定年後は少なくとも「月15万円」以上稼ぎたい！あまり「体力を必要としない」仕事はありますか？

定年後も働くことは、社会とのつながりを持てたり、趣味や好きなことへお金を使ったりと、余裕ある生活につながります。一方で、年齢を重ねるごとに体力が落ちて、現役時代のようには働けないと悩む方もいるかもしれません。
 
そこで今回は、定年後でも働きやすい仕事を3つご紹介します。定年後は年齢に合わせて、自分のペースで働くことを意識すると、無理なく続けられるでしょう。

定年後におすすめの体力があまり必要のがない仕事3選

体力に自信がなくても、自分のできることやスキルに合わせて、仕事を選ぶことが大切です。定年後におすすめなの仕事には、以下のものがあります。

・一般事務
・マンション管理人
・駐車場管理

厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」を基に、それぞれの仕事内容や平均年収を解説します。
 

一般事務

一般事務は、書類作成やデータ入力など、デスクワークが中心の仕事です。仕事内容には、以下のものがあります。

・書類やデータのチェック
・ビジネス文書の作成
・パソコンでの資料作成
・郵便物の仕分けや発送
・電話の取り次ぎ
・来客者の対応

同資料によると、全国における一般事務の平均給与は、表1の通りです。
 
表1

※厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「一般事務」を基に筆者作成
 
おもにパソコンや事務機器を使った作業になるため、パソコンスキルがあれば、経験を活かせる生かせる場面は多いでしょう。
 

マンション管理人

マンション管理人は、住民への対応や建物の管理が主な仕事です。ほかにも、以下のような仕事内容があります。

・マンションの受付業務
・建物や設備の点検
・照明の点検や交換など
・マンション内の清掃
・宅配便の預かり、引き渡し
・災害時の対応
・住民のトラブル対応

同資料によると、全国におけるマンション管理員の平均給与は、表2の通りです。
 
表2

※厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「マンション管理員」を基に筆者作成
 
平均年齢は55.4歳と高い水準にあり、70歳以上でも延長可能としているケースもあるようです。さらに、パートタイマーで働いている人の割合が最も多いことから、定年後にでも働きやすいといえるでしょう。
 
ただし勤務形態は、住み込みや通いでの常駐など、マンションによって異なります。
 

駐車場管理

駐車場管理は、車の出入りや配置など、駐車場の管理を行う仕事です。
 
場所によって営業時間が異なるものの、早朝から深夜まで営業している場所もあり、勤務時間を自由に決めやすい点が特徴です。仕事内容には、以下のものがあります。

・駐車場内の清掃
・施設や装備の点検、保守
・売上管理
・伝票整理などの事務
・車の誘導
・駐車場の巡回

同資料によると、全国における駐車場管理の平均給与は、表3の通りです。
 
表3

※厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag「駐車場管理」を基に筆者作成
 
駐車場管理の職業は、時期によって忙しさが変わります。祝日や休日などの人の出入りがある多い日は忙しく、閑散期にはゆっくりと仕事ができるでしょう。
 

定年後は自分のライフスタイルに合わせて働こう

定年後でも、働ける仕事は多くあります。今回ご紹介した仕事は、どれも平均年収300万円を超えており、月に15万円以上を稼ぐことは可能でしょう。
 
ただし、職種によって仕事内容や給与が異なるため、自分のライフスタイルや興味のあるジャンルから、職種を選ぶことが大切です。お金だけではなく、労働環境ややりがいといった点も重視して、仕事を探してみましょう。
 

出典

厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag
一般事務
マンション管理人員
駐車場管理
 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー