更新日: 2024.04.26 その他資産運用

30代会社員です。資産運用を始めたいけど、そもそも投資先をどうやって選べばいいのかわからないし、生活があるので運用資金も多くありません。どうやってスタートさせればいいですか?

執筆者 : 柴沼直美

30代会社員です。資産運用を始めたいけど、そもそも投資先をどうやって選べばいいのかわからないし、生活があるので運用資金も多くありません。どうやってスタートさせればいいですか?
ご相談者さまに「資産運用をどうして始められないか」と聞くと、「どうやって始めればいいかわからない」「NISAを使えばいいらしいが、どういいのかわからない」という2つのネックがあるとよく感じます。
 
今回は、この2つのネックをどう解消すればいいか考えてみたいと思います。

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柴沼直美

執筆者:柴沼直美(しばぬま なおみ)

CFP(R)認定者

大学を卒業後、保険営業に従事したのち渡米。MBAを修得後、外資系金融機関にて企業分析・運用に従事。出産・介護を機に現職。3人の子育てから教育費の捻出・方法・留学まで助言経験豊富。老後問題では、成年後見人・介護施設選び・相続発生時の手続きについてもアドバイス経験多数。現在は、FP業務と教育機関での講師業を行う。2017年6月より2018年5月まで日本FP協会広報スタッフ
http://www.caripri.com

少額で今すぐ始める!

「どうやって資産運用すればいいか?」ということを考え出すと、無限に選択肢があるので選ぶことができません。説明を聞くと、ますますわからない! ということになって、「まず整理してから」「よく考えてから」「時間があるときに落ち着いて」などと先送りの理由をつくりがちです。
 
何事も新しいことを始めるとなると、勇気がいるものですし、心構えも必要でしょう。とりわけ、「資産運用」って難しい印象がありますので、どうしても踏み出すことができないというのも当然だと思います。
 
説明を聞けば聞くほど、ますます「経済のことを知らなきゃいけない」「金利のことなんてわからない」「為替って考えたこともない」となりませんか?
 
そういった「ちょっと待った」をそのままにしておいてもお金は成長してくれませんので、「深く考えずに、とりあえず始めてみる」がおすすめです。
 
前提条件や準備しなければならないこと、勉強しなければならないことなどは、いざ始めてみて自分の資産が一時的にも減少すれば、理解できるケースが多いです。乱暴に聞こえるかもしれませんが、資産運用については危機感ほど成長できる機会はないといえるかもしれません。
 
ただ、以前であれば「資産運用はお金持ちが何百万、何千万も信託銀行に預けて行うもの」というイメージがありましたが、今は手軽、気軽に少額からスマホで始めることができます。まずは100円からの積立投資を始めてみましょう。
 
少額積立であれば、相場が大きく下がったとしても「ヤバい!」というダメージは受けづらいでしょう。
 

積立は、相場が下がった時にたくさん買えるということ

積立がいいというのは、相場が下がったときにはたくさん買えるということです。
 
例えば毎月100円ずつ積立するとき、相場がずっと上昇傾向で1単位の投資信託を買うのに150円必要だとすれば、0.6単位しか買うことができませんが、相場が下がって同じ投資信託の価額が50円まで下がれば2単位買うことができます。200円で0.6+2=2.6単位買うことができる計算になりますから、決して悲観しなくてもいいのです。
 

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下がったときに、「どうしよう! せっかく投資したのに少なくなっている」と思わない

投資を始めた人は、かなりのプロ、セミプロでも、相場が下がれば、スマホで「現在の評価額」を見て一喜一憂します。「評価額」ですからそのまま放っておけばいいだけです。
 
下がった時にどうしても現金化しなければならない理由はほぼないはずです。下がった相場はやがて、「これは安いのでお買い得だ」と考える別の投資家が現れて買ってくれます。そうやってまた上昇するのです。
 
何年後か何十年後かはわかりませんが、現役の人であれば老後を迎えるまで、50代の人でも定年を迎えて年金にプラスアルファの収入がどうしても必要になるときまで眠らせておくことも一案です。
 
積立投資が、収益を享受できるのはおおむね3年後以降と統計的にいわれています。そして長く続ければ続けるほど、複利効果でその収益は大きくなります。月々100円、1000円の少額積立投資ならば「半年後には絶対に増えてもらわなければ困る」といった切羽詰まった金額ではないでしょう。
 
その間に、上げ下げを繰り返しながら上昇を楽しみましょう。下がったときもだんだん「どうして下がったのか」という理由を見つけることができるようになります。
 
繰り返しになりますが、「始めなければ始まらない」「投資しなければお金は成長しない」です。
 
執筆者:柴沼直美
CFP(R)認定者

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