賢い投資の3大法則「枠設定と継続、そしてオリジナルテキスト」 え?どうゆうことなの?
配信日: 2018.04.12 更新日: 2019.01.10
Text:柴沼直美(しばぬま なおみ)
CFP(R)認定者
大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
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1つめは枠を設定すること
投資信託の値動きの善し悪しは何で決まるか? 90%以上がアセットアロケーション(資産配分)で決まるといわれています。
つまり、どんな銘柄に投資をするかというよりも、どの国に何%投資するか? どういう業種に何%投資するかという「大枠」で決まります。個別の銘柄は10%しか左右しません。
大枠の設定には、経済や社会情勢の流れを理解しておく必要があります。いきなりハードルが上がってしまうかもしれませんが、投資がうまくいく術を身につけるのは一朝一夕にはかなわない、王道がないという理由です。
難しい場合は、広く分散された投資信託を購入するというのも一つの選択肢です。
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2つめはジタバタしないこと
2つめは、一度投資対象を決めたら、日々の値動きに一喜一憂しないことです。命の次に大切な「おかね」を預けるのですから、心情的に値動きが気になるというのは当然といえるでしょう。
しかし、例えば何か政治的なイベントがあって価額が大きく動いたときの「狼狽売り」をよく耳にしますが、それは何の意味もありません。
そもそも「今すぐ必要ではないおかね」を運用するというのが大前提なのですから、下がったからといっても、少し待っていればたいていは戻ります。戻るまで待てばいいのです。
逆に、大きく上昇したときに、「利益確定する」というのは結構なことですが、売却したあと、そのおかねを投資する先は見つかっていますか? 見つかっていない場合がほとんどだと思います。
使い先が決まっていないのでなければ、売り買いの取引を頻繁に行うものではありません。金融商品取引業者を儲けさせるだけです。
自分で「経験を積む」ことが一番の教科書
3つめが「経験こそ最大の教え」ということです。「下がったら困るので」という理由で、とかく安全性を求めがちですが、安全ということは動かないということで、収益が得られないということと同義です。
失敗しても、経験したことはどんな本にも載っていない、オリジナル教科書になります。料理と違って、もともとのスタートの金額も、運用期間もすべて違うので、レシピとして一般化することはできません。
そろそろ「思い切ってやってみる」という新しい扉を開いてみましょう。
Text:柴沼 直美(しばぬま なおみ)
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP(R)認定者
日本証券アナリスト協会検定会員、MBA(ファイナンス)、
キャリアコンサルタント、キャリプリ&マネー代表