「金投資」は資産運用として期待できる?投資方法やリスクを解説

配信日: 2025.01.10

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「金投資」は資産運用として期待できる?投資方法やリスクを解説
「金投資」と聞くと、難しそうなイメージを抱く人が多いかもしれません。しかし、金は昔から大きく価値が下がったことはなく、価値あるものとして扱われており、資産運用としては十分に期待できます。
 
とはいえ、金投資は為替の影響を受けやすいうえに、盗難などのリスクが生じます。金投資を始める前に、あらかじめ理解しておくことが大切です。この記事では、金投資の資産運用について、リスクや投資方法をご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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金投資の特徴

金は、古くから価値が高い資産として重宝され、投資の対象として人気があります。その理由として挙げられるものが「流動性の高さ」です。
 
「流動性」とは、資産をお金に換える速さを指します。金は世界共通の価値があり、安定した需要も流動性の高い理由になるでしょう。
 
また、株式投資のみは価格変動のリスクがあるため、金投資することで、リスクの分散にもつながります。これらをふまえると、金投資は資産運用として期待できる可能性は十分にありますが、後ほど紹介する注意点を理解したうえで、慎重な検討が必要です。
 

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金の投資方法

金の投資方法には、いくつか方法があります。
 
表1

投資方法 購入場所 特徴
現物の金を購入 ・貴金属メーカー
・デパート
・商社
・1グラムから購入可能
・手元に置いておける
金貨を購入 ・貴金属メーカー
・デパート
・オークションサイト
・2分の1オンス(14.1748グラム)や1オンス(28.3495グラム)から購入可能
・デザイン性が高くて扱いやすい
純金積立 ・銀行
・証券会社
・1000円から積立可能
・口座があれば手軽に始められる

※筆者作成
 
金の価格は日によって変動しますが、2024年12月13日時点で1万4545円となり、現時点での12月の価格としては12日の1万4686円に次ぐ2番目の高値です。
 
金貨は、2024年12月17日時点で2分の1オンスの買取価格が21万8489円、1オンスが43万7837円で取引されています。
 
どちらも高額なので、金投資にハードルの高さを感じるかもしれませんが、純金積立であれば少額から積立が可能です。初心者でも安心して金投資ができるでしょう。
 

金投資の注意点やリスク

金は資産の中でも安定しており、人気の高い投資方法ですが、よいことばかりではありません。ここでは、金投資する際の注意点やリスクをご紹介します。
 

為替レートの変動がある

金は、世界共通の価値があるとして認識されていますが、常に一定の価値を保っているわけではありません。金の価格は、為替レートの変動により変わるため、売買のタイミングを見極める必要があるのです。
 
金を購入するなら、円高・ドル安のタイミングが適しているといわれています。この時期は、より効率的に金投資を行えるので、適切な時期を見て行動にうつしましょう。
 

盗難のおそれがある

金は高価で価値が高く、盗難の被害に遭いやすい貴金属の1つです。管理方法によっては盗難のおそれがあるため、適切な方法で保管することが大切です。
 
自宅で保管する場合、金庫で保管するとよいでしょう。好きなタイミングで現金化できるうえに、そばにあるだけで安心感があります。しかし、金庫ごと盗難被害に遭うケースも少なくありません。
 
警視庁が公表しているデータでは、2024年1月〜11月までの間に金庫破りの被害は686件起きていることが分かっています。2023年の同時期と比較すると82件減っているものの、決して少ない数値とはいえません。
 
もし、自宅での保管に不安がある人は、金融機関や純金積立を選び、自分に合った保管方法を選択しましょう。
 

金投資は資産運用として期待できるが、自分に合った投資方法やリスクを知る必要がある

金投資は、投資の対象として人気が高く、純金積立であれば1000円から始められます。しかし、高価だからこそ盗難被害に遭いやすく、保管方法に気をつけなければいけません。
 
為替相場の影響を受けやすいデメリットもあるため、金投資を始める前に十分に理解する必要があります。金投資に興味がある人は、自身の目的に合わせて慎重に検討し、投資計画を立てることが重要です。
 

出典

政府統計の総合窓口(e-stat)令和6年1~11月犯罪統計 警視庁
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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