更新日: 2023.10.14 NISA
最近耳にする「つみたてNISA」って何? どうして重要視されているの?
どうしてつみたてNISAがそんなに重視されるのかと気になる方もいるでしょう。そこで、本記事では、つみたてNISAの概要や重要視されている理由について分かりやすく解説します。
※NISA:少額投資非課税制度
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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つみたてNISAとは?
つみたてNISAは、2018年からスタートした少額投資非課税制度です。文字どおり、非課税で運用でき、投資で得られた収益に対して税金が一切かかりません。つみたてNISAの年間投資枠は、40万円です。最長で20年間まで非課税で運用できます。
たとえば、2023年からつみたてNISAを始めた場合であれば、2042年まで非課税で保有できる仕組みです。20年後に非課税期間が終了すると、一般口座や特定口座などの課税口座へと移行されます。
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つみたてNISAが重要視されている理由
銀行や証券会社などからつみたてNISAを積極的に勧められたという方もいるのではないでしょうか。SNSや動画サイトなどでも、つみたてNISAに関する情報があふれています。
今つみたてNISAが重視されているのは、将来への備えが必要だと感じる方が多いからでしょう。日本では長期にわたって低金利が続いており、銀行口座にお金を預けているだけでは、資産を大幅に増やせません。
その点において、つみたてNISAならば複利効果が働くため、将来的に資産が増える可能性があります。マイホーム購入資金、子育て資金、老後の資金など、将来のライフイベントに備えて資産をつくりたいのであれば、今からつみたてNISAをスタートしたほうがよいでしょう。
取り組みやすさも、つみたてNISAが重視される理由の1つです。つみたてNISAは、毎月1万円、3万円といったようにコツコツと積み立てていく投資方法なので、難しいテクニックや経験は問われません。途中でやめたり、お金を引き出したりすることも可能です。投資初心者や投資経験が浅い方でも、気軽に始めやすいでしょう。
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つみたてNISAの投資可能期間は2023年まで!
なお、現行のつみたてNISAの投資可能期間は、2018年から2023年までとなっています。2023年以降は、新規での積み立てができなくなってしまいます。
2024年からは新しいNISAがスタートし、つみたて投資枠と成長投資枠の2つの枠が導入される予定です。どちらの枠も非課税保有期間が無期限化し、口座開設期間が恒久化されます。年間投資枠は、つみたて投資枠が120万円、成長投資枠が240万円です。非課税保有限度額は、2つの枠を合わせて1800万円へと増額されます。
少しでも非課税保有限度額を増やしたいのであれば、2023年のうちにつみたてNISAをスタートしておいた方がよいでしょう。2023年から、現行のつみたてNISAを始めておけば、40万円の非課税保有限度額が利用可能です。現行のNISAで積み立てた資金は新しいNISAとは別枠で運用できるため、2024年から新しいNISAを始めれば、非課税保有限度額は現行のつみたてNISA分と合わせて、最大で1840万円となります。
コツコツ資産形成をしたいならつみたてNISAを始めよう
つみたてNISAは2018年から始まった少額投資非課税制度です。現行のつみたてNISAは2023年で終了し、2024年からは新しいNISAが始まる予定となっています。
非課税保有限度額を増やしたいのであれば、2023年のうちからつみたてNISAを始めてみるのも手です。証券会社や金融庁の公式サイトをチェックするなどして、まずは情報収集から始めてみてはいかがでしょうか。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー