夏にオススメなふるさと納税とは？季節にピッタリの返礼品も

皆さんは今年すでに、ふるさと納税を行ったでしょうか。ふるさと納税は応援したい自治体にお金を寄付することで、所得税の還付や住民税の控除を受けることができる制度です。
 
また、寄付した自治体から素敵なお礼の品を受け取ることもできますよ。
 
まだ利用限度額に余裕がある方は、夏のオススメ返礼品をチェックしていきましょう。

夏が旬！ 今がおいしい食材たち

まずは、今が旬のおいしい野菜や果物をチェックしていきましょう。家族みんなが大好きな「とうもろこし」は、夏にオススメの返礼品の1つです。岐阜県飛騨市は、1万円の寄付で4キロのとうもろこし（品種ゴールドラッシュ）を受け取ることができます。10〜13本入っているようなので、夏休みの子どもたちのおやつや、夕食のおかずにいかがでしょうか。
 
また、お父さんのビールのおともに、新鮮な「枝豆」もオススメです。秋田県鹿角市では、1万円の寄付で5キロの枝豆をもらうことができます。1年間に何度も申し込むことができ、比較的安い金額で寄付できるので、ふるさと納税が初めての方にもぴったりですね。
 
発送は8月中旬から10月上旬までとなっており、申し込み期日も設定されているため、あらかじめ確認しておくようにしましょう。
 

ふるさと納税で旅行へ

新型コロナウイルスの影響で、海外旅行や帰省を控えている方は多くいらっしゃいます。
 
引き続き感染リスクが伴うような大人数での旅行や、混雑した乗り物を使っての旅行、東京など大都市への旅は控えた方が良いですが、感染リスクを抑えながらも久しぶりに出かけてリフレッシュしたいと感じている方もいるのではないでしょうか。
 
ふるさと納税では、さまざまな地域への旅行券やホテルの宿泊券、レストランでの食事券などが返礼品として用意されています。新型コロナウイルスの感染拡大の状況に応じて、旅行を延期することができるように、これらのチケットの利用期限は、1年から2年くらい延長されている自治体がほとんどです。
 
今年の夏すぐに旅行に行くことができなくても、旅行計画を立てるだけで、気分的に少しウキウキするのではないでしょうか。旅行好きな方は、返礼品としてもらうことができる宿泊券やレジャー施設の利用券などをチェックしてみましょう。
 

こんなユニークな返礼品も

最後にご紹介するのは、今年の夏に大活躍する「夏用のマスク」を返礼品としてもらうことができるふるさと納税です。世界的に猛威をふるっている新型コロナウイルスのため、私たちの生活は大きな影響を受けています。学校に通ったり、職場に通勤したりと、日々の活動をできる限り継続するためには、感染予防のマスクが欠かせません。
 
しかし日本の夏は毎年猛暑なので、ずっとマスクをつけていると熱中症も心配ですね。
 
そこでオススメなのが夏用のマスクです。例えば、岐阜県本巣市では、5000円の寄付で、「吸水・速乾性のある洗えるニットマスク」を受け取ることができます。特殊な技術で夏も快適なマスクとなっており、地方自治体の繊維技術力を集結させた返礼品といえるでしょう。
 
また、富山県富山市や、兵庫県洲本市は、中に保冷剤を入れることができる夏用のマスクを用意しています。マスクを作っている自治体や企業が分かっているため、販売会社が不明な海外製のマスクを利用するよりも安心して利用できるのではないでしょうか。
 
ふるさと納税は季節によって、さまざまなユニークな返礼品が用意されています。まだ2020年度の寄付金額に余裕がある方は、ふるさと納税の情報をチェックしていくと良いでしょう。そして、今回ご紹介した内容を参考にしながら、これから続く暑い毎日に備えて、自分にぴったりな返礼品を検討してみてくださいね。
 
執筆者：下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者