更新日: 2024.10.12 その他資産運用
投資したほうがいいのだろうなと思いながらも始められていません。投資について知識がないのですが、始める前と始めた後に知っておくべきことはありますか?
2024年から投資を始めた人のなかには、ここ数ヶ月の日経平均株価や為替相場の乱高下に心労が絶えないという人もいるでしょう。一方、投資を始めなかった人は、相場による心労はないものの「今後も投資をしなくてよいのか」といった悩みを持ち続けているかもしれません。
では、結局どうしたらよいのでしょうか。今回は、投資についての基本的な考え方をお話しします。
執筆者:秋口千佳(あきぐちちか)
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士
投資はするべきですか?
筆者のもとに相談に来る人のなかには、「投資はどうしてもしないといけませんか。元本が保証されないことがとても怖くて……。でもお金を増やしたいです。」といった人もいます。
40代・50代の人は、親から「投資は怖いもの。投資はするものではない。」という教育を受けた人が多い傾向にあるようです。そのため、いきなり「国の政策の一つとして投資に対して税金がかからないようにするから、投資を始めてください」と言われても戸惑ってしまうことでしょう。
結論からいえば、今の日本をはじめとする世界中の社会情勢を考えると、投資をすることは避けられないでしょう。ただ手元にお金を持っているだけでは、貨幣価値が減少し、実質お金は減っている状況です。その減少を抑えるためにも投資が必要となります。
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投資を始める前にお金の居場所を決めましょう
「投資は必要」と説明しましたが、投資を実際に始める前にいくつか考えておくことがあります。
・元本保証はない
投資は、投資した金額が保証されるものではないことを改めて認識するようにしましょう。
・投資は「長期分散投資」を心掛ける
投資は、一時で増やして終わり(=投機や賭けごと)ではないので、始めたら長い期間保有すること、そして「株式」だけ、「債券」だけ、「国内資産」だけ、「国外資産」だけ、という風に一つだけで投資するのではなく、これらを混在させて資産を持つようにしましょう。
・お金の居場所を決める
一般的にお金の居場所は「家」「銀行等」「保険会社等」「証券会社等」の4つです。そのため、この4ヶ所にいくらずつ置いておくか、というのを決める必要があります。
お金が入ってきた時点で、「手取りの〇割は銀行等、〇割は保険会社等、〇割は証券会社等」と振り分けてもよいですし、年に1回、「銀行や保険会社、証券会社の残高をそれぞれ〇割にしよう」というのでもよいでしょう。
投資は必要ですが、やみくもに始めるのではなく、このように準備も必要です。準備をしっかりしてから、始めてください。
投資は準備もその後も大切です
投資は準備が必要だと書きましたが、始めた後も大切なことがあります。もちろん投資した商品の残高を確認することも一つですが、これは頻繁に確認する必要はありません。それよりも大切なことは、やはり投資について少しずつでよいので、勉強するということです。
勉強といっても、本を開いて数時間、頭を抱えて机に向かって、というものではありません。一番身近な教材は、「日経平均株価の動向」「アメリカダウ平均株価の動向」「為替相場の動向」です。これらは報道番組を見ると、必ず報道されます。そして、日々動きます。
この報道のときに、例えば「今日は『アメリカの雇用統計結果』の発表があったため、日経平均株価は上昇(下降)しました。」というようなことを聞いたことがあるのではないでしょうか。
つまり、『アメリカの雇用統計結果』の発表前後で、株価というのは影響があるのだ、ということが分かり、それからは『アメリカの雇用統計結果』を意識するようになります。
こういった積み重ねがより投資に興味を持ち、自分自身の財産を守ることにつながります。
まとめ
世界的な経済情勢を見るかぎり、投資は自分自身の財産を守るためにも避けられないものになりつつあります。だからといって「投資をしなくては」とやみくもに始めるとうまくいきません。投資を始める前も始めた後も、できることから一つずつやってみてはいかがでしょうか。
執筆者:秋口千佳
CFP@・1級ファイナンシャル・プランニング技能士・証券外務員2種・相続診断士