債券投資で確認すべきポイントはどこ? リスクを抑えたい人向けの選び方
配信日: 2023.07.15
債券とは、国や地方公共団体、会社などが投資家からお金を借りるときに発行するもので、返済期限を決めて発行されている点が特徴です。債券はリスクが低いとはいえ、リスクが全くないわけではないため、投資する際にはリスクを把握することが重要です。
こちらの記事では、債券を投資する際に確認すべきポイントなどを解説していきます。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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債券とは
債券は、銘柄によってリターンやリスクの大きさが異なるため、投資する前にはきちんと投資先の情報を調べることが大切です。
国が発行する債券を「国債」、県など地方公共団体が発行する債券は「地方債」、企業が発行する債券を「社債」とよびます。
債券は返済期限を決めて発行され、満期になるまでの間は定期的に利息を受け取ることができ、返済期限が来ると投資元本が返ってくるという特徴があります。
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債券のメリット
債券には、ポートフォリオ全体のリスクバランスを整えるなど、さまざまなメリットがあります。以下で、債券のメリットについて解説していきます。
定期的に利息を受け取れる
上述のとおり、債券保有中は定期的に決まった利息を受け取れます。株式を保有している場合も定期的に配当を受け取れますが、企業の業績次第では無配当になる可能性があります。しかし、債券は発行時に利率が決められているため、安定して利息を受け取ることが可能です。
株式よりもリスクが低い
債券は、株式よりもリスクが低いです。株式を購入すると企業の「出資者」になるため、元本が保証されません。一方、債券を購入すると国や企業に「お金を貸す」ことになるため、発行元は返済義務を負っています。つまり、もし発行元が破綻したとしても、債券を保有している場合は全部または一部の元本が返ってくる可能性があります。
途中で売却も可能
債券には償還期限という満期が決まっていますが、途中で売却することも可能です。債券も価格が変動することがあるため、購入時よりも債券価格が上昇したタイミングで売却すれば、売却益を得られます。
このように、債券には「保有して安定的に利息を受け取る」方法と「売却して利益を狙う」というアプローチを選択できるメリットがあります。
債券を購入するときの注意点
債券はリスクを抑えて投資ができるメリットがある一方で、購入時に注意するべきポイントもあります。以下で解説する注意点を踏まえたうえで、検討してみてください。
債券のリスクを把握する
債券には以下のようなリスクがあるため、債券への投資を考えている場合は事前に把握することが大切です。
●価格変動リスク
●信用リスク
●為替変動リスク
金利の変動など、さまざまな要因から債券価格は変動します。債券を売却しようとしたときに、売却価格が購入価格よりも下がっている可能性がある点には注意が必要です。
また、債券の発行体が破綻する信用リスクも見逃せません。債券に投資した後に発行主体が破綻してしまうと、投資金額が全額戻ってこない可能性がある点には留意しましょう。
外国債券に投資する際には、為替変動によるリスクもあります。債券購入後に為替が円高に動くと、受け取れる利息が減る可能性や、償還額が元本を下回る可能性があります。
発行体の財務健全性・格付けをチェックする
債券投資のリスクをヘッジするには、発行体の財務健全性や、格付け機関による格付けをチェックすることが大切です。財務が安定しており格付けが高ければ、破綻のリスクが低く、想定通りの利息を受け取れる可能性が高くなります。
利率が高い債券は「リスクが高い」ことになるため、利率だけに注目するのではなく、発行体の財務健全性や格付けもチェックしましょう。
まとめ
債券への投資はリスクが低いという特徴があります。とはいえ、リスクが全くないわけではありません。債券に投資をする際には、リスクを認識して発行体の財務健全性・格付けなどの情報をチェックすることが大切です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー