リフォームを計画しています。費用は約1000万円で、頭金300万円、残り700万円を10年ローンで借りる予定です。変動金利と固定金利がともに4.1%なのですが、どちらを選ぶべきでしょうか?

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リフォームを計画しています。費用は約1000万円で、頭金300万円、残り700万円を10年ローンで借りる予定です。変動金利と固定金利がともに4.1%なのですが、どちらを選ぶべきでしょうか?
ローンでお金を借りるときには、変動金利か、固定金利かで迷う人は多いでしょう。本記事では、変動金利と固定金利のメリット、デメリットおよび両金利ともに同じ4.1%の場合にどちらを選ぶべきかを解説します。
堀江佳久

ファイナンシャル・プランナー

中小企業診断士
早稲田大学理工学部卒業。副業OKの会社に勤務する現役の理科系サラリーマン部長。趣味が貯金であり、株・FX・仮想通貨を運用し、毎年利益を上げている。サラリーマンの立場でお金に関することをアドバイスすることをライフワークにしている。

変動金利と固定金利のメリット、デメリット

変動金利とは、住宅ローンなどを借りる期間中に、世の中の金利や景気の動向によって適用される金利が上下に変動する方式をいいます。
 
一方、固定金利とは、ローンを組んだときに決めた金利が決めた期間または完済するまで変わらない方式です。どちらの金利方式を選択したらよいかを検討するうえで、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
 

1. 変動金利

(1)メリット

・固定金利に比べて借り入れ当初の金利が低く設定される傾向があります。
したがって、毎月の返済額を抑えることができます。
・返済負担の軽減
低金利の状態が継続すれば、返済の負担が軽減され、総返済額を安く抑えることが可能です。
 

(2)デメリット

・市場金利の動向などにより金利が上がった場合に、毎月の返済額や総返済額が増える可能性があります。
・金利が変動し、返済額が変わるため、返済計画が立てにくくなることが発生します。
 
なお、変動金利型のローンでは、金融機関や商品、返済方式によって「5年ルール」や「125%ルール」が設けられている場合があります。5年ルールとは、適用金利が変動しても、毎月の返済額を原則として5年間据え置く仕組みです。
 
125%ルールとは、6年目以降に返済額を見直すときに、どれだけ金利が上がっていたとしても、直前の返済額の1.25倍(125%)を超えないという上限ルールがあります。したがって、ローンを組む場合には、これらのルールも考慮する必要があります。
 

2. 固定金利

(1)メリット

・金利が変わらず毎月の返済額が一定のため、長期のライフプランや資金計画が立てやすくなります。
・世の中の景気動向などにかかわらず、市場金利の影響を受けることがありません。
 

(2)デメリット

・将来の金利変動リスクを考慮するため、一般的に変動金利よりも金利が高めに設定される傾向にあります。
・将来、市場金利が下がったとしても、適用される金利は下がらないため、金利低下の恩恵を受けることができません。
 

どちらの金利方式を選ぶべきか

まず、実際のローンを利用している方々はどちらの金利方式を選択しているかを確認してみます。
 
住宅金融支援機構が行っている「民間住宅ローン利用者の実態調査(2026年1月調査)」によると変動金利を選んだ人は全体の75.0%。対して、固定期間選択型(固定2年、3年、5年など)は14.9%。残りの10.1%が全期間固定型となっています。なお、この調査はリフォームローンを対象としていません。
 
この調査結果から、一般的には、金利が低く設定されている変動金利を選択する人が多いことが分かります(前述したように固定金利は、景気動向の変化などによる金利変動のリスクを織り込んでいるため、金利が高くなるのが一般的です)。
 
次に、本ケースの場合を考えてみます。変動金利と固定金利の適用金利がともに4.1%であり、10年ローンを組むということですので、「固定金利」を選択すべきと判断されます。
 
その理由としては、固定金利を選択すれば、完済するまで4.1%の金利が適用され、毎月の返済額を確定できる一方、変動金利では市場金利の動向によって適用金利が上昇し、返済負担が増える可能性があるためです。
 

まとめ

リフォーム費用が約1000万円で、頭金300万円、残り700万円を10年ローンで借りる場合には、変動金利と固定金利がともに4.1%で、10年ローンを組むならば、固定金利を選択することを推奨します。
 
主な理由としては、固定金利であれば完済まで金利と返済額を確定できる一方、変動金利では今後の市場金利の動向によって金利や返済負担が上昇する可能性があるためです。
 

出典

一般社団法人全国銀行協会 Q. 住宅ローン、変動金利と固定金利のどちらを選ぶべきか悩んでいます
住宅金融支援機構 住宅ローン利用者の実態調査結果(2026年1月調査)(概要)
住宅金融支援機構 住宅ローン利用者の実態調査結果【住宅ローン利用者調査(2026年1月調査)】
 
執筆者 : 堀江佳久
ファイナンシャル・プランナー

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