更新日: 2023.06.28 その他資産運用

お金の知識に関心のある大学生は7割以上! 学生向け投資のアドバイス

お金の知識に関心のある大学生は7割以上! 学生向け投資のアドバイス
近年、若い世代からも投資が注目されており、大学生のうち7割以上が関心を持っているというデータもあります。
 
一方で、投資と言っても何から始めたらいいのか分からない人も多いはずです。本記事では大学生向けに、まず考えたい投資のポイントについて解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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お金の知識にまつわる大学生の現状

SHIBUYA109 lab.が大学生・短大・専門学校生を対象にした調査によると、現代を生き抜くための能力や知識として必要だと思うものは、「お金に関する知識」と答えた人が最も多く73.0%となっています(※)。
 
しかし、金融商品に関する理解度については、半数以上が「理解している」と答えたのは「預金」のみで、お金の知識について必要性を感じながらも実態は追いついていないようです。
 
また大学生の貯金残高平均は、全体39万1118円・男性36万759円・女性42万3973円となっており、前年と比較して貯金残高平均は増えています。
 
「新型コロナウイルスの影響で友達と遊びに行く回数が減った」などの理由が挙げられているほか、「1~2年後のコロナが収束したあとの生活を見据えて今は貯金」という人もおり、遠い未来よりも直近の未来を見据えた行動となっているようです。
 

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大学生が考えるべき投資のポイントとは?

同社の調査によると、大学生の投資のイメージは「難しい」「ハイリスク」などが多いようです。
 
投資をしていない理由についても、「投資に対する知識がなく、何から始めていいかわからない」が29.6%、「お金が減るリスクがある」が25.4%、「投資に対する知識がなく、まずは知識をつけるところから始めたい」が20.8%となるなど、知識がないことやリスクへの不安が大きいことが分かります。
 
以上を踏まえて、大学生が実際に投資を始めるうえで事前に知っておくべきポイントについて解説します。
 

投資の目的を持つ

投資に興味はあってもなかなか始められない理由として、多くの人に当てはまるのが「なんとなくお金を増やしたい」という、漠然とした気持ちを持っているということです。
 
特に大学生は前述した通り、遠い未来については具体的に考えていない人が多い傾向があるため、まずは目的意識を具体化して考えてみましょう。
 
大学を卒業して社会人になると、お金の管理に関して個人差が大きくなります。何も考えずになんとなく日々を過ごしていると、さまざまなライフイベントが訪れたときに初めて、お金の不安が押し寄せてくるということも起こり得るでしょう。
 
そうならないためにも、10~20年ほど先を見据えた計画を今のうちから立てておくことが非常に重要です。20代前後で投資を始める人の多くは、住宅や自動車購入費・子どもの学費・老後資金などを目的として運用を行っています。
 
自分が今何を目的として投資を始めたら良いのかを明確にし、さらにその目的までの「期間」と「金額」を具体化しましょう。ゴールを設定してから、逆算して計画を立てることが大切です。
 

リスクの分散を知る

大学生がなかなか投資を始められない理由として挙げられている「リスク」について、大学生だからこそリスクを軽減できるポイントがあります。それは「長期投資」です。
 
単純な話ですが、投資は50歳から始めるよりも20歳から始めたほうが長期間運用できます。長期間運用することで、目先の値動きだけにとらわれず、どっしりと構えて運用し続けられるでしょう。
 
また、リスクを分散するためには「時間・地域・資産」の3つの分散が重要であると言われています。長期投資で時間の分散をしつつ、国内外のさまざまな金融商品にお金を振り分けながら投資していくのがよいでしょう。
 
この場合おすすめなのが投資信託です。投資信託は投資のプロが運用を行っており、国内外のさまざまな金融商品にお金を振り分けて運用できます。自分で投資先を配分しなくてもプロが振り分けてくれるので、初心者でも比較的安心です。
 
この投資信託に「積立投資」というスタイルで、毎月一定額をコツコツ投資していくことで、3つのリスク分散がかないます。少額から始められる「つみたてNISA」の制度を利用してみるなど、まずは行動していきましょう。
 

まとめ

社会人になる前はお金の自由も制限されており、なかなか資産形成についてのイメージがつかない人も多いと思います。
 
一方で、これから先のことを見据えてじっくりと考えられる時期でもあるため、今のうちから「少し投資に触れてみる」ということを始めてみてはいかがでしょうか。
 

出典

(※)株式会社 SHIBUYA109エンタテイメント Z世代のお金と投資に関する意識調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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