積み立て投資を始めてから夫の精神が不安定。原因と対策は?

配信日: 2023.09.15

この記事は約 4 分で読めます。
積み立て投資を始めてから夫の精神が不安定。原因と対策は?
老後2000万問題や、寿命の増加なども相まって、個人で老後に向けた準備をする必要性が高まっています。
 
とはいえ、一般的な世帯の場合、住宅ローンや教育費などによって、満足に老後の準備ができていないということも少なくないでしょう。やがて住宅ローンの返済が完了し、子どもが独り立ちした40~50代になって、ようやく老後の準備がはじめられるようになるのが一般的といえます。
 
ここでは、40代以降になってから、老後の準備として積み立て投資をはじめたTさん夫婦の話と、妻が抱える悩みについてみていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

夫の提案により積み立て投資をはじめたものの…

Tさん夫妻はもうすぐ50代に差し掛かる2人世帯です。ここ数年は家や車のローン返済、子どもの教育費の準備に忙しくしていましたが、ようやくひと段落つき、自分たちの老後のための資産形成について考えるようになりました。
 
妻のAさんはこれまで通り貯金によって、老後の準備をするつもりでしたが、夫の提案によって積み立て投資をするようになったようです。
 
「私は投資にはうとかったのですが、夫が『老後の準備っていってもまだ先のことだから、現金だけじゃなくて積み立て投資でも準備しよう』と提案してくれました。私もその提案に賛成して、現金貯金とは別に毎月5万円ほど積み立て投資をすることにしました」
 
こうして積み立て投資をはじめたTさん夫妻は、最初は不安もありましたが、じょじょに増えていく積立金額を見て、現在では前向きになったといいます。
 
しかし妻のAさんは、ここ最近の夫の様子に少し不安を抱えているといいます。
 
「積み立て投資をはじめてから、ずっと投資関連のニュースに釘付けになっているんです。よいニュースの時は上機嫌になるのですが、悪いニュースが流れてくるととたんに不機嫌になってしまいます。新聞やニュースサイトを見てため息をついたり、イライラしたりするから私も不安になってしまいます」
 
積み立て投資も長期で考えると資産額は増えていくと予想されているが、短期的には相場が落ち込むことも珍しくないでしょう。積み立て投資をする際、こうした一喜一憂は避けられないものなのでしょうか。
 

【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資

【PR】J.P.Returns

おすすめポイント

・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる

積み立て投資の落とし穴! 一喜一憂が継続率を下げる

Tさん夫妻の事例から、積み立て投資の継続に関する問題や、その助けになる日々の株に関するニュースとの向き合い方について考えます。
 
積み立て投資は、長期的な視点で行うことが重要です。短期的な相場の変動は避けられませんが、長期的に見れば資産額は増えていくと期待されています。Tさん夫妻の場合、夫が短期的なニュースに一喜一憂してしまい、その様子が妻にとってストレスとなっています。これは、積み立て投資の継続率を下げる要因となり得ます。
 
積み立て投資の目的は将来の資産形成です。そのため、短期的な相場の変動に一喜一憂することは目的に反する行動と言えます。むしろ、相場が下がった際には安く買えるチャンスととらえ、長期的な視点での資産増加を目指すことが大切です。
 
日々の株に関するニュースと向き合う際のアドバイスとしては、以下の3点が挙げられます。

1. 長期的な視点を持つ: 短期的な変動に一喜一憂せず、将来の資産形成に焦点を当てる。
2. リスク管理を徹底する: 投資する際は、リスクをしっかりと管理し、自身のリスク許容度に合った投資を行う。
3. 情報をうまく取り入れる: 日々のニュースは、短期的な変動に影響されやすいため、必要な情報だけを取り入れ、過度な情報に振り回されないよう心掛ける。

Tさん夫妻のように、積み立て投資を始める際はこれらのポイントを意識し、一喜一憂せず、長期的な視点で資産形成を進めることが積み立て投資の継続率を上げ、将来の資産形成につながるでしょう。
 

まとめ

積み立て投資は長期的な視点で行うことが重要で、短期的な相場の変動に一喜一憂することはさけたほうがよいでしょう。
 
Tさん夫妻の事例から、短期的なニュースに一喜一憂していると、家族にストレスを与え、積み立て投資の継続率を下げる要因となることが分かります。日々のニュースと向き合う際は長期的な視点を持ち、情報を選択的に取り入れることが重要です。
 
これらのポイントを意識し、一喜一憂せず、長期的な視点で資産形成を進めることが積み立て投資の継続率を上げ、将来の資産形成につながります。
 

出典

金融庁 資産運用シミュレーション
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集