今埌、金利が䞊がる局面では、どのように株匏投資を考えおいけばいいの

配信日: 2022.03.02 曎新日: 2025.06.26
この蚘事は玄 6 分で読めたす。
今埌、金利が䞊がる局面では、どのように株匏投資を考えおいけばいいの
前回は、株匏盞堎の倉動芁因ずしお、りクラむナ情勢を題材に囜際情勢などから株䟡の動向に぀いお説明したした。
 
その䞭で、2022幎2月16日時点ではありたすが、ロシア軍の撀収の報を受け、日本の株匏垂堎では比范的倧きく反発しお匕けたものの、りクラむナ問題は完党に解決しおいない点や、アメリカの10幎物囜債利回りが2.00台で掚移しおいる点が気掛かりずなり、䞊倀が抑えられる展開ずなったこずをお䌝えしたした。
 
そこで今回は、最近のマヌケットの䞻な倉動芁因ずしお挙げられおいる「利䞊げ」を題材に、株匏垂堎の倉動芁因に぀いおみおいきたいず思いたす。
 
※この蚘事は、2022幎2月16日時点の情報を基に執筆しおいたす。囜際情勢などの倉化により、珟圚の状況ず異なる点があるため、基本的な考え方ずしおご理解ください。
重定賢治

ファむナンシャル・プランナヌCFP)

明治倧孊法孊郚法埋孊科を卒業埌、金融機関にお資産運甚業務に埓事。
ファむナンシャル・プランナヌFPの䞊玚資栌である「CFP®資栌」を取埗埌、2007幎に開業。

子育お䞖垯や退職準備䞖垯を䞭心に「暮らしずお金」の盞談業務を行う。
たた、党囜商工䌚連合䌚の「゚キスパヌトバンク」にCFP®資栌保持者ずしお登録。
法人向け犏利厚生制床「ワヌク・ラむフ・バランス盞談宀」を提案し、䌁業にお勀めの圹員・埓業員が抱えおいる「暮らしずお金」に぀いおのお悩み盞談も行う。

2017幎、独立行政法人日本孊生支揎機構の「スカラシップ・アドバむザヌ」に認定され、高等孊校やPTA向けに奚孊金のセミナヌ・盞談䌚を通じ、囜の事業ずしお教育の栌差など瀟䌚問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

株匏盞堎の倉動芁因を捉える䞀連の流れおさらい

前回のおさらいずしお、株匏盞堎の倉動芁因に関係しおいる䞀連の流れに぀いお確認しおいきたす。

1囜際情勢
2䞖界経枈
3囜内経枈
4セクタヌ業界動向
5個別株の動向
6売買需絊の動向

たず、囜際情勢が倉化し、それを受けお䞖界経枈や囜内経枈が倉わっおいきたす。そしお、ミクロ的にはセクタヌ業界や個別株の動向に圱響が及び、最終的に株匏を売買するずいった需絊関係の動きが倉化しおいきたす。
 
このような䞀連の流れは、マクロな芖座からミクロの芖座に向かう流れであるため、どちらかずいうず、短期的な投資スタンスよりも䞭・長期的な投資スタンスず盞性がいいように思いたす。
 

利䞊げ局面における株匏盞堎の倉動芁因の捉え方

それでは昚幎から続く、今埌も䞻流ずなっおくるだろう「利䞊げ」局面に぀いお、株匏盞堎の倉動芁因をめぐる䞀連の流れを基に株匏投資を考えおいきたしょう。
 
初めに囜際情勢ですが、前提ずなる基瀎的な背景には「コロナ犍終息埌の日垞の回埩期埅」が挙げられたす。
 
コロナ犍が終わるこずを芋蟌み、生掻が少しず぀元に戻るこずを期埅する向きがある䞭で、「サプラむチェヌンの逌迫ひっぱく」により、人々にスムヌズにモノが行き枡っおいかないずいう問題がある皋床長く続いおいたす。
 
このような状況の䞋、䞖界経枈や囜内の経枈においおは「物䟡の急激な䞊昇」が起こり、金融圓局ずしおは、物䟡の䞊昇を抑制する必芁があるずいうこずで、特にアメリカやむギリスなどは金融緩和政策を解陀し、金融匕き締め政策に政策転換を図ろうずいう動きになっおいたす。
 
ここたでの内容をたずめるず、䟛絊網が䞖界䞭で逌迫ひっぱくしおいるため、物䟡の急激な䞊昇を招いおおり、これを抑え蟌むために金融政策の転換が図られようずしおいるこずが、マクロ的には倧きな問題であるずいうこずが分かりたす。
 
「モノが人々の手に行き枡らない」⇒「物䟡が䞊昇しおいる」⇒「金融緩和から金融匕き締めぞ」ずいった流れです。

1囜際情勢サプラむチェヌンの逌迫
2䞖界経枈・3囜内経枈物䟡の䞊昇⇒金融緩和政策から金融匕き締め政策ぞの転換

この流れをしっかりず頭に入れた䞊で、次に考えるこずは、金融匕き締め政策が実斜されるず金利が䞊昇しおいくずいうこずです。
 
金融匕き締め政策の方法論を簡単に説明するず、䟋えばアメリカの堎合、10幎物囜債の買い入れ量を段階的に枛らしテヌパリング、政策金利であるFFレヌトフェデラル・ファンド・レヌトを段階的に匕き䞊げ利䞊げ、FRBの資産を瞮小囜債の売华等しおいくこずになりたす。
 
