iDeCoとつみたてNISA、50歳から始めて「2000万」貯めるにはいくら投資したらいい?

配信日: 2022.11.30 更新日: 2025.06.26
iDeCoとつみたてNISA、50歳から始めて「2000万」貯めるにはいくら投資したらいい?
2019年に話題となった老後2000万円問題をきっかけに、老後のことを不安に感じ、NISAやiDeCoを始めたという人も多いのではないかと思います。
 
また、50歳になると老後といわれる年齢が近づいていることで、老後資金の準備を自分事として真剣に考える人も増えるのではないでしょうか。
吉野裕一

夢実現プランナー

2級ファイナンシャルプランニング技能士/2級DCプランナー/住宅ローンアドバイザーなどの資格を保有し、相談される方が安心して過ごせるプランニングを行うための総括的な提案を行う
各種セミナーやコラムなど多数の実績があり、定評を受けている

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iDeCoやつみたてNISAを活用した老後資金作り

iDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(少額投資非課税制度)は、貯蓄から投資へという政府のスローガンの下、個人の資産形成において税制の優遇を受けられる制度です。
 
iDeCoは2001年に始まりましたが、2017年から専業主婦(夫)や公務員も加入できるよう制度が拡充され、2022年10月からは会社員で加入対象となる方の範囲が広がっています。
 
一方、NISAは2014年にスタートした制度で、2016年にジュニアNISA、2018年からつみたてNISAが始まっています。NISAでは、年間一定の投資枠の範囲で運用益が非課税となり、口座数も年々増えています。
 
iDeCoやつみたてNISAは、投資できる商品が金融機関ごとにあらかじめ決められています。例えば、つみたてNISAの対象商品は大半がインデックスファンドといわれる、特定の株価指数などの指標に連動する商品となっています。
 
ただし、どちらの制度も掛け金には上限が設定されているので、上限額以上の投資では制度を利用できない、または税制優遇のメリットを活用できないことになります。
 
例えば企業年金がない会社員の場合、iDeCoでは月額2万3000円が掛け金の上限となっています。また、つみたてNISAは年間で40万円が非課税投資枠の上限となっているため、掛け金は月額3万3333円までとなり、2つの制度を併用した場合、毎月積み立てできるのは5万6333円です。
 
それでは、会社員の方が50歳からiDeCoとつみたてNISAを併用し、老後資金として2000万円を貯めることはできるのでしょうか。
 

限られた時間と掛け金で老後資金2000万円は達成できるか
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