更新日: 2020.11.20 その他年金

障害年金は更新が必要だとご存知ですか? 更新するときのポイントなどご紹介

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

障害年金は更新が必要だとご存知ですか? 更新するときのポイントなどご紹介
障害年金は、病気やけがの状態を確認するため、定期的に更新する必要があります。更新の期間は等級を認定するときに一緒に決められます。この記事では、障害年金を更新するときのポイントなどを詳しくご紹介します。
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障害状態確認届が届いたら

障害年金を受給している方に、数年おきに更新の案内「障害状態確認届」が届きます。今現在、障害年金を受け取る資格があるのかを確認するため必ず更新してください。
 
病気やけがの状態が重くなった際は、等級が上がったり、軽くなれば、等級が下がったりします。また、場合によって障害年金を受け取る資格がないと判断されると支給が止まることもあります。
 
障害状態確認届が届いたら、診断書を担当の医師に記入してもらい、期限までに提出します。等級を決める重要なものになりますので、必ず提出しましょう。
 
●更新の流れ
更新時期(誕生月の3ヶ月前の月末頃)、障害状態確認届が日本年金機構から本人宛てに届きます。中には、診断書が入っていますので、到着しだい病院へ行き、担当の医師に記入してもらいます。診断書が出来上がったら、早めに提出しましょう。
 
審査後、更新結果の案内が届き、結果を確認、手続き終了となります。
 

障害状態確認届の提出先は?

同封の返信用封筒で、日本年金機構宛てに郵送、または近くの年金事務所、年金相談センターに提出します。
 
障害基礎年金のみを受給している場合は、お住まいの市区町村役場でも提出できます。
 
●作成期間はどのくらい?
以前は、誕生月の前月末頃に障害状態確認届(診断書)が届いていましたが、令和元年8月より誕生月の3ヶ月前の月末頃に届くようになりました。
 
3ヶ月間の作成期間がありますので、余裕を持って提出することが可能です。
 

提出するときのポイント

障害状態確認届を提出する際には、いくつかポイントがありますので、確認しましょう。
 

 ★★タイトル 
  • 1.提出期限前3ヶ月以内の障害状態を記入する
  • 2.医師に、診断書をお願いする際、日常の生活状況などを伝える(診断書の記載内容で心配な場合、診断書とは別に日常の生活状況などを詳しく記載した書類を添付する)
  • 3.完成した診断書に目を通し、自分の状況と少しでも違うことがあれば、医師へ訂正や加筆をお願いする
  • 4.提出期限を守る

 
診断書の内容によって、障害の状態を審査することになるので、しっかり確認しましょう。
 
●もし提出を忘れたら
もし、障害状態確認届の提出が遅れてしまったり、忘れてしまったりすると、障害年金の支払いが一時的に止まることがあるので注意しましょう。
 
止まった期間分の年金は、障害状態の確認が取れしだい受け取れますが、手間と時間が余計にかかってしまいます。
 

更新の結果はいつ来る?

障害年金の更新結果は、提出してから約4ヶ月前後に文書通知で郵送されてきます。
 
そこでもし、等級が変更になる場合は「支給額変更通知書」という案内が届きます。等級が下がり、減額変更に不服がある際は、「変更決定通知」を受け取ってから3ヶ月以内に審査請求をしましょう。
 
●2020年はコロナの影響で更新期間が延長
日本年金機構より、2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響を考え、障害状態確認届の提出期限を、1年間延長すると発表がありました。
 
令和2年2月から令和2年6月の間に提出期限を迎える方は、診断書の作成と提出をする必要がなくなりました。また、令和2年7月から令和3年2月までの間に提出期限を迎える方には、障害状態確認届が送付されません。来年以降改めて送付されることとなります。確認しておきましょう。
 

障害年金は忘れずに更新しましょう

障害年金を受給するためには、病気やケガの状態を確認するため、数年おきの更新が必要となります。障害状態確認届が届きしだい、担当の医師に診断書へ記入してもらい更新しましょう。
 
また、医師に診断書を記入してもらう際には、普段の生活状況などを詳しく伝えましょう。診断書の内容は、障害等級を決める重要なものになるので、よく確認することが重要です。
 
[出典]
日本年金機構「障害状態確認届が届いたとき」
日本年金機構「障害年金受給者が行う手続きの変更について」
日本年金機構「障害状態確認届の提出が遅れたり、提出がなかったとき」
日本年金機構「【障害年金等を受けている皆様へ】障害状態確認届(診断書)の提出期限の延長のお知らせ」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部


 

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