更新日: 2024.04.08 その他資産運用

今話題の資産運用。する人としない人ではどれくらいの差がでるものなのですか?

今話題の資産運用。する人としない人ではどれくらいの差がでるものなのですか?
2024年1月から新しいNISA(少額投資非課税制度)が始まった影響もあり、資産運用が注目を浴びています。
 
周りの人たちが株式や投資信託などの投資をしていることを知り、自分も資産運用に取り組まないと差がつくのではと焦る人もいるのではないでしょうか。
 
そこで本記事では、資産運用をする人としない人では、生涯でどの程度の差が出るのかを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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そもそも「資産運用」とは?

資産運用とは、預貯金や投資などを活用して、手持ちの資産を増やしていく方法のことです。資産運用の方法としては、金融機関での預貯金、貯蓄型保険、株式や投資信託などの金融商品の購入、不動産投資などがあります。
 

・預金だけでは資産が増えにくい

初心者が気軽に取り組みやすいのは、預貯金でしょう。預貯金ならば、銀行や郵便局で口座を開設してお金を預けるだけなので、手軽に始められます。
 
ただし、日本の金融機関は金利が低いため、長期間預けていても資産が増えにくい面があります。例えば、ゆうちょ銀行の通常貯蓄貯金の利率は0.001%です。定期預金を利用しても、0.002%の利息しか受け取れません。
 
外貨預金であれば、日本円預金よりも高い金利が受け取れるケースもありますが、円預金よりもリスクが高いのがデメリットです。元本保証がないことや、為替手数料がかかること、円高のリスクなどにも注意しなくてはなりません。
 

・資産を大きく増やしたいならば預金よりも「投資」

手持ちの資産を効率的に、大きく増やしたいと考えているのであれば、預金よりも投資に取り組んだほうがよいでしょう。投資は円預金のように元本保証はありませんが、高いリターンが見込める投資先を選んでおけば、元本を大きく超えた資産を築ける可能性があります。
 
原則として投資で得られた利益には20.315%の税金がかかりますが、NISAを活用すれば非課税で運用することが可能です。
 

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資産運用のシミュレーション

では、NISAを活用して投資をしたら、生涯でどのくらいの資産が作れるのでしょうか。
 
ここでは、金融庁のツールを利用して、毎月の積立金額は3万円、想定利回りは3%とした場合に、将来いくらになるのかをシミュレーションします。
 
・3年間
3年間投資を続けた場合の元本は、108万円です。運用利益は4.9万円となり、112.9万円の資産が作れる可能性があります。
 
・15年間
15年間投資を続けた場合の元本は、540万円です。運用利益は140.9万円となり、680.9万円の資産が作れる可能性があります。
 
・30年間
30年間投資を続けた場合の元本は、1080万円です。運用利益は668.2万円となり、1748.2万円の資産が作れる可能性があります。
 

長期になるほど資産運用をしなかった人との差が大きくなる!

投資は効率よく資産を増やすのに有効的な方法の一つです。上記で紹介したシミュレーションをみると、資産形成のために投資をした人としなかった人では、3年間で4.9万円、15年間で140.9万円、30年間で668.2万円もの差が開いてしまいます。
 
投資には元本保証がありませんが、複利効果が働くのがメリットです。投資期間が長くなるほど、リターンが増えやすいというメリットがあります。40年、50年と投資を長く続けたり、毎月の投資額をさらに増やしたりすれば、リターンがさらに大きくなっていくことでしょう。
 

少額の投資から始めて資産形成の勉強を始めるのも手!

資産形成の手段である投資には、元本割れなどのリスクがありますが、大きなリターンが期待できるというメリットもあります。毎月3万円(利回り3%)を30年間投資した場合は、投資しなかった人と比べ、668.2万円もの差が出る可能性があります。
 
ただし、必ずシミュレーションのとおりに利益が出るとは限りません。資産形成に興味がある人は、まずは、余剰資金を作ることから始めて、少額投資から始めるのもよいでしょう。
 

出典

ゆうちょ銀行 金利一覧
金融庁 資産運用シミュレーション
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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