更新日: 2022.02.07 資産運用

単純移動平均線を用いると、投資初心者でも、将来のトレンドがなんとなくイメージできる!?

執筆者 : 重定賢治

単純移動平均線を用いると、投資初心者でも、将来のトレンドがなんとなくイメージできる!?
前回は単純移動平均線の意味についてお伝えしました。
 
単純移動平均線は、株価などの過去のトレンドを把握するために用いるテクニカルツールですが、これを少し応用すると、未来のトレンドがどうなってくるかも少しだけ見えるようになります。
 
ということで今回は、単純移動平均線を使った目先のトレンドを探る方法について言及したいと思います。
 
重定賢治

執筆者:重定賢治(しげさだ けんじ)

ファイナンシャル・プランナー(CFP)

明治大学法学部法律学科を卒業後、金融機関にて資産運用業務に従事。
ファイナンシャル・プランナー(FP)の上級資格である「CFP®資格」を取得後、2007年に開業。

子育て世帯や退職準備世帯を中心に「暮らしとお金」の相談業務を行う。
また、全国商工会連合会の「エキスパートバンク」にCFP®資格保持者として登録。
法人向け福利厚生制度「ワーク・ライフ・バランス相談室」を提案し、企業にお勤めの役員・従業員が抱えている「暮らしとお金」についてのお悩み相談も行う。

2017年、独立行政法人日本学生支援機構の「スカラシップ・アドバイザー」に認定され、高等学校やPTA向けに奨学金のセミナー・相談会を通じ、国の事業として教育の格差など社会問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

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単純移動平均線のおさらい

図表1は単純移動平均線のイメージですが、黒線の株価の推移に対し、緑線を単純移動平均線として描いています。
 
【図表1】

※筆者作成
 
見方としては、過去、株価が平均してどのように動いているか、つまり、過去のトレンドを確認するために単純移動平均線が存在しますが、これを応用すると、近い将来、株価がどのようなトレンドで動いていくかを探ることにつなげられます。
 

単純移動平均線におけるトレンドの探り方

例えば図表2では、株価が下降局面から上昇局面に転じ、しばらく上昇トレンドが形作られていることが分かりますが、それはあくまでも過去の話です。
 
問題は、株価がこれからどうなるかなので、それを探るために単純移動平均線の動きに着目していきます。
 
【図表2】

※筆者作成
 
見るべき時点は、右上端の部分です。株価がさらに上昇波動を描くのかを知りたいわけですが、株価だけを見ていても、上がるのか、下がるのか、判断しづらいところです。
 
そこで右側、つまり直近の単純移動平均線の「傾き」に着目し、現在のトレンドが「上向き」なのか、「下向き」なのか、それとも「横向き」なのかを確認します。
 
上の図では単純移動平均線が上向きであるため、少なくとも、もうしばらくは上昇トレンドが継続するだろうと仮定することができます。
 
ただし、図の株価の推移を以前お伝えした「エリオット波動理論」における波形取りに照らし合わせると、上昇波動である衝撃波(5つの波)が形作られています。
 
そこで結論としては、単純移動平均線が上を向いているため、目先では上昇トレンドがほんの少しだけ続く可能性はあるが、上昇波動の最終段階にあるため、間もなくして調整局面に入り、単純移動平均線は下向き、もしくは横向きを描くだろうと仮説を立てることができます。
 

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まとめ

このように、単純移動平均線は過去のトレンドから推計し、未来のトレンドを描くことに応用できますが、必ずしも万能であるとはいい切れません。このため、他の投資理論やテクニカルツールと併せて判断していく必要があるといえます。
 
次回は、単純移動平均線の2つ目ポイントである株価の「割高」・「割安」の判断についてお伝えしていきたいと思います。
 
執筆者:重定賢治
ファイナンシャル・プランナー(CFP)

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