東京で「まともな2人暮らし」には“家賃17万円”必要!? SNS投稿に「給与が高くても家賃で消える」「まだ安いほう」の声…もはや東京に住めるのは「限られたエリート」だけ? 家賃高騰で“物件選び”はどう変わるのか
本記事では、話題となった投稿へのほかのユーザーの反応や、実際の東京都の家賃相場、今後の暮らしがどうなるのかなどを解説します。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
「東京で新婚生活をはじめるのに家賃17万円」という投稿が話題に
前記のとおり「東京で新婚生活をはじめる弟の家賃が17万円で、これが普通らしい」と書き込まれた投稿が話題となりました。地域にはよりますが、2人暮らしで家賃が17万円となると、「さすがに高い」と感じる人もいるでしょう。
投稿主は「地方から散々若い子を吸い上げといて結婚しようと思ったら2人住めるまともな物件がそんな天文学的家賃って馬鹿じゃないの?」とも書き込んでおり、やはり高いと感じています。確かに都心部の家賃は上がり続けているため、地方に住んでいる人は驚くかもしれません。
ほかのユーザーの反応
話題となった投稿に対する、ほかのユーザーの反応の一例は次のようなものです。
・2人住める部屋で17万なら安いほうですよ
・場所と間取りにもよります
・関西のほうがいいですよ!
・23区離れたら、一応もっと安いとこはまだ全然ある
・ファミリー向けだと20万後半-30万はザラです
「東京なら安い」といったコメントが複数見られたため、17万円の家賃は都心部ならあり得る金額なのでしょう。特に都心部の家賃は高騰し続けており、気軽に住めないと考える人も多いかもしれません。
東京の家賃相場
不動産情報サイトCHINTAIによると、1LDK・2K・2DKの家賃相場は、世田谷区で17万9000円、足立区で12万6000円などとなっています。最も都内で高いのは港区で27万円、一番安いのは葛飾区の12万4000円です(2026年10月26日時点)。
いずれもバス・トイレ別、室内洗濯機置場、エアコン付きの相場で、家賃17万円は東京23区のなかでは、平均からやや安いほうに分類されます。
家賃は手取りの3分の1以下に抑えるのがよいとされているため、家賃17万円の場合、手取りは約51万円(額面約69万円)が必要です。
夫婦共働きであれば持続性のある金額かもしれませんが、子育てがはじまり、1人で稼ぐとなると難しい家庭もあるでしょう。東京で快適な2人暮らしをするには、相応の収入が必要になるため、高年収の人に限られるかもしれません。
今後の暮らしはどうなる?
主に都心部で家賃高騰が続くなか、今後の暮らしはどうなっていくのでしょうか。
東京に住むのを諦め、神奈川県や千葉県・埼玉県の物件を選ぶ人もいるでしょう。東京都近隣の3県から通うと通勤時間が増えますが、「東京の家賃を払うよりはマシ」と考える人もいるでしょう。
一方、東京の狭小物件に住むといった選択肢もあります。東京23区内でも1K・1DKであれば、10万~16万円あれば住めるため、妥協する人もいるでしょう。また、リモートワークで東京の給与を得ながら、地方で暮らすという人もいます。
筆者は、家族旅行で長野県佐久市にいったことがありますが、平日の飲食店は人が多くて案内されるのに20分くらい待ちました。平日の飲食店がこれほど賑わっているとは想定外でした。
佐久から東京は新幹線に乗れば1時間半程度で、月に数回出社があるとしても問題ないことから、リモートワーク中心の人の移住が増えているのかもしれません。
住む場所は、収入や2人の価値観などによって決まります。「これから同棲する」「新婚生活をはじめる」などの人は、便利な東京に住むのか、家賃を抑えられるところを選ぶのか、話し合ってみるとよいでしょう。
まとめ
「東京での2人暮らしに家賃17万円かかる」と話題になった投稿を取り上げましたが、都内では十分に考えられる相場です。東京の家賃相場を調べると、17万円は平均かやや安いほうで、これを高いと思うなら、狭小物件やほかの都道府県に住むことを検討するのいいでしょう。
今は地方に住みながら、リモートワークで仕事をする人もいます。都心部の家賃が高騰するなか、働き方やそれぞれの価値観によって、柔軟な住まい選びをしましょう。
執筆者 : 藤岡豊
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