これらはいずれも金利の䞊昇を匕き起こし、経枈の䞋抌し芁因ずなりたす。
 
぀たり、金利を匕き䞊げるこずで景気の過熱を防ぎ、行き過ぎおいる物䟡の䞊昇を抑え蟌むこずになるため、景気はそれたでず比べるず枛速する可胜性が高たりたす。2䞖界経枈・3囜内経枈金融匕き締め政策ぞの転換⇒金利の䞊昇ずいった流れです。
 
今、お䌝えしたこずは、マクロの芖座からみた経枈の基瀎的条件ファンダメンタルズです。
 
経枈状況の環境蚭定ずしおは、金利の䜎い時代が終わり、今埌、金利が䞊がっおいくステヌゞに入っおいくだろうずいうこずを頭にずどめおおきながら、株匏投資を行っおいく必芁がありたす。
 
それでは、4セクタヌ業界ず5個別株、6売買需絊の動向ずいったミクロの面に぀いおは、どのように考えおいけばいいのでしょうか。
 
経枈環境の蚭定ずしおは、「金利が少しず぀䞊がっおいく」わけですから、金利が䞊昇しお株䟡が䞊がるセクタヌ業界や䌁業の株匏を物色しおいけばいいずいう発想が考えられたす。
 
䟋えば、金融セクタヌ業界ずしおは、銀行株や保険株などに保有銘柄を切り替えおいくずいったアむデアが挙げられるでしょう。
 
これずは逆に、それたで株匏垂堎をけん匕しおきたハむテク株ずいった、いわゆるグロヌス株成長株などにずっおは、金利の䞊昇は成長の劚げになり、たた配圓利回りの䜎䞋に぀ながるため、これらのセクタヌ業界や䌁業の株匏は売られやすくなるだろうず考えるこずができたす。
 
たた、少し芖点を倉えるず、物䟡の䞊昇が金利の匕き䞊げによっおすぐに止たり、䞋萜しおいくわけではないため、䟝然ずしお゚ネルギヌや穀物などの関連セクタヌ業界や䌁業の株匏にお金が流れるだろうず掚察するこずもできたす。
 
さらに付け加えるず、株匏垂堎の䞋振れに察する防衛策ずしお、それたであたり䞊昇しおこなかった、いわゆるバリュヌ割安セクタヌ業界や、配圓利回りの高い䌝統的な優良䌁業などの倧型株に資金をシフトしおいくのはどうか、ず考えるこずができるでしょう。
 
このように、金利の䞊昇が始たるずいう芳点から、セクタヌ業界や個別株、売買の動向などを探っおいくこずになりたす。
 
4セクタヌ業界・5個別株・6売買需絊の動向金利の䞊昇⇒金利の䞊昇が远い颚になるか、金利の䞊昇をあたり受けない株匏を物色するずいった流れです。
 

たずめ

今回は、りクラむナ情勢を脇に眮いおはいるものの、特にアメリカの株匏垂堎を前提に話を進めおきた぀もりですが、アメリカの金融政策の転換が䞖界経枈に倧きく圱響を及がすであろうこずが掚察できたす。
 
囜際情勢から䞖界経枈・囜内経枈、そしおセクタヌ業界・個別株・売買需絊の動向ずいった䞀連の流れの぀かみ方はむメヌゞできたでしょうか。
 
今埌の展開ずしおは、アメリカの政策金利であるFFレヌトの氎準が2.5/幎でずどたるかどうかです。
 
アメリカの2022幎1月の消費者物䟡指数は、前幎同月比7.5ず高い氎準にたで到達しおいるため、物䟡の適床な氎準ずされおいる2.0幎の巡航軌道に戻すには、2.5幎を超える金利氎準が必芁ではないかずいう指摘も出始めおいたす。
 
りクラむナ情勢が完党に萜ち着いた埌は、金利氎準がどこたで匕き䞊げられおいくかず、物䟡に倧きな圱響を及がす原油䟡栌などがどこたで䞊がっおいくか、そしお賃金の䞊昇率がどこたで䞊がっおいくか、この3぀の点に泚目が集たりやすくなるこずが考えられたす。
 
投資初心者の方にずっおは難しい話だず思われるかもしれたせんが、資産運甚はそもそもで難しいものなので、なるべく単玔・簡単に考えようずするのではなく、本質を芋極めお論理展開を組み立おおいく緎習ず捉え、考えるこずを楜しんでもらえればず思いたす。
 
次回は、ファンダメンタルズ経枈の基瀎的条件の芖点から、アメリカの10幎物囜債利回りずFFレヌトが株匏垂堎に䞎える圱響に぀いお探っおいきたいず思いたす。
 
執筆者重定賢治
ファむナンシャル・プランナヌCFP)

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