚損などで車両の修理や清掃が必要になった場合に、その期間中の営業補償として利用者が費用を負担する仕組みです。今回例に挙げたトヨタレンタカーでは、NOCの金額は次の通りです。
・自走して予定店舗へ返却した場合:2万円
・自走できず予定店舗へ返却できなかった場合:5万円
今回のケースでは、車をこすって修理が必要になり、自走して予定店舗へ返却できた場合でも、3300円の免責補償料とは別に、2万円のNOCが発生します。なお、免責補償やNOCの金額などは、レンタカー会社によって異なります。契約時によく確認しておきましょう。
補償に加入しても適用されない場合がある?
レンタカーを利用するときは、事故や傷を巡るトラブルへの備えも必要です。
例えば、レンタカーに傷を付けたものの、その場ですぐに警察とレンタカー会社へ連絡しなかった場合、加入していた保険や補償制度が適用されない可能性があります。事故や傷に気付いた場合は、その大小にかかわらず、警察とレンタカー会社へすぐに連絡することが重要です。
また、車体の傷を巡るトラブルにも注意が必要です。返却時に担当者と傷を確認して問題ないと言われたものの、後から傷が見つかったとして賠償を求められた事例もあります。
こうしたトラブルを防ぐため、利用前と返却時に車体の傷や汚れを確認し、写真を撮るなどして記録を残すことが推奨されています。
レンタカーを利用する際は、補償に加入するだけで安心せず、事故時に必要な対応を確認するとともに、利用前後の車体の状態確認を怠らないようにしましょう。
レンタカーを利用するときは万一に備えよう
レンタカーでは、免責補償に加入していても、NOCが別途発生する場合があります。今回は、3日間で3300円の免責補償料を支払っていても、車をこすって修理が必要になり、2万円のNOCが発生するケースを紹介しました。
また、補償制度に加入していても、事故時に必要な手続きを行わなかった場合などは、補償されない可能性もあります。契約時に補償範囲や適用条件を確認するとともに、事故が起きた場合の対応方法や利用前後の車体の状態確認など、万一のトラブルに備えておきましょう。
執筆者 : 東雲悠太
FP2級、日商簿記3級、管理栄養士
