更新日: 2019.01.10 その他資産運用
【究極の生きたお金の使い方】持ち出し現金ゼロで始められる投資信託があるって本当?
ところが、やっぱり投資が恐いと思い込んでいたり、まわりにやっている人がいない、相談する人をどうやって探してよいかわからない、という人も多いと思います。そんなときにリスクを限りなく少なくできる方法があったなら、あなたはどうしますか? ちょっとやってみよう、と決意できるでしょうか。
今回はiDeCoの運用先として主力となっている、投資信託についてのお役立ち情報です。
Text:野原亮(のはら りょう)
確定拠出年金相談ねっと認定FP
確定拠出年金創造機構代表
https://wiselife.biz/fp/rnohara/
現東証1部上場の証券会社に入社後、個人営業・株式ディーラーとして従事。口座残高が当初20万円のお客様が2,000万円になったことも。その後、営業マーケティング会社に転職。生涯担当顧客は1,000名超。 2016年に確定拠出年金専門のファイナンシャルプランナーとして開業。法人への企業型確定拠出年金制度の導入を中心に、個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)制度の普及にも努めている。生活に密着したお金の話は「人生有限、貯蓄無限」と考え、公的年金や資産運用のアドバイスも。2017年、DVD「一人社長・夫婦経営の社長のための確定拠出年金」を出版
https://www.amazon.co.jp/dp/B073JFYMQV
投資信託ってなに?
投資信託とは、運用のプロが皆さんから集めたお金をまとめて、世界中のいろいろな株式や債券などに投資し、資産成長の還元を目指すものです。
基本的には個別株式よりリスク分散がなされているため、初心者には扱いやすい金融商品ですから、最近話題のiDeCoや「つみたてNISA」の主力商品となっています。詳しくは、こちらのサイトなどがわかりやすく説明されています。
※参考:楽天証券HP https://www.rakuten-sec.co.jp/web/fund/learn/about/
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たった月100円から始められる投資信託
いまは10年前とは違い、投資環境に恵まれています。実は月100円から始められる積み立てや、100円でできる投資信託がごろごろ転がっています。もし損したくないとか、投資が恐いと思う人なら、まずは100円から始めてみてはどうでしょうか。
筆者が把握する限り、月100円から投資信託が買える証券会社は4社あります。SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券です。
100円なら、半分になっても50円ですから、まずは実践しながら勉強していくには、ほとんど心理的抵抗がないはずです。当初、筆者は100円で始めてなんの意味があるのか、ちょっと小バカにしていた部分もあったのですが、よくよく考えてみると、100円から得られる効果は絶大です。
例えば、すべて本番で下記のような練習ができます。
■ 投資信託を買うお金を入金する
■ 投資信託を買う
■ 投資信託を売る
■ 資産配分を決める
■ 資産配分を変える
■ 投資信託を売ったお金を現金化する
■ 資産運用による値上がりを経験する
■ 資産運用による値下がりを経験する
■ 資産運用で価格の上下に慣れる
■ 夫に資産運用に対する抵抗を減らしてもらう
■ お子さんにお金の勉強をさせてあげられる
などなど、あげればキリがありません。
本当に損失リスクゼロで始める投資信託
これは、現状では楽天カード愛用者だけの特典です。楽天カードを利用するとポイントが加算されます。このポイントは期間限定などのポイントを除けば、そのポイントで投資信託が買えてしまうのです。
このシステムを活用すれば、持ち出しの現金はゼロですから、もともとカードなどで貯めたポイントはなかったものとして、ほかでなるべく無駄使いをせずに将来への積立てに使えます。まさに究極の生きたお金の使い方です。
意外にポイントを使わずに、なんとなく貯まっているかたも多いかもしれません。先日お会いした人は7万ポイント(=7万円)くらい貯まったままになっていたそうです。ちなみに筆者はこのポイントを使い、気になる投資信託を10本ほど買っています。仕事上あえて買っているものもありますが、元がポイントであれば楽な気持ちで投資できてしまいます。
ポイントで投資信託、をバカにはできない
投資信託を保有すると、一時的には損失状態になることも多々あります。ポイントを活用すれば、その価格変動に早く慣れることができます。特に損失に対する許容範囲を大きくなります。また、たった100ポイントを使っただけでポイントがさらにたまります。随分お得すぎる話ですよね、ポイントにポイントがついちゃうなんて。
いずれポイントへの課税が明確に発生・強化される可能性もありますので、もしかしたら早いもの勝ちかもしれません。
このように単純に投資信託だけで考えるのではなく、貯蓄全体をトータルで考えていくと、単純な預貯金ですら賢い活用法はけっこうありますから、主婦の強い味方になることでしょう。一度覚えてしまえば、雪だるま式に増やすことも可能ですので、ご興味ある人は早めにやってみるとよいと思います。
Text:野原 亮(のはら りょう)
確定拠出年金相談ねっと認定FP,確定拠出年金創造機構代表