中学生の子どもに毎月お小遣いを渡しています。友人は「家の手伝いをしたら渡す」と決めているそうですが、うちは毎月定額です。お小遣いに条件をつける家庭って多いのでしょうか?

配信日:
この記事は約 4 分で読めます。
中学生の子どもに毎月お小遣いを渡しています。友人は「家の手伝いをしたら渡す」と決めているそうですが、うちは毎月定額です。お小遣いに条件をつける家庭って多いのでしょうか?
子どものお小遣いについて、「毎月決まった金額を渡してよいのか」「お手伝いをしたときだけ渡したほうがよいのか」と迷う保護者もいるでしょう。周囲の家庭と渡し方が違うと、自宅のルールが適切なのか気になることもあります。
 
お小遣いの渡し方には、定額制だけでなく、お手伝いなどに応じて渡す方法や、必要なときだけ渡す方法があります。本記事で、それぞれの家庭がどのような方法を選んでいるのか、特徴とあわせて見ていきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

中学生のお小遣いはどうやって渡している?

中学生のお小遣いは、毎月など一定の間隔で決まった金額を渡す「定額制」が比較的多く見られます。
 
博報堂教育財団こども研究所が実施した「小中学生に聞いたおこづかい事情調査」(調査日:2026年2月1日、調査対象:小4~中3 男女 1200人、保護者1200人)によると、お小遣いを「毎週または毎月決まった金額」でもらう中学生は61.5%でした。
 
一方、「お手伝いをしたとき」にもらう中学生は17.8%となっており、家の手伝いを条件にお小遣いを渡す家庭も一定数あることが分かります。
 
ただし、実際の渡し方は定額制とお手伝い制のどちらか一方に限られるわけではありません。毎月の基本額を決めつつ、特別なお手伝いをしたときには追加で渡すなど、複数の方法を組み合わせている家庭もあります。
 
このように、お小遣いの渡し方は家庭によってさまざまであり、定額制を選ぶ家庭が多いという前述の調査結果も、あくまで一つの目安にすぎません。周囲と同じ方法に合わせることよりも、子どもの成長や家庭の考え方を踏まえながら、それぞれに合った渡し方を考えていくとよいでしょう。
 

定額制とお手伝い報酬制にはそれぞれ異なるメリットがある

定額制のメリットは、限られた金額のなかで計画的にお金を使う練習がしやすいことです。
 
例えば、お小遣いが毎月3000円と決まっていれば、「今週使い過ぎると月末まで足りなくなる」と考えながら使う必要があります。その結果、欲しいものをすぐに買うのか、翌月まで待つのかを自分で判断する経験にもつながるでしょう。
 
毎月決まった金額のなかでやりくりする経験は、お金の使い方を考えるきっかけにもなります。
 
実際に、J-FLEC(金融経済教育推進機構)の中学生向け教材でも、お金を「使う」「貯める」といった視点から、必要なものと欲しいものを区別したり、家計管理について考えたりする内容が取り上げられています。こうした点を踏まえると、定額制のお小遣いは、日々の買い物を通じて金銭感覚を身につける機会の一つといえるでしょう。
 
一方、お手伝いの報酬としてお小遣いを渡す方法では、働いた分だけ対価を受け取るという経験ができます。例えば、普段担当している家事とは別に、庭の掃除や荷物の整理などを手伝った際に、追加でお小遣いを渡すといった方法が考えられます。
 
ただし、すべてのお手伝いに報酬を設定すると、「お金をもらえなければ家のことをしない」という考えにつながる可能性もあります。そこで、日常的な家事は家族の一員として担当し、それ以外の特別な仕事だけを報酬の対象にするなど、あらかじめ家庭内でルールを決めておくとよいでしょう。
 

お小遣いの渡し方は金額だけでなく家庭のルールも決める

お小遣いを金融教育につなげるためには、「いくら渡すか」だけでなく、「何に使うお金なのか」まで親子で決めておくことが大切です。
 
例えば、お菓子や趣味のものはお小遣いから買い、学校で必要な文房具や交通費は保護者が負担するといった形で、あらかじめ使い道の範囲を決めておくとよいでしょう。
 
こうしたルールが曖昧なままだと、何をお小遣いで支払うのか判断しにくくなり、足りなくなるたびに追加で渡すことにもなりかねません。
 
それでは子ども自身も、手元にある金額のなかでどのようにやりくりすればよいのか考えにくくなります。また、お小遣いを使い切ってしまった場合にどうするかについても、あらかじめ考えておきたいところです。
 
すぐに追加で渡すのではなく、次のお小遣い日までどう過ごすかを親子で考えることで、使い方を振り返るきっかけになります。こうした経験を重ねることが、お金を計画的に管理する力にもつながるでしょう。
 

家庭に合ったお小遣いの渡し方で子どもの金銭感覚を育てよう

中学生のお小遣いは、定額制を採用している家庭が比較的多いものの、お手伝いに応じて渡したり、複数の方法を組み合わせたりする家庭もあります。
 
お小遣いの渡し方は、周囲の家庭に合わせて決める必要はありません。定額制には計画的に使う力を身につけやすいという特徴があり、お手伝い報酬制では仕事と対価の関係を学ぶきっかけになります。
 
現在、毎月定額で渡しているのであれば、その方法を生かしながら、使い道や管理方法を親子で話し合うことも大切です。子どもの成長に合わせてルールを見直し、お小遣いを実生活に役立つ金銭感覚を身につける機会にしていきましょう。
 

出典

公益財団法人博報堂教育財団 こども研究所 小中学生に聞いたおこづかい事情調査 おこづかいはいくら? 何に使う?
金融経済教育推進機構(J-FLEC) はじめてのお金の時間
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】ソニー生命保険株式会社

  • line
  • hatebu

LINE