更新日: 2023.10.28 NISA
つみたてNISAは本当に安全な投資なの?失敗したケースとその理由を解説
あくまで投資であり、絶対に失敗しないとは言い切れないため、始める前に正しく理解しておくことが大切です。今回は、つみたてNISAで失敗しやすい代表的なケースを3つ解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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失敗1.価格変動に焦ってすぐに売却してしまう
つみたてNISAで購入する投資信託は、市場の動向によって毎日価格が変動します。
この価格変動が気になって毎日利益・損失がいくらになるかチェックする人もいますが、これは失敗につながりやすいためおすすめしません。
そもそもつみたてNISAは、中・長期にわたる運用を前提とした金融商品です。長期運用することで投資信託の平均買付単価を抑え、リスクとリターンを安定させる効果があります。短期間で売却してしまうとその効果が得にくくなり、損失が大きくなって失敗することがあるのです。
価格が下がると損失を減らそうと慌てて売却したくなりますが、長期運用では価格が下がったときこそより安く、より多くその銘柄を購入できるチャンスです。価格が下がっても長期運用している間に回復することが多いため、焦らず淡々とつみたてるようにしましょう。
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失敗2.つみたて金額が高すぎる
つみたてNISAでは、毎月のつみたて金額を高く設定しすぎるという失敗例も珍しくありません。高すぎる金額にすると、経済状況が変わるなどした際に家計を圧迫しかねません。せっかくなら限度額いっぱいまでつみたて金額を設定したくなりますが、将来の資産形成のために現在の生活が苦しくなっては本末転倒です。
また、途中でつみたて金額を変更すると平均買付単価を抑える効果が薄れ、リスクも高くなってしまいます。長期運用ではできるだけ長くつみたて続けることのほうが重要なので、あくまで余剰資金の範囲内で無理なく支払える金額に抑えるようにしましょう。
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失敗3.銘柄を適当に選んでしまう
つみたてNISAは、数ある投資信託の中から任意の銘柄を選んで購入します。このとき、詳しくないからといって適当な銘柄を選ぶと、期待したような結果が得られず失敗することがあるので注意しましょう。
つみたてNISAは比較的安全性の高い銘柄が用意されているものの、中にはハイリスクなものや手数料が高いもの、成長が期待できないものもあります。もちろん、ハイリスクな銘柄はその分リターンも大きいため、選んでいけないわけではありません。
大切なのは、自分が何を重視するか明確にしておくことです。リスクを抑えるのか、リスクがあってもよいから大きなリターンを期待するのか、どれくらいの利回りを求めるのかなど、自分の方針をはっきりさせておきましょう。そのうえで銘柄ごとの特徴を調べ、自分に合うものを選ぶことで購入後の失敗を避けやすくなります。
つみたてNISAは正しく運用しよう!
つみたてNISAは必ず成功するとは限らず、運用方法によっては失敗する場合もあります。長期運用することでメリットを最大限に生かせるため、短期間での売却や無理なつみたて金額設定などは避け、コツコツ続けることを意識しましょう。
2024年からは新しいNISA制度がスタートし、税制優遇の枠が広がるなどさらに使いやすくなるので、しっかり内容を調べ、賢く運用していきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー