更新日: 2022.05.18 NISA

まだ認知度が低いNISA 使わないともったいない?

執筆者 : 下中英恵

まだ認知度が低いNISA 使わないともったいない?
NISAは、資産運用で得た投資信託の分配金や売却益などの利益を非課税とすることができる、大変お得な資産運用の制度です。ここ最近、NISA制度の認知度が上がってきていますが、実際に利用している人はどのくらいいるのでしょうか。
 
今回は、NISA制度はどのくらい活用されているのかをご紹介します。また、まだNISA制度を利用していない人へ、NISA制度のお得な使い方をご紹介します。

【PR】基礎から学べる投資学習動画が無料公開中!

【PR】バフェッサ(世界一の投資家バフェット流の投資知識が学べる!)

投資の達人になる投資講座

おすすめポイント

・生徒数日本一の投資スクールが監修
・今なら約5万円の特典を完全無料で提供中!
・新NISAを有効活用したい人におすすめ
・未経験者でも分かるように図解で解説

下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

NISAの口座開設状況

日本証券業協会が公表している調査結果(※1)によると、2021年末の証券会社の、一般NISAとつみたてNISAのNISA総口座数は1108万口座となっており、2020年末と比較しますと、21.2%増加しています。
 
そのうち、特に、つみたてNISA口座の開設数が飛躍的に伸びています。2021年末のつみたてNISA口座数は339万口座で、2020年末の172万口座から、2倍近く口座開設数が伸びました。
 
年代別に見てみますと、一般NISAとつみたてNISAの口座数が最も多いのは、20~30代です。20~30代のNISAの口座開設数は、約300万口座となっています。30代では、他の年代に比べて、つみたてNISAが占める割合が大きく、つみたてNISAが少しずつ若い世代に普及している状況が分かります。
 

まだNISAを知らない人もいる

しかし、NISAについてよく理解していない人がまだ多くいるのも現状です。日本証券業協会が行った別の調査(※2)によると、NISAについてよく分からないと回答している人は、41.7%います。
 
そして、現在、預貯金のみを保有している人たちのうち、約半数の49%は、NISAのことを知らないと答えています。年々、口座開設数を伸ばしているNISAですが、残念ながらその制度内容を理解していない人は、まだ半数近くいることが分かります。
 

【PR】基礎から学べる投資学習動画が無料公開中!

【PR】バフェッサ(世界一の投資家バフェット流の投資知識が学べる!)

投資の達人になる投資講座

おすすめポイント

・生徒数日本一の投資スクールが監修
・今なら約5万円の特典を完全無料で提供中!
・新NISAを有効活用したい人におすすめ
・未経験者でも分かるように図解で解説

NISAの魅力をチェック

まだNISA制度を利用していない方に、NISAのポイントを簡単に解説します。NISAの最大の魅力は「運用でもうかった利益が非課税となる」という点です。
 
通常、投資信託などを購入した場合、もうかった分配金や売却益には約20%の税金がかかりますが、NISA制度ではこの税金がタダとなります。投資をする場合、NISAの非課税メリットを使わなければ、もったいないといわれているのは、これが理由です。
 
つみたてNISAは、もちろん投資なので損をする可能性もありますが、長期的な投資を続けますと、将来的にお金を増やすことができる可能性があります。
 
なお、NISA制度には、年間120万円まで5年間非課税となる一般NISAと、年間40万円まで20年間非課税となるつみたてNISAの2種類があります。
 
特に、先ほどの調査で若い世代の口座開設数が増えているつみたてNISAは、少額から投資を始めてみたいと考えている方にぴったりです。楽天証券やSBI証券などのネット証券で、簡単に口座を開設することができますので、ぜひチェックしてみましょう。
 
いかがだったでしょうか。「投資に興味を持っているけれどなかなか始められない」「NISAって難しそう」「今更NISAを始めるなんて恥ずかしい」などの先入観を持っている人は、まだ多くいらっしゃいます。
 
投資を始めるのは、思い立った時が始め時です。日本証券業協会や金融庁、各ネット証券にも詳しくNISAが解説されていますので、まずはNISA制度を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
 

出典

日本証券業協会 NISA口座開設・利用状況調査結果 (2021年12月31日現在)【詳細版】について(※1)
日本証券業協会 証券投資に関する全国調査 2021年度調査報告書(個人調査)(※2)
 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

ライターさん募集