更新日: 2024.11.11 NISA

積立NISAをできるだけ早く始めたいですが「すぐ使える貯金を貯めてから…」と思うとなかなか踏み出せません。少額からでも今から始めておくべきでしょうか?

積立NISAをできるだけ早く始めたいですが「すぐ使える貯金を貯めてから…」と思うとなかなか踏み出せません。少額からでも今から始めておくべきでしょうか?
気軽に始められる投資として、積立NISAが挙げられます。ただし、貯金がない状態で積立NISAを始めるのを不安に感じる方もいるかもしれません。本記事では、2人世帯以上の貯金額を紹介するとともに、積立NISAの特徴や、積立NISAを始める際の注意点を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

2人以上世帯の貯金額の分布

総務省が公表している「計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」によると、2人以上世帯の貯金額の分布は表1の通りです。
 
表1

100万円未満 10.0%
100万以上~200万円未満 5.5%
200万以上~300万円未満 4.9%
300万以上~400万円未満 5.4%
400万以上~500万円未満 4.3%
500万以上~600万円未満 4.9%
600万以上~700万円未満 3.6%
700万以上~800万円未満 3.4%
800万以上~900万円未満 3.1%
900万以上~1000万円未満 3.0%
1000万以上~1200万円未満 6.0%
1200万以上~1400万円未満 4.3%
1400万以上~1600万円未満 4.1%
1600万以上~1800万円未満 3.5%
1800万以上~2000万円未満 2.9%
2000万以上~2500万円未満 6.3%
2500万以上~3000万円未満 5.2%
3000万以上~4000万円未満 6.7%
4000万円以上 12.9%

出典:総務省「計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」を基に筆者作成
 
2人以上世帯の貯金額の平均値は1904万円ですが、平均値を下回る世帯は約3分の2を占めており、世帯によって貯金額に偏りがあることが分かります。
 

【PR】資料請求_好立地×駅近のマンション投資

【PR】J.P.Returns

おすすめポイント

・東京23区や神奈川(横浜市・川崎市)、関西(大阪、京都、神戸)の都心高稼働エリアが中心
・入居率は99.95%となっており、マンション投資初心者でも安心
・スマホで読めるオリジナルeBookが資料請求でもらえる

積立NISAは少額からでも始められる

投資を始めるには数十万円、数百万円といった大きな金額が必要と考える人もいるでしょう。しかし、積立NISAは少額からでもスタートできます。毎月100円や1000円からスタートでき、学生や投資に慣れていない方でも手軽に取り組めるでしょう。
 
ただし、金融機関によって積立できる最低金額は異なるため、自分が積み立てたい金額に合う金融機関を選ぶことが大切です。
 

【PR】SBI証券のNISA(ニーサ)

SBI証券のNISA(ニーサ)

おすすめポイント

【NISA】
・投資できる商品が多い
・NISA口座での国内株式 売買手数料0円
【つみたてNISA】
・幅広い投資信託ラインナップ
・100円から積立がスタートできる

積立NISAを少額から始める際の注意点

ここでは積立NISAを少額から始める際の注意点を紹介します。
 

短期的な目線で始めない

積立NISAは短期的な目線で始めないことが大切です。投資においてよくある失敗の一つに、株価が急に下がった際に焦って売却することが挙げられます。積立NISAは長期運用を前提とした投資商品のため、焦って売却するのは避けましょう。
 
運用方針や相場環境によって一時的に損失が出る場合もありますが、長期間にわたって資産を積み立てていけば最終的にプラスになる可能性は高まります。積立NISAを利用するなら、焦らずじっくりと運用を続けることをおすすめします。
 

積み立てる商品はこまめにチェックする

積立NISAでは、購入する商品をいつでも変更できます。ただし、頻繁に商品を変更すると、投資のメリットが小さくなるリスクがあります。積立投資の特徴である「ドルコスト平均法」を利用するためには、同じ商品を一定期間積み立てることが大切です。情勢をみてこまめに商品をチェックしつつも、商品変更を行う際は慎重に検討しましょう。
 

積立金額は生活に合わせて変更する

積立NISAでは、月々の積立金額も自由に変更できます。ライフスタイルの変化に合わせて柔軟に金額を変えられるため、生活に負担をかけずに投資を続けられるでしょう。ただし、価格の上下を気にして頻繁に積立金額を変更するのは効率的とは言い難いです。
 
投資のリスクを分散させるためには、一定の金額を長期的に積み立てることが大切です。短期的な売却や積立金額の変更を避けるためにも、まずは無理のない金額でスタートしましょう。
 
なお、計画的に資産を積み立てていくためには、生活費と投資のバランスを考えたうえで無理のない金額を設定することが大切です。計画的な金額設定の意識を持つことで、投資に対する不安が軽減され、よりスムーズに運用を始められるようになるでしょう。
 

積立NISAは少額からでも効果が期待できる

積立NISAは、少額からでもスタートできる制度です。焦らずじっくりと長期で運用を続けていけば、資産の形成が可能です。将来ゆとりをもって生活を送るためにも、早めに資産形成の計画を立ててみてください。
 

出典

総務省 家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集