定年後の楽しみはなんといっても「シニア割」！「何歳」から「対象」なの？どのくらい割引される？

配信日: 2025.06.22 更新日: 2025.10.21

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定年後の楽しみはなんといっても「シニア割」！「何歳」から「対象」なの？どのくらい割引される？

「シニア割」とは、60～65歳以上など一定年齢に達した方を対象とした割引制度です。日々の買い物や旅行など、ジャンルごとに豊富な割引が提供されており、シニア割を活用することで定年後の楽しみを増やす選択肢が広がるでしょう。

本記事では、人気のシニア割の特徴、種類ごとの割引率や対象年齢について解説します。

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部 ▼

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1 「シニア割」種類ごとの割引率や対象年齢
2 多種多様なシニア割を活用して定年後の人生を楽しもう

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「シニア割」種類ごとの割引率や対象年齢

シニア割の種類はジャンルごとに数多く用意されており、割引率や対象年齢はそれぞれで異なります。本章にて、シニア割の具体例を5つ挙げ、その特徴を解説します。

スーパーのシニア割

スーパーごとに独自のシニア割が提供されています。大手スーパーの対象年齢や割引率は表1の通りです。

表1

割引の名称	対象年齢	割引内容（一部対象外商品あり）
イオン「G.G感謝デー」	55歳以上	毎月15日、対象の電子マネー（G.G WAONやゆうゆうワオンなど）での支払い時に5％割引
イトーヨーカドー「シニアナナコデー」	60歳以上	毎月15、25日に「シニアナナコ」カードでの支払いで5％割引（店舗利用のみ）
マルエツ「シニアデー」	60歳以上	毎月第3日曜日とその前日・前々日の3日間、Vポイントカードの提示でVポイントが5倍
アピタ「ハッピーデー」	60歳以上	毎月15・16日に「ハッピーパスポート」を提示することで、特定商品を割引（店舗によって割引対象は異なる）

※筆者作成

イオングループが提供する「G.G感謝デー」のように、60歳未満の人でも利用できるサービスもあります。また、割引が適用されるのは特定の日に限られることが多いため、事前の確認が必要です。

ドラッグストアのシニア割

スギ薬局では「Goハッピーデー」、ツルハドラッグでは「シニア感謝デー」という名称で、毎月15～17日の3日間、60歳以上の人を対象に5％割引が利用できます。医薬品や酒類、たばこなどの一部商品は割引対象外となり、ほかの割引やクーポンと併用できないケースもあるため、詳細を事前に確認しておきましょう。

ドラッグストアのシニア割も、運営元の企業によって対象年齢や割引率が異なります。利用頻度の高いドラッグストアでシニア割が利用できるかどうか、確認しておくとよいでしょう。

映画館のシニア割

シニア割を提供している映画館もあります。TOHOシネマズでは60歳以上、109シネマズでは65歳以上を対象とした「シニア割引」を利用して1300円で鑑賞可能です。

イオングループのイオンシネマでは、55歳以上から1100円で鑑賞できる「ハッピー55（G.G）」や、夫婦どちらかが50歳以上なら2人で2200円となる「夫婦50割引」でお得に映画を楽しめます。

ただし、年齢確認のため身分証明書の提示を必要とするケースがあるため、忘れずに用意しておきましょう。

レストランのシニア割

すかいらーくグループでは、60歳以上の方を対象として「プラチナパスポート」を進呈しています。カードもしくはアプリを提示することで、店内飲食、持ち帰りの合計金額（税込み）から5％が割引されるサービスです。

スシローも「シニアカード」という名称で割引を実施しており、店内飲食かつ平日に限り、60歳以上の方を対象とした飲食代（税込み）の5％割引を実施しています。

ただし、店舗によって適用条件が異なる場合があることや、ほかの割引やクーポンと併用できない可能性がある点には注意しておきましょう。

旅行のシニア割

旅行におけるシニア割は、航空会社や鉄道会社、宿泊施設などで提供されています。航空会社では、ANA（全日本空輸）の「スマートシニア空割」、JAL（日本航空）の「当日シニア割引」などが挙げられ、搭乗日当日の0時から割引運賃で予約できるサービスを提供しています。なお、どちらも65歳以上から利用可能です。

鉄道会社では、50歳以上の人を対象にJR東日本・JR北海道の「大人の休日倶楽部パス」やJR西日本の「おとなび」にて、会員限定の切符や旅行プランを割引で購入できます。宿泊施設においても、ワシントンホテルの「シニアプラン」のように特別料金で宿泊できるプランを提供しているケースがあり、併せて活用することでお得に旅行を楽しめるでしょう。