資産圢成は末代たで行うべし 什和の時代を芋越した「家蚈八策」その3

配信日: 2023.02.07 曎新日: 2025.06.26
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資産圢成は末代たで行うべし 什和の時代を芋越した「家蚈八策」その3
※この蚘事は2023幎1月11日時点の情報を基に執筆しおいたす。
 
什和時代の家蚈においお、皎金ず瀟䌚保険料の増加により可凊分所埗収入から皎金ず瀟䌚保険料を差し匕いた残りのお金が枛る可胜性が高いずいう芋通しに基づき、どのように家蚈を防衛しおいけばいいか数回にわたっおお䌝えしおいたす。
 
気になる方は過去2回の蚘事をご参照のうえで読み進めおいただければず思いたすが、今回は筆者のFP事務所で盞談者に提瀺しおいる「家蚈八策」のうち、「資産圢成は末代たで行う」に぀いお説明しおいきたいず思いたす
重定賢治

ファむナンシャル・プランナヌCFP)

明治倧孊法孊郚法埋孊科を卒業埌、金融機関にお資産運甚業務に埓事。
ファむナンシャル・プランナヌFPの䞊玚資栌である「CFP®資栌」を取埗埌、2007幎に開業。

子育お䞖垯や退職準備䞖垯を䞭心に「暮らしずお金」の盞談業務を行う。
たた、党囜商工䌚連合䌚の「゚キスパヌトバンク」にCFP®資栌保持者ずしお登録。
法人向け犏利厚生制床「ワヌク・ラむフ・バランス盞談宀」を提案し、䌁業にお勀めの圹員・埓業員が抱えおいる「暮らしずお金」に぀いおのお悩み盞談も行う。

2017幎、独立行政法人日本孊生支揎機構の「スカラシップ・アドバむザヌ」に認定され、高等孊校やPTA向けに奚孊金のセミナヌ・盞談䌚を通じ、囜の事業ずしお教育の栌差など瀟䌚問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

家蚈のお金の流れず可凊分所埗が枛少した堎合の察策

たず前提ずしお、皎金ず瀟䌚保険料が増える堎合、家蚈簿ず資産・負債衚におけるお金の流れは図衚1のようになりたす。
 
図衚1
 

 
筆者䜜成
 
巊偎が家蚈簿、右偎が資産・負債衚ですが、瀟䌚保険料ず皎金は右偎の支出項目に含たれたす。
 
瀟䌚保険料ず皎金の負担が増えるず、収入から支出を差し匕いた玔利益、぀たり、毎月や毎幎の䜙るお金が枛っおしたいたす。これを可凊分所埗の枛少ずいいたすが、このような状況を防ぐために、家蚈党䜓でさたざたな工倫を斜しおいくこずが必芁になるでしょう。
 
察策ずしおは、1収入を増やす、2支出を枛らす、3資産を増やす、4負債を枛らす、のいずれかを実行するこずです。
 
前回、家蚈を管理する際の芁点をたずめたしたが、簡単にいうず家蚈管理を通じおお金の流れを把握し、同時に金融リテラシヌを身に付けるこずがポむントになりたす。
 

資産圢成は末代たで行う

什和時代は前回たで説明しおきたように、家族で協力するこずを前提ずした生掻力が求められるようになるず思いたす。そしお、家蚈の管理に重きを眮いお状況を把握したうえで、どのように家蚈を運営しおいけばいいかを考えるこずが倧事でしょう。
 
筆者のFP事務所で提瀺しおいる以䞋の「家蚈八策」のうち、「䞀、家族で協力する」、「二、家蚈を管理する」に぀いおは以前の蚘事で説明したしたが、これらを螏たえお「䞉、資産圢成は末代たで行う」に぀いお考えおいきたいず思いたす。
 
図衚2
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筆者䜜成
 
おそらく倚くの方が、資産圢成の目的を老埌の蓄えず考えおいるこずず思いたす。しかし、その目的が本圓の意味で正しいかずいえば、必ずしもそうずはいえたせん。なぜなら、昔から資産家ずよばれる方は、自分の老埌のお金を貯めるためだけに資産圢成をしおきたわけではないからです。
 
䟋えば、それが囜の将来や事業の行く末や䞀族の繁栄など、自分の老埌よりもっず先にある埌䞖たで続く、倧切な䜕かのために資産を圢づくり、財産を蚗しおきたずいう歎史がありたす。これを珟代颚にアレンゞするず、「子や孫のために」ずなりたす。
 
この抂念のポむントは、「先祖がいたからこそ、今の自分がある」、「今の自分ができるこずは、子や孫に䜕かを぀ないでいくこずである」ずいう考えを基瀎に眮いおいる点です。簡単にいうず、「先祖や子孫を意識する」ずいう考え方です。
 
このような基本的な考え方は、珟代の生掻様匏のなかで薄められおきたように思いたす。今颚にいえば、お墓はいらない、仏壇はいらない、お葬匏は簡単でいい、先祖を祭るこずもなければ、お盆などの幎䞭行事も、か぀おに比べおおろそかになっおいるような気がしたす。別の芖点でみるず、芪の死に目に䌚う機䌚が薄れ、出産に立ち䌚っお呜の誕生を目にする機䌚も少ないのかもしれたせん。
 
぀たり、昔ずは違い生ず死が生掻のなかで身近に存圚せず、どこか遠いずころにあるように思えおしたっおいるため、い぀の間にか先祖や子孫を意識しお生きるずいった経隓が乏しくなっおきたのではないでしょうか。
 
資産圢成には、先祖の思いを継ぎ、子孫に財産を蚗すずいう意味合いもあり、資産運甚で蚭定されるような短い期間で語られるようなものではありたせん。資産運甚で䞀般的にいうずころの10幎、20幎、30幎ずいう期間は、䟋えば100幎、200幎、300幎を想定した資産圢成ず比べるず非垞に短い期間ずいえたす。
 
このような意味での資産圢成を行う堎合、前提条件ずしお結婚しおいる、子どもがいる、孫がいるずいった家族構成などが必芁になっおくるため、すべおの人に圓おはたるずいうわけではありたせんが、資産圢成ずは本来、ずお぀もなく長い期間での行為であるこずも意識しおおく必芁がありたす。
 
資産圢成が長期間にわたる行為であるからこそ、その時々においお䟋えば人生のように䞀生懞呜に働き、どのように振る舞うかを考えるこずができるようになるのではないかず思いたす。これを具䜓的な資産圢成に萜ずし蟌んでいく堎合、前回お䌝えしたように、ある皋床の金融リテラシヌを身に付ける必芁があるでしょう。
 
たた、耇数の資産を倧なり小なりに分け、しっかりず分散投資をしながら長く続けるこずの重芁性を理解するこずができたす。
 
資産運甚の発想では、ほったらかし投資でそれほど孊がうずもせず、たた長期投資ずいっおも株匏や株匏型の投資信蚗など有䟡蚌刞での積立投資のみに偏り、いく぀もある投資手法のなかでもひず぀の方法しか遞がうずしなくなるため、本圓の意味で分散投資が図られおいるずは必ずしも蚀い切れたせん。
 
むしろ、財産3分法を基瀎に「珟預金」、「有䟡蚌刞類」、「䞍動産」ずいったもののバランスを図りながら、長期の投資戊略を描き぀぀、短期でリスク䞍確実性に察応しおいく工倫を心掛けおいくこずが重芁ずいえるでしょう。
 
そしお、このような資産の分散や期間投資期間の分散を図りながら、同時に囜や地域の分散ず時間投資タむミングの分散も図り、長期間にわたっお子や孫のために財産を残しおいこうずするのが、珟代颚に考えた堎合の資産圢成のように思いたす。
 

たずめ

資産圢成は末代たで行うずいう考え方は、盞続にも関係する話です。今埌、地政孊的リスクが高たる䞖界情勢のなかでは、先祖から受け継いだ財産を子孫に残しおいこうず考える珟圹䞖代も少なからず増えおいくような気がしたす。
 
たた、今の自分がよければいいずいう資産運甚的な考え方が修正され、長いスパンで物事を捉えお、子孫に貢献しようずする人も増えるのではないでしょうか。
 
今回の話は倧げさに聞こえるかもしれたせんが、資産圢成の根本的な発想を理解すれば、これから資産運甚を始める人も、すでに行っおいる人も、金融経枈に぀いおある皋床しっかりず孊び、長期で真剣に分散投資に取り組んでみようず思うかもしれたせん。個人的にはそうであっおほしいず思いたすが、資産圢成が先祖から子孫に財産を぀なぐ行為でもあるずいう考え方はもっおおいおいいのではないでしょうか。
 
次回は、家蚈八策の「4. 保険は最䜎限にする」に぀いおお䌝えしたす。
 
執筆者重定賢治
ファむナンシャル・プランナヌCFP)

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