更新日: 2022.11.21 その他資産運用

20代OLですが、投資を始めたいと考えています。円安の今、投資をするならどうしたらいいですか?

20代OLですが、投資を始めたいと考えています。円安の今、投資をするならどうしたらいいですか?
先月10月、ドル円レートが32年ぶりに1ドル150円台に乗せたことは、多くの人にとって記憶に新しいでしょう。11月18日現在は1ドル140円台を下回っていますが、円安の続く今、資産形成のために投資を始めたいと考えている人は具体的に何をするべきなのでしょうか。
 
この記事では、円安をきっかけに投資を始めようとする人のために、投資初心者がとるべき戦略について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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最善の投資術は「米国株インデックスファンド」の積立投資

結論から言うと、初心者が今から投資をするなら、S&P500に連動する投資信託かETFの積立投資がおすすめです。S&P500は株価指数のひとつで、ニューヨーク証券取引所やNASDAQに上場している最も業績のいい500銘柄の時価総額をもとに算出されます。このような特定の指数に連動する投資商品を「インデックスファンド」と呼びます。
 
つまり、S&P500に連動するインデックスファンドに投資するということは、米国を代表する500銘柄に分散投資をするということです。投資経験のない全くの初心者が、米国を代表する500銘柄を選ぶことは至難の業でしょう。投資する銘柄を選ばなくてもいいインデックスファンドへの積立投資は、まさに初心者向けの投資術と言えます。
 

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今こそ積立投資を始める絶好のチャンス

財務省は先月10月31日、直近1ヶ月(9月29日~10月27日)で総額6兆3499億円の為替介入を実施したと公表しました。11月18日時点では1ドル139円と、10月に比べ値上がりしていますが、米国株に投資するのはハイリスクではないかと不安になる気持ちもあるでしょう。しかし、積立投資を始めるには絶好のタイミングと言えます。
 
なぜなら、毎月定額を投資する積立投資では、ドルコスト平均法が効果を発揮するからです。ドルコスト平均法とは、価格が変動する商品を一定の金額で定期的に購入し続ける投資術のことを言います。購入金額が一定なので、株価が下がったときに多く買い、上がったときには少なく買います。これにより平均購入単価を下げることができます。
 
つまり、株価が落ち込んでいる今は、株価が上昇しているときより多く買えるということ。スーパーで例えるなら、絶賛セール中といったところでしょうか。株価が落ち込む今こそ、積立投資を始めるには絶好のタイミングです。
 

投資初心者がやりがちなミスとは?

いざ投資を始めてみると、株価の変動が気になるもの。投資初心者がやりがちなミスとして、すぐに利益を確定してしまうことが挙げられます。つまり、利益が発生した時点で売ってしまうわけです。「利益が出れば、その時点で売るべきでは?」という声があるかもしれませんが、答えは「ノー」です。なぜなら、そもそも積立投資は相場のタイミングで売買するものではないからです。
 
繰り返しですが、積立投資の基本は、ドルコスト平均法です。投資を続けていると、当然ながら株価が安くなるときもあれば、高くなるときもあります。このように値動きがあるからこそ、積立投資の強みが活きてくるのです。どうしても投資した金額を取り崩さないといけないタイミングが来たときにだけ、売るようにしましょう。
 

円安の今からでも積立投資は遅くない


 
これから投資を始める初心者は、S&P500に連動する投資信託かETFの積立投資から始めることをおすすめします。積立投資のメリットは、株価が高いときは少なく買い、安いときに多く買えること。
 
つまり、投資期間という「時間」のリスクを分散しつつ、安定したリターンを期待できるということです。初心者はベストタイミングを見図る投資スタイルではなく、タイミングに左右されない投資スタイルを心がけましょう。
 

出典

財務省 外国為替平衡操作の実施状況 (令和4年9月29日~令和4年10月27日)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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