更新日: 2022.12.24 その他資産運用
ほったらかし投資って、どういうこと? どんな投資ならほったらかせるの?
ほったらかし投資とはどんな投資方法なのか、メリットとデメリットについても知っておきましょう。
執筆者:杉浦詔子(すぎうらのりこ)
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント
「働く人たちを応援するファイナンシャルプランナー/カウンセラー」として、働くことを考えている方からリタイアされた方を含めた働く人たちとその家族のためのファイナンシャルプランニングやカウンセリングを行っております。
2005年にCFP(R)資格を取得し、家計相談やセミナーなどのFP活動を開始しました。2012年に「みはまライフプランニング」を設立、2013年よりファイナンシャルカウンセラーとして活動しています。
ほったらかし投資とは
ほったらかし投資とは、その名のとおり、投資商品を購入した後はあまり手をかけずに、放置したまま資産を運用していく投資方法です。
一般的に株式や為替などでの資産運用は、投資商品を自分で選んで購入して、その後は株価や為替レートを日々チェックしながら売買のタイミングを計り、価格が安い時に購入、逆に高い時には売却して利益を積み重ねていきます。
「仕事やプライベートで忙しく、投資のために充てる時間がない」「株価を毎日チェックするのは面倒」など、日々の売買を自分で行い、利益を積み重ねていく資産運用が難しいという人には、ほったらかし投資が適しています。
積み立てでほったらかし投資
ほったらかし投資に向いているのは、主に積立型の金融商品です。
例えば株式累積投資、積立投資信託、不動産投資信託(REIT)、純金積立などですが、毎月積み立てる金額を証券会社などに送金するのは手間がかかります。そのため、ほったらかし投資では、預金口座などから毎月一定額を自動引き落としに設定して積み立てを行います。
また、非課税制度であるつみたてNISAも、このような積立型の投資を行う方法の1つであり、少額から始められ、税制の優遇を受けながら長期間の運用ができるので、ほったらかし投資にも向いています。
システムに任せてほったらかし投資
日々売買をして利益を積み重ねたいが、その時間がない人は、システムに任せてほったらかし投資を行う方法もあります。
一例ですが、投資一任型のロボアドバイザーと契約すると、株式などの売買や運用をロボアドバイザーにすべて任せることができます。手数料はかかるものの、自分で情報を収集したり、売買の手続きなどの手間をかけずに、ロボアドバイザーが契約者のリスク許容度や相場の状況に合わせて自動的に資産運用を行ってくれます。
また、FX(外国為替証拠金取引)の自動売買機能を使って、ほったらかし投資をすることもできます。FXの自動売買とは、あらかじめ設定したトレードルールに従って為替を売買する機能です。
例えば、1ドル130円になったら保有している円を売ってドルを買い、1ドル132円になった場合はドルを売って円を買うようにトレードルールを設定しておくと、チャートがそのルールと合致したときに自動で売買してくれます。
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ほったらかし投資のメリットとデメリット
ほったらかし投資は手間いらずのため、株や為替に詳しくない投資初心者や仕事が忙しい人でも始められるほか、定期預金と比べてリターンが期待できるというメリットがあります。
また、ほったらかし投資をきっかけにして投資に取り組むことで、資産運用の知識が身に付き、金融リテラシーが上がっていきます。
ただし、ほったらかしとはいえ投資なので元本が保証されないリスクがあり、時間をかけて少しずつ資産を増やしていく投資方法のため、短期間で利益を得ることは難しく、価格が下り続けてもほったらかし投資を継続していると大幅に損をする可能性があるなど、デメリットについても考える必要があるでしょう。
また、ロボアドバイザーやFXの自動売買などのシステムを利用する場合は、その手数料がかかることもあります。
まとめ
ほったらかし投資は、ゆとり資金で少額を積み立てるところからスタートします。
長い目で見ると、預貯金よりはリターンがあるだろうというくらいの考えで始めましょう。
執筆者:杉浦詔子
ファイナンシャルプランナー/産業カウンセラー/キャリアコンサルタント