60歳で退職金「1800万円」を受け取り、預金と合わせて「2800万円」に。妻から「NISAも使ったら?」と言われましたが、65歳まで働かず月「25万円」で暮らすなら、いくらまで投資に回せるでしょうか?

配信日:
この記事は約 3 分で読めます。
60歳で退職金「1800万円」を受け取り、預金と合わせて「2800万円」に。妻から「NISAも使ったら?」と言われましたが、65歳まで働かず月「25万円」で暮らすなら、いくらまで投資に回せるでしょうか?
退職後の生活を考えるうえで、手元の資金をどのように活用すべきか悩む人もいるでしょう。NISAは資金形成の選択肢の1つですが、年金収入がない期間の生活に影響が出ない範囲で、利用することが重要です。
 
今回は、60~64歳の生活費の目安や、NISAで投資できる金額、また退職金と貯金で2800万円ある場合の投資に回せる金額目安などについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

60~64歳の生活費の目安は?

総務省統計局の「家計調査家計収支編 二人以上の世帯」によると、世帯主が60~64歳の2人以上の世帯の平均消費支出(食費や光熱水道費など)は、月34万393円でした。さらに、平均消費支出のうち、おもな項目の月額内訳は次の通りです。

・食料:9万3253円
・住居:2万2442円
・光熱・水道:2万5500円
・家具・家事用品:1万4182円
・被服及び履物:9909円
・保健医療:1万5923円
・交通・通信:5万6524円
・教育:5644円
・教養娯楽:3万3755円
・そのほかの消費支出:6万3261円

生活費が月25万円の場合、平均よりも約9万円低いことになります。生活費は家庭状況によって変わるため、生活ができないとは言い切れませんが、医療費など予期せぬ支出も想定し、老後の生活に余裕をもって過ごすために生活費は少し多めに見積もっておくとよいでしょう。
 
なお、NISAで投資に回す金額を作るために、生活費を削ることは避けた方が無難です。病気やけがなどで急に出費が生じた際に、必要な金額を用意できなくなることが考えられます。
 

NISAで投資できるのは年間いくら?

NISAには年間で投資できる上限額が設けられており、つみたて投資枠で120万円、成長投資枠では240万円です。この金額を超えてNISA口座で投資することはできず、超過分を課税口座で購入した場合は、利益が課税対象となります。
 
また、NISA口座内で生涯にわたって非課税のまま保有できる資産額も決められており、全体で1800万円、うち成長投資枠は1200万円までです。非課税保有限度額を超えてNISA口座で購入することはできません。
 

退職金と預貯金で2800万円あるといくらNISAに回せる?

まず、生活費が月25万円の場合、年間で300万円の用意が必要です。60~65歳までの5年間で、1500万円かかります。個人差はありますが、毎日の生活費だけでなく、けがや病気になった場合の備えも考慮し、5年間の生活費1500万円+予備で500万円、合計2000万円ほどを用意しておくことをおすすめします。
 
2800万円のうち2000万円は生活費や念のための費用として取っておく必要があると考えると、今回のケースでは残りの800万円が、NISAに回せる金額になります。
 
ただし、余った800万円を必ずしもNISAにすべて使う必要はありません。NISAの年間投資枠は、上限が定められており、それより少ない分には問題ないためです。65歳以降も働く予定がないのであれば、無理に投資せず、老後資金は余裕をもって用意しておいた方がよいでしょう。
 

目安は800万円だが余裕を持った投資計画が重要

夫婦での生活費を月25万円と仮定し、生活費とは別に500万円を残しておく場合、今回の条件では800万円をNISAでの投資に回せます。ただし、これはあくまでも生活費が25万円の場合のため、人によって投資に回せる金額が増えたり減ったりするでしょう。
 
本来の生活費を少なく見積もると、投資にお金を使用したあと、生活費が不足して困る可能性があります。特に、老後に働かない場合、60~65歳までの生活費は貯金で賄わなければなりません。
 
NISAなどでの運用を検討する場合は、夫婦で老後の生活について話し合ったうえで、生活に影響が出ない範囲で余剰資金を投資に回すことが大切です。
 

出典

e-Stat政府統計の総合窓口 総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 年次 2025年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 表番号3-2 世帯主の年齢階級別
金融庁 NISA特設ウェブサイト NISAを知る NISAのポイント
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】ソニー生命保険株式会社

  • line
  • hatebu

LINE